「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第1版)」を公表 厚生労働省
2020.10.22
厚生労働省は、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第1版)」を公表した。第47回厚生科学審議会感染症部会で議論されとりまとめられたもので、鼻腔検体採取における留意点などもまとめてある。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大しており、今後のインフルエンザの流行を控え、医療機関でもさまざまな感染症に関する検査をする機会が増えると予想されている。
COVID-19の核酸検出検査、抗原定量検査、抗原定性検査の検体として、新たに鼻腔検体を活用することが可能になった。とくに、抗原定性検査(簡易キット)は、医療機関に限らず実施可能で、短時間で結果を確認することができる。
抗原定性検査はインフルエンザ流行期における発熱患者などへの検査に有効であり、診療・検査医療機関では、迅速・スムーズな診断・治療につながる。そこで厚労省では「簡易キットを最大限活用した検査体制の整備をご検討いただきたいと考えております」と要望している。
また、国立感染症研究所および国立国際医療研究センター国際感染症センターが作成した「新型コロナウイルス感染症に対する感染管理」も改訂された。鼻腔検体採取を実施する場合の感染予防策などについても記載されてある。
「指針」では、医療機関で鼻腔検体採取を実施する場合の留意点などを示している。
具体的には、
「鼻孔から2cm程度スワブを挿入し、挿入後スワブを5回程度回転させ、十分湿らせること。被検者自身が採取する際は、鼻出血が起こりやすい部位である点にも配慮し、医療従事者の管理下で実施すること」
「検体採取に当たり、医療従事者に一定の曝露があるため、フェイスシールド、サージカルマスク、手袋、ガウンといった個人防護具の装着による感染防御を要すること。被検者自身による自己採取による場合において、医療従事者が検体を扱う際には、サージカルマスクおよび手袋を着用することで対応が可能であること」 といったことを示している。 各種検査法の実施時間は、▼リアルタイムPCR 2~4時間、▼定性PCR+シークエンス確認 7~9時間、▼LAMP法 1時間、▼抗原定量 30分、▼抗原定性 40分。
「検体採取に当たり、医療従事者に一定の曝露があるため、フェイスシールド、サージカルマスク、手袋、ガウンといった個人防護具の装着による感染防御を要すること。被検者自身による自己採取による場合において、医療従事者が検体を扱う際には、サージカルマスクおよび手袋を着用することで対応が可能であること」 といったことを示している。 各種検査法の実施時間は、▼リアルタイムPCR 2~4時間、▼定性PCR+シークエンス確認 7~9時間、▼LAMP法 1時間、▼抗原定量 30分、▼抗原定性 40分。

出典:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第1版)(厚生労働省、2020年)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針 目次
I 検査種類と各種検査の意義
1. 検査の種類
2. 検体の種類と採取
3. 検体の取り扱い、保管と輸送
4. 検査の解釈や検査精度など
5. 検査の流れ
II 状況に応じた適切な検査実施
1. COVID-19を疑う有症状者
2. 濃厚接触者
3. インフルエンザ流行期
4. 無症状者の検査
III 検体採取に応じた適切な感染防護
I 検査種類と各種検査の意義
1. 検査の種類
2. 検体の種類と採取
3. 検体の取り扱い、保管と輸送
4. 検査の解釈や検査精度など
5. 検査の流れ
II 状況に応じた適切な検査実施
1. COVID-19を疑う有症状者
2. 濃厚接触者
3. インフルエンザ流行期
4. 無症状者の検査
III 検体採取に応じた適切な感染防護
[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]