糖尿病の食事療法・運動療法に関する基礎的または臨床的研究5件に助成金を交付 日本糖尿病財団など

2023.11.07
 日本糖尿病財団(理事長:岩本安彦)と日本ベーリンガーインゲルハイムは、第10回「ベーリンガーインゲルハイム研究助成プログラム」の助成金交付対象者が、同財団選考委員会により選考され、理事会で決定されたと発表した。

 第10回の募集テーマは「糖尿病の食事療法、運動療法に関する基礎的または臨床的研究」。

食事療法が糖尿病患者の長期予後にもたらす影響などを研究

 日本糖尿病財団(理事長:岩本安彦)と日本ベーリンガーインゲルハイムは、第10回「ベーリンガーインゲルハイム研究助成プログラム」の助成金交付対象者が、同財団選考委員会により選考され、理事会で決定されたと発表した。

 同研究助成プログラムは、糖尿病研究のよりいっそうの発展に貢献することを目的に設立されたもので、募集研究テーマは年度毎に決められる。

 第10回の募集テーマは「糖尿病の食事療法、運動療法に関する基礎的または臨床的研究」だった。ただし同社の製品に関する臨床研究は対象とならない。

 第10回では、全国から寄せられた25件の応募の中から、日本糖尿病財団選考委員会による厳正な審査・選考および、理事会による最終決定の結果、5名の研究者が助成金交付対象者として選ばれた。対象者には、研究課題1件につき180万円の助成金が交付さる。

 助成プログラムに関する情報は、日本糖尿病財団ホームページで公開されている

第10回(2023年度) ベーリンガーインゲルハイム研究助成金 交付対象者

研究課題・氏名・所属・職名
食事中たん白質の「質」の重要性に直結する肝プロリン作用の解明
稲葉有香 (金沢大学新学術創成研究機構 次世代医療創成研究コア 栄養・代謝研究ユニット 准教授)
研究室等代表者:井上 啓
食習慣が糖尿病をもつ人の長期予後に影響を与える因果メカニズムの解明
岡田博史 (京都府立医科大学大学院 医学研究科 内分泌・代謝内科学 助教)
研究室等代表者:福井道明
高ショ糖による腸管免疫の恒常性維持の破綻~腸内環境保護に着目した新しい糖尿病食事療法のエビデンス構築~
川野義長 (慶應義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科助教)
研究室等代表者:林 香
2型糖尿病における糖の種類による膵β細胞障害機構の解明
白川 純 (群馬大学 生体調節研究所 代謝疾患医科学分野 教授)
研究室等代表者:白川 純
腸上皮におけるグルカゴンシグナルを介した糖新生の代謝栄養学的役割の解明
三浦絵美梨 (愛知医科大学医学部 内科学講座(糖尿病内科) 助教)
研究室等代表者:神谷英紀

公益財団法人 日本糖尿病財団
日本ベーリンガーインゲルハイム

[ TERAHATA / 日本医療・健康情報研究所 ]

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

脂質異常症の食事療法のエビデンスと指導 高TG血症に対する治療介入を実践 見逃してはいけない家族性高コレステロール血症
SGLT2阻害薬を高齢者でどう使う 週1回インスリン製剤がもたらす変革 高齢1型糖尿病の治療 糖尿病治療と認知症予防 高齢者糖尿病のオンライン診療 高齢者糖尿病の支援サービス
GLP-1受容体作動薬の種類と使い分け インスリンの種類と使い方 糖尿病の経口薬で最低限注意するポイント 血糖推移をみる際のポイント~薬剤選択にどう生かすか~ 糖尿病関連デジタルデバイスの使い方 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプ・CGMなど) 二次性高血圧 低ナトリウム血症 妊娠中の甲状腺疾患 ステロイド薬の使い分け 下垂体機能検査
NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療-減量・代謝改善手術- 骨粗鬆症治療薬 脂質異常症の治療-コレステロール低下薬 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 褐色細胞腫

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料