第52回 糖尿病の治療薬 2020(前編)内服薬について

2021.01.15
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連載:SERIES 糖尿病と保険診療
第 52回 糖尿病の治療薬 2020(前編)内服薬について
Vol.38 No.1(2021年1・2月号)pp.101-111

2021年1・2号 目次

東京慈恵会医科大学附属病院 医療保険指導室 中島 尚登 Nakajima, Hisato

 IQVIA ジャパンの医薬品市場統計によると,2019年の国内糖尿病治療薬市場は,前年比5.0%増の5,769億円であり,10 年前の2009 年の1.8 倍に拡大し,抗がん剤(19 年度1 兆4,042 億円)に次いで国内で2番目に大きな市場となっている1).また,調剤報酬明細書より集計された2017 年度の血糖降下薬の薬剤料2)は総額4,271 億円であり,その内訳は,dipeptidyl-peptidase 4(DPP-4)阻害薬が1,873 億円,インスリン製剤が624 億円,sodium-glucose cotransporter 2(SGLT2)阻害薬が493 億円,配合薬が357 億円,α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)が259億円であり,2013 年以降の薬剤料は徐々に増加している.

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