販売名 | 製品画像 | 薬価 |
---|---|---|
ビクトーザ皮下注18mg |
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8434円 |
ヒトGLP-1アナログ注射液
リラグルチド(遺伝子組換え)
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
2型糖尿病
通常、成人には、リラグルチド(遺伝子組換え)として、0.9mgを維持用量とし、1日1回朝又は夕に皮下注射する。ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で 0.3mgずつ増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減し、1日0.9mgで効果不十分な場合には、1週間以上の間隔で 0.3mgずつ最高1.8mgまで増量できる。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、1型糖尿病患者[インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので、本剤を投与すべきでない]
3.重症感染症、手術等の緊急の場合[インスリン製剤による血糖管理が望まれるので、本剤の投与は適さない]
貯法(凍結を避け、2~8℃に保存)
30ヵ月
劇薬
処方箋医薬品注)
注) 注意―医師等の処方箋により使用すること
2010年6月
2型糖尿病
本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。
通常、成人には、リラグルチド(遺伝子組換え)として、0.9mgを維持用量とし、1日1回朝又は夕に皮下注射する。ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で0.3mgずつ増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減し、1日0.9mgで効果不十分な場合には、1週間以上の間隔で0.3mgずつ最高1.8mgまで増量できる。
腸閉塞を起こすおそれがある。[11.1.3 参照]
[8.5 参照],[8.6 参照],[11.1.2 参照]
十分な使用経験がなく、胃腸障害の症状が悪化するおそれがある。
[8.3 参照],[11.1.1 参照]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には本剤を投与せずインスリンを使用すること。
ラットにおいて最大臨床用量である1.8mg投与時の約18.3倍の曝露量に相当する1.0mg/kg/日で早期胚死亡の増加、ウサギにおいて最大臨床用量である1.8mg投与時の約0.76倍の曝露量に相当する0.05mg/kg/日で母動物の摂餌量減少に起因するものと推測される胎児の軽度の骨格異常が認められている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
ラットで乳汁中への移行が報告されている。ヒトでの乳汁移行に関するデータ及びヒトの哺乳中の児への影響に関するデータはない。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。生理機能が低下していることが多く、胃腸障害及び低血糖が発現しやすい。
特に糖尿病用薬との併用時には低血糖発現リスクが高くなるおそれがある。[16.6.3 参照]
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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[11.1.1 参照] |
低血糖症の発現に注意し、定期的な血糖測定を行うこと。特に、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがあるため、これらの薬剤の減量を検討すること。 |
血糖降下作用が増強される。 |
脱力感、倦怠感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、知覚異常等の低血糖症状があらわれることがある。また、重篤な低血糖症状があらわれ意識消失を来す例も報告されている。
低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時はブドウ糖を投与すること。また、患者の状態に応じて、本剤あるいは併用している糖尿病用薬を減量するなど適切な処置を行うこと。[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.4 参照],[10.2 参照],[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照]
嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、急性膵炎と診断された場合は、本剤の投与を中止し、再投与は行わないこと。なお海外にて、非常にまれであるが壊死性膵炎の報告がある。[8.5 参照],[8.6 参照],[9.1.2 参照]
高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.1.1 参照]
[8.8 参照]
5%以上 |
1~5%未満 |
0.2~1%未満 |
頻度不明 |
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感染症 |
胃腸炎 |
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血液及びリンパ系障害 |
貧血 |
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内分泌障害 |
甲状腺腫瘤 |
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代謝及び栄養障害 |
食欲減退 |
高脂血症 |
脱水 |
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神経系障害 |
頭痛、浮動性めまい、感覚鈍麻、味覚異常 |
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眼障害 |
糖尿病性網膜症 |
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心臓障害 |
心室性期外収縮 |
心拍数増加注1) |
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血管障害 |
高血圧 |
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呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
咳嗽 |
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胃腸障害 |
便秘、悪心 |
下痢、腹部不快感、消化不良、腹部膨満、嘔吐、腹痛 |
胃食道逆流性疾患、胃炎、おくび |
鼓腸、胃排出遅延 |
肝胆道系障害 |
肝機能異常 |
胆石症 |
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皮膚及び皮下組織障害 |
じん麻疹、そう痒症、紅斑、湿疹、発疹 |
皮膚アミロイドーシス注3) |
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全身障害及び投与部位状態 |
注射部位反応(紅斑、発疹、内出血、疼痛等) |
倦怠感、胸痛 |
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臨床検査注2) |
膵酵素(リパーゼ、アミラーゼ等)増加 |
ALT増加、AST増加、体重減少 |
皮下注射は、腹部、大腿、上腕に行う。
注射箇所は毎回変更し、前回の注射箇所より少なくとも2~3cm離すこと。
静脈内及び筋肉内に投与しないこと。
本剤とワルファリンとの薬物相互作用は検討していない。併用する際にはPT-INR等のモニタリングの実施等を考慮すること。類薬でワルファリンとの併用時にPT-INR増加の報告がある。
ラット及びマウスにおける2年間がん原性試験において、非致死性の甲状腺C細胞腫瘍が認められた。
血中カルシトニン値上昇、甲状腺腫、甲状腺新生物等の甲状腺関連の有害事象が臨床試験において報告されている。なお、国内外で実施された臨床試験プログラムにおいて、甲状腺に関連する有害事象の発現頻度は、本剤投与群(3.3件/100人・年)及びプラセボ群(3.0件/100人・年)で同程度であった1)。
甲状腺髄様癌の既往のある患者及び甲状腺髄様癌又は多発性内分泌腫瘍症2型の家族歴のある患者に対する、本剤の安全性は確立していない。[8.7 参照]
使用開始後は、キャップ等により遮光して室温に保管し、30日以内に使用すること。
(更新確認日:2025年8月6日)
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