JHSD研究アーカイブ 研究プロジェクトをプレゼン動画とともに公開 今回はへモグロビン糖化指数とCKDリスクについて 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

2024.05.07
 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会(代表理事:野田光彦・国際医療福祉大学 市川病院 教授(糖尿病・代謝・内分泌内科))は、同学会の若手会員が発表した論文を、発表者本人が動画形式のプレゼンテーションにより紹介する「JHSD研究アーカイブ」を公開している。

論文発表者が動画形式のプレゼンテーションにより紹介する「JHSD研究アーカイブ」
日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

 「JHSD研究アーカイブ」は、同学会員が行っている研究プロジェクト(論文の元となる研究)の社会的認知度を高め、ヒューマンデータ研究に関わる人材育成や共同研究を推進することを目的に実施されているもの。

一般社団法人 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

 審査を経て採用された研究プロジェクトは、同学会ウェブサイト上で動画が掲載される。2024年度は、下記のプロジェクトが選ばれ、プレゼンテーション動画が公開されている。

 ヘモグロビン糖化指数(HGI)は、一般集団における慢性腎臓病(CKD)の新たなリスク因子であることを明らかにした、中曽根泰人氏らによる研究。研究成果は、「Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」に11月1日掲載された。

Hemoglobin Glycation Index(HGI)は健康集団において慢性腎臓病(CKD)発症のあらたな危険因子である
中曽根 泰人 (社会医療法人財団慈泉会相澤病院 糖尿病センター)
公開日:2024年4月2日
Hemoglobin Glycation Index: A Novel Risk Factor for Incident Chronic Kidney Disease in an Apparently Healthy Population
The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism, Volume 109, Issue 3, March 2024, Pages e1055–e1060
10.1210/clinem/dgad638

 「JHSD研究アーカイブ」では、これまでに下記のプロジェクトが選ばれ、それぞれプレゼンテーション動画が公開されている。

※公開から6カ月を過ぎた動画は、会員のみ、会員マイページにログインしてご覧いただけます。

自転車通勤と2型糖尿病発症:コホート研究
桑原恵介 (横浜市立大学 大学院データサイエンス研究科 ヘルスデータサイエンス専攻 准教授)
公開日:2023年10月5日

JDDMコホートを用いたわが国の2型糖尿病における寛解および再発の頻度と関連因子
藤原和哉 (新潟大学大学院医歯学総合研究科 血液・内分泌・代謝内科 特任准教授)
公開日:2023年10月5日

日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

[ TERAHATA / 日本医療・健康情報研究所 ]

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 糖尿病の各薬剤を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント!~薬剤選択にどう生かすか~
妊婦の糖代謝異常(妊娠糖尿病を含む)の診断と治療 糖尿病を有する女性の計画妊娠と妊娠・分娩・授乳期の注意点 下垂体機能低下症、橋本病、バセドウ病を有する女性の妊娠・不妊治療
インスリン・GLP-1受容体作動薬配合注 GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド) CGMデータを活用したインスリン治療の最適化 1型糖尿病のインスリン治療 2型糖尿病のインスリン治療 最新インスリン注入デバイス(インスリンポンプなど)
肥満症治療薬としてのGLP-1受容体作動薬 肥満症患者の心理とスティグマ 肥満2型糖尿病を含めた代謝性疾患 肥満症治療の今後の展開
2型糖尿病の第1選択薬 肥満のある2型糖尿病の経口薬 高齢2型糖尿病の経口薬 心血管疾患のある2型糖尿病の経口薬

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料