小型グルコース分析装置「ケアシストⅡ」発売 ロシュ・ダイアグノスティックス
2010.02.17
「ケアシストⅡ」は、同社の医療機関向け小型グルコース分析装置「ケアシスト」を大幅に改良し、新たにディスポーザブルの測定用チップフィルタを導入した後継機種。血液を吸引したチップフィルタを機器本体にセットして測定する方式を採用し、使い勝手が大きく改善された。また、チップフィルタはディスポーザブルのため、感染リスクの低減を実現。さらに、「ケアシスト」と同様に、検体は全血をフィルターに通し血球を除去して測定するため、検査室の分析装置で得られる測定データと相関性が高いデータを得ることができる。
(2月16日 プレスリリース) 〈製品の特徴〉
- チップフィルタで穿刺部分から直接血液を吸引し、機器本体にセットする方式に改善
- わずか6μLの血液で測定可能(従来品「ケアシスト」と比較して70%減)で、患者負担を軽減
- 機器本体を小型化(従来品「ケアシスト」と比較して300g減)し、手に馴染むコンパクトなデザインで持ち運びを容易に
- 20秒で測定結果を表示し、緊急な検査にも対応可能
- チップフィルタはディスポーザブルなため、廃棄まで血液に接触せず、感染のリスクを低減
- 患者識別バーコードで、患者の取り違え、血糖値転記ミスなどの医療過誤のリスクを低減
- フィルターで血球を除去して測定するため、検査室の分析装置で得られる測定データとの相関性の高いデータを提供
- 多糖類の干渉を受けにくく、偽高値(実際の血糖値より高い測定値)のリスクを回避
サイズ:84(W)×216.5(D)×65.5(H)cm
重量:約510g
測定検体:全血(静脈血・動脈血・毛細管血など)
検体量:6μL
測定時間:20秒以下
測定範囲:10~999mg/dL
希望販売価格(税抜):本体:182,000円(専用充電器を含む)、チップフィルタ:4,700円(50枚入り)
カテゴリー:臨床検査機器・試薬
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