第52回 糖尿病の治療薬 2020(前編)内服薬について
2021.01.15

東京慈恵会医科大学附属病院 医療保険指導室 中島 尚登 Nakajima, Hisato
IQVIA ジャパンの医薬品市場統計によると,2019年の国内糖尿病治療薬市場は,前年比5.0%増の5,769億円であり,10 年前の2009 年の1.8 倍に拡大し,抗がん剤(19 年度1 兆4,042 億円)に次いで国内で2番目に大きな市場となっている1).また,調剤報酬明細書より集計された2017 年度の血糖降下薬の薬剤料2)は総額4,271 億円であり,その内訳は,dipeptidyl-peptidase 4(DPP-4)阻害薬が1,873 億円,インスリン製剤が624 億円,sodium-glucose cotransporter 2(SGLT2)阻害薬が493 億円,配合薬が357 億円,α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)が259億円であり,2013 年以降の薬剤料は徐々に増加している.
糖尿病・内分泌プラクティスWeb
糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル
インスリンとGLP-1・GIPの作動薬
肥満症治療薬としてのGLP-1受容体作動薬
肥満症患者の心理とスティグマ
肥満2型糖尿病を含めた代謝性疾患
肥満症治療の今後の展開
他
2型糖尿病の第1選択薬
肥満のある2型糖尿病の経口薬
高齢2型糖尿病の経口薬
心血管疾患のある2型糖尿病の経口薬
他
医薬品・医療機器・検査機器
-
経口薬
-
注射薬
-
医療機器・検査機器
最新特集記事
-
第14回「インスリンボールに注射する患者さん」
4コマ劇場「糖尿病看護のあるある体験談」 -
Vol.14 2型糖尿病の薬物療法 ~患者1人ひとりに最適な選択を~
よりよい糖尿病看護を目指して -
第5回 高度肥満症診療の課題と治療の選択肢 ~減量・代謝改善手術を含めて
【セミナーレポート】肥満症認知向上プログラム -
2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム ~病態に応じた薬剤選択で最善の糖尿病診療をめざす~
論考百選 -エキスパートたちの視点- -
第13回「言うは易く行うは難し」
4コマ劇場「糖尿病看護のあるある体験談」 -
Vol.13 オンライン診療って、どんな感じ? 血糖記録アプリを用いた実例
よりよい糖尿病看護を目指して -
第12回「低血糖はおやつのチャンス?」
4コマ劇場「糖尿病看護のあるある体験談」 -
第2回 新しいジャンルの糖尿病治療薬イメグリミン塩酸塩 (2)
新・糖尿病治療薬の特徴と服薬指導のポイント
よく読まれている記事
-
インスリン製剤「ノボラピッド注 フレックスタッチ」が限定出荷 2024年に大幅な出荷量減少の見込み ノボ
-
インスリン製剤「ヒューマログ注・ルムジェブ注」も限定出荷 治療継続中の既存患者への供給を優先 イーライリリー
-
GLP-1受容体作動薬「ウゴービ皮下注」の安全・適正使用に関するステートメントを公表 肥満症治療薬として薬価収載 日本肥満学会
-
肥満症治療薬「ウゴービ」が心血管疾患による死亡リスクを20%減少 体重は9.4%減少 米国心臓学会で発表
-
インスリンポンプ「ミニメド780G システム」とリアルタイムCGM「ガーディアン4 スマート CGM システム」を発売 糖尿病患者の生活に合わせたインスリン治療を実現 メドトロニック
関連情報・資料
-
肥満症認知向上プログラム【セミナーレポート】
肥満症の基本から患者さんへのアプローチ、新ガイドラインを踏まえた診療、減量・代謝改善手術などの新たな治療選択肢など -
医療スタッフのギモンにこたえる グリコアルブミンQ&A
血糖コントロール指標である”グリコアルブミン”の基本から使い方まで、医療スタッフの皆さんの疑問にこたえるQ&Aコーナー。 -
新・糖尿病治療薬の特徴と服薬指導のポイント
加藤内科クリニック院長の加藤光敏先生が、ご自身の知識と経験を踏まえた服薬指導のポイントをわかりやすく解説。 -
関連資料・研究・調査・組織
調査や統計、学会・研究会・医界などの組織、財団・協会・支援基金、大規模研究や他のメディアなど、糖尿病や生活習慣病に関するリンク集。 -
糖尿病ネットワーク
糖尿病患者さんとそのご家族をはじめ、糖尿病医療に携わる医師、医療スタッフ、関連企業の方々などに向け、糖尿病に関する密度の濃い専門情報を発信。 -
国際糖尿病支援基金
国際糖尿病支援基金では、途上国の糖尿病患者さんがおかれた状況を紹介し、同じ糖尿病の仲間として何ができるかを考えます。豊富な海外の糖尿病事情をご覧ください。