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糖尿病腎症の食事療法は、タンパク質を減らし、その減らした量に相当するエネルギーを炭水化物や脂質に振り分けたり、病期によっては総エネルギー量を増やすなど、糖尿病の食事療法よりも厳格なコントロールが要求され、食事療法にも一段と困難が伴います。そんな患者さんのために、タンパク質やリン、カリウムを調整した食品が開発されています。インターネットの普及により、昔よりも手に入れやすくなっていますので、食事指導の一環として、こういった製品を利用してみてはいかがでしょうか。
一覧表には目安としてタンパク質の量が表示してありますのでご参照ください。
タンパク質調整食品
糖尿病腎症の食事療法に役立つ「宅配食」は、多くの企業から提供されています。腎症の場合、進行の具合によって指導の内容も変更されていきますが、それぞれのステージに対応するようなメニューもあります。また、どの製品も各企業独自の栄養成分のコントロールがなされていて、専属の栄養士や医師などの指導を基にメニューが作成されています。
電子レンジを使うだけで食べられる冷凍、冷蔵のもの、保存の容易なレトルトタイプのものなど、患者さんの生活によって使い分けることができます。
味にも食事療法を長く続けていくための工夫が凝らされています。各企業のホームページには、詳細な情報やメニューがありますので、比較・検討してみてください。
毎日食べることになるお米やパンにも、タンパク質を減らしてつくられたもの、あるいはでんぷんなどで代用したものがあります。また、食事療法がうまくいかない方、一人暮らしの方、高齢者の方には、電子レンジを使うだけで簡単に調理することができるレトルトパックしたものなどもあり、便利です。
タンパク質を調整した食品がたくさん市販されています。飽きがこなくて変化に富んだ食事療法を行っていくために、このコーナーから患者さんの好みにあった食品をご利用いただいてはいかがでしょう。
エネルギー補給食品 製品一覧へ
糖尿病から腎症に進行してしまった患者さんにとって、エネルギー量に対する考え方は最初にぶつかる壁といえます。タンパク質の制限が厳しくなるにつれて、エネルギー量が不足しがちです。タンパク質の摂取を抑えつつエネルギーを補給する食品として、エネルギー量を増強したクッキーやビスケット、ゼリー、和菓子などの間食用の嗜好食品が市販されています。