正木浩哉先生セミナー記事『日本臨床内科医会「かかりつけ医のためのWEB講座」』(第1回)を公開

2025.04.03
 糖尿病リソースガイドは、糖尿病性腎症や慢性腎臓病の進展防止、腎不全予防とともに腎代替療法への正しい理解を目的とした特集コーナー『慢性腎臓病とSDM』において、正木浩哉先生のセミナーレポート記事 『日本臨床内科医会「かかりつけ医のためのWEB講座」』(第1回:腎代替療法選択のポイント~ACPとSDMを踏まえて~)』を公開した。
※Shared Decision Making

協力:株式会社ヴァンティブ

腎代替療法を選択する際の患者対応や心構えのポイントとは

糖尿病診療・支援のための腎臓病リスキリング 慢性腎臓病とSDM~life goalsと療法選択~

 年々、増加傾向にある慢性腎臓病。糖尿病はその代表的原因疾患であり、1998年以降、糖尿病性腎症が透析導入となる原因の第一位となっている。この状況を受けて開設した慢性腎臓病の特集コーナー(2024年6月開設)において、正木浩哉先生のセミナーレポート記事『日本臨床内科医会「かかりつけ医のためのWEB講座」』(第1回:腎代替療法選択のポイント~ACPとSDMを踏まえて~)を新たに公開した。

 目の前の患者さんに透析導入が必要になったとき、かかりつけ医はどのように対応していけばよいのか。患者さん自身とご家族の満足が得られる腎代替療法選択時のポイントを正木浩哉先生が解説する。

医療情報の偏りの問題点や、医師本人の経験談も

 第1回のテーマは、ACPとSDMを踏まえた腎代替療法選択のポイント。以下、記事の一部を引用する。

 <<腎代替療法を選ぶ段階になった時、選択肢は4つあります。1つは腎臓移植、次に透析療法としてHDとPD、そしていずれの療法も選択せずに穏やかな最期を迎えるケアを継続する保存的腎臓療法(CKM)です。
 先述のようにPDを選んでいる方は3%しかおらず、大部分の患者さんはHDを行なっています。理由としては患者さんの約60%が4つの選択肢があることを知らなかったことが挙げられます。腎代替療法を選択するときに患者さんが全ての選択肢を理解できるよう、的確な説明を医療者ができていないことが要因であると考えられます。
 患者さんには腎代替療法を等しく選ぶ権利があります。我々医療者は、その権利が守られるようきちんと説明する義務があるのです。仮に、ほかにも選択肢があることを伝えずに後日医療訴訟になった場合、患者さんの権利が侵されたことを理由に医療者側が敗訴する可能性もあるでしょう。では、どのように患者さんに腎代替療法を説明していけばよいのでしょう。>>
(続きは下記リンク先から、無料で閲覧できます)

●集中連載インタビュー
『日本臨床内科医会「かかりつけ医のためのWEB講座」(第1回:腎代替療法選択のポイント~ACPとSDMを踏まえて~』

<内容項目>

  • 日本の透析医療が抱える2つの大きな問題
  • 全ての選択肢を偏りなく提示、説明することが重要
  • 透析療法選択時の患者さんへの説明ポイント
  • 腎代替療法の検討を始めるタイミング
  • 透析導入の平均年齢は71歳である
  • 高齢のCKD患者さんとACP
  • 高齢末期腎不全患者の腎代替療法のひとつとして腹膜透析を推奨

<正木浩哉 先生プロフィール>
1986年に関西医科大学を卒業後、内科に入局。1994年より約3年間米国シンシナティ大学薬理・細胞物理学教室にて細胞の再生やイオンチャンネルの基礎研究を行う。1997年に関西医科大学に戻り、腎臓、内分泌分野をメジャーとして臨床、教育、研究に従事。2007年関西医科大学附属滝井病院 臨床検査部 病院教授、同病院 腎臓内科科長。2016年同病院 透析センターセンター長。同年、祖父が開業した正木医院に入り、現在に至る。

腎臓病に関する資料が無料でダウンロード可能

 本特集では、インタビュー記事のほか、腎臓病の治療や診療支援に役立つ以下の資料が入手できるページも設置。無料でダウンロードできるので、ぜひ利用してほしい。

  • 『かかりつけ医も取り組む腹膜透析診療 岡本 卓 先生(愛し野内科クリニック 院長)』
  • 『かかりつけ医も取り組む腹膜透析診療 佐藤克哉 先生(猿払村国民健康保険病院 院長JSPD連携認定医)』
  • 『腎不全 治療選択とその実際2023』
  • 『腎臓病 あなたに合った治療法を選ぶために』
  • 『あなたの腎臓を守るために』
  • 『腎不全治療説明用下敷き(A3版)』

 本特集コーナーは今後さらにコンテンツを充実させ、様々な情報を届ける予定である。また、本特集は糖尿病リソースガイド内のコーナーだが、患者向けに糖尿病ネットワークでも腎臓病の特集コーナー『腎臓の健康道~つながって知る、人生100年のKidney Journey~』を設けており、引き続き医療者側と患者側の双方で腎臓病に対する知識の底上げができるよう図っていく。

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