【お知らせ】「インスリン注射の時間や単位数を記録していますか?」ネットワークアンケート調査結果を公開
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インスリン注射の時間や単位数を「記録している」患者さんは約6割
インスリン治療を受けている患者さんで、血糖自己測定の結果を自己管理ノートやデジタルソフトに記録し医師と共有しているという人は多いと思われます。では、インスリン注射の記録はどうでしょうか? 今回、「糖尿病ネットワーク」はインスリン注射による治療を受けている患者さんを対象にインターにネットによるアンケート調査を実施。患者さん485名から回答が得られました。
まず、インスリン注射した時間や単位数を記録しているかどうか聞いたところ、半数以上の患者さんが「いつも記録している」と回答。「ときどき記録している」という人と合わせると約6割となりました。
糖尿病のタイプ別でみると、「いつも記録している」という人の割合は、1型糖尿病患者さんの方が2型糖尿病患者さんよりも高い結果となりました。
Q.注射した時間や単位数を記録していますか?
約8割が「医師や医療スタッフと記録を共有」
では、患者さんは記録した情報をどのように活用しているのでしょうか。今回のアンケート調査では、医師や医療スタッフに「毎回見せる」という患者さんが約8割でした。また、「記録を医師や医療スタッフと共有することは、ご自身の治療や血糖コントロールの改善に役立つと思いますか?」という質問に対して、約9割が「とても思う」「まあまあ思う」と回答。記録を医師や医療スタッフと共有するメリットを感じている患者さんが多いようです。
Q.診察時、インスリン注射の記録を医師や医療スタッフに見せていますか?
Q.インスリン注射の記録を医師や医療スタッフと共有することは、ご自身の治療や血糖コントロールの改善に役立つと思いますか?
記録をつけない理由NO.1は「必要性を感じない」
一方、インスリン注射の時間や単位数を「記録していない」と答えた患者さん180名にその理由を聞いたところ、「必要性を感じないから」という声が最も多く、次いで「面倒だから」という声があがりました。
インスリン注射の回数などによって、記録の重要性は異なると考えられますが、今回のアンケートでは、全体の半数以上(265人)の患者さんが、記録を医療者と共有することは自身の治療や血糖コントロールの改善に役立つと感じています。