新経口2型糖尿病薬に関するグローバルライセンス契約を締結 サノフィ・アベンティス

2010.07.06
 サノフィ・アベンティス(フランス)は5日、2型糖尿病治療のための経口GPR119受容体アゴニスト「MBX-2982」に関し、Metabolex社(米国)とグローバルライセンス契約を締結したことを発表した。

【MBX-2982について】
 経口GPR119受容体アゴニスト「MBX-2982」は、これまでに3件の第Ⅰ相臨床試験が完了しており、健常人と耐糖能異常患者において、臨床的に意味のある血糖低下効果を一貫して示し、安全性と忍容性が確認されている。現在、2型糖尿病患者における28日間にわたる多国籍の第Ⅱ相臨床試験が進められている。
 GPR119(Gタンパク質共役型受容体119)は、消化管と膵臓に存在する受容体であり、生物活性脂質と相互に作用して、グルコース依存性インクレチンおよびインスリンの分泌を促進。膵臓のβ細胞に直接作用し、インスリンの分泌を促進し、さらに、小腸からのインクレチンGLP-1の分泌を促す効果がある。このふたつの作用により、体重に対する効果と膵島の機能改善とともに、既存の経口血糖降下剤を上回る血糖コントロールの改善が達成されるという。
(7月5日 プレスリリース)

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

脂質異常症の食事療法のエビデンスと指導 高TG血症に対する治療介入を実践 見逃してはいけない家族性高コレステロール血症
SGLT2阻害薬を高齢者でどう使う 週1回インスリン製剤がもたらす変革 高齢1型糖尿病の治療 糖尿病治療と認知症予防 高齢者糖尿病のオンライン診療 高齢者糖尿病の支援サービス
GLP-1受容体作動薬の種類と使い分け インスリンの種類と使い方 糖尿病の経口薬で最低限注意するポイント 血糖推移をみる際のポイント~薬剤選択にどう生かすか~ 糖尿病関連デジタルデバイスの使い方 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプ・CGMなど) 二次性高血圧 低ナトリウム血症 妊娠中の甲状腺疾患 ステロイド薬の使い分け 下垂体機能検査
NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療-減量・代謝改善手術- 骨粗鬆症治療薬 脂質異常症の治療-コレステロール低下薬 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 褐色細胞腫

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料