選択的DPP-4阻害薬「エクア錠50mg」承認取得 ノバルティス ファーマ

2010.01.20
 ノバルティス ファーマは、1月20日、選択的DPP-4阻害薬「エクア錠(一般名:ビルダグリプチン)50mg」について、厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。
 「エクア」はDPP-4を選択的に阻害することでインクレチンの作用を高め、血糖値を改善する薬剤。エクアを1日2回50mgを単独投与した国内臨床試験では、HbA1cのベースラインからの変化量がプラセボと比較しマイナス1.2%で、約5割の患者が治療目標値であるHbA1c6.5%未満を達成した。一方で、併用療法を含む国内臨床試験全体での低血糖発現率は1.0%であり、体重増加も起こしにくいことが報告された。

エクア錠50mgの概要
  • 製品名:エクア錠50mg
  • 一般名:ビルダグリプチン
  • 効能・効果:2型糖尿病。ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。1.食事療法、運動療法のみ。2.食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用。
  • 用法・用量:通常、成人には、ビルダグリプチンとして50mgを1日2回朝、夕に経口投与する。なお、患者の状態に応じて50mgを1日1回朝に投与することができる。
  • 製造販売:ノバルティス ファーマ株式会社
  • (1月20日 プレスリリース)
    エクア錠 ノバルティスファーマ(株)

    カテゴリー:選択的DPP-4阻害薬

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

脂質異常症の食事療法のエビデンスと指導 高TG血症に対する治療介入を実践 見逃してはいけない家族性高コレステロール血症
SGLT2阻害薬を高齢者でどう使う 週1回インスリン製剤がもたらす変革 高齢1型糖尿病の治療 糖尿病治療と認知症予防 高齢者糖尿病のオンライン診療 高齢者糖尿病の支援サービス
GLP-1受容体作動薬の種類と使い分け インスリンの種類と使い方 糖尿病の経口薬で最低限注意するポイント 血糖推移をみる際のポイント~薬剤選択にどう生かすか~ 糖尿病関連デジタルデバイスの使い方 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプ・CGMなど) 二次性高血圧 低ナトリウム血症 妊娠中の甲状腺疾患 ステロイド薬の使い分け 下垂体機能検査
NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療-減量・代謝改善手術- 骨粗鬆症治療薬 脂質異常症の治療-コレステロール低下薬 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 褐色細胞腫

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料