SGLT2阻害薬「ダパグリフロジン」の1型糖尿病患者を対象とした第3相試験の結果
2017.09.15
第53回欧州糖尿病学会(EASD)
アストラゼネカは、インスリン治療中の1型糖尿病患者にSGLT2阻害薬「ダパグリフロジン」(商品名:フォシーガ)を24週間追加投与した、はじめての第3相試験「DEPICT-1」(Dapagliflozin Evaluation in Patients With Inadequately Controlled Type 1 Diabetes)の結果を発表した。同結果は第53回欧州糖尿病学会(EASD)年次総会で発表され、「The Lancet Diabetes and Endocrinology」に掲載された。
アストラゼネカは、インスリン治療中の1型糖尿病患者にSGLT2阻害薬「ダパグリフロジン」(商品名:フォシーガ)を24週間追加投与した、はじめての第3相試験「DEPICT-1」(Dapagliflozin Evaluation in Patients With Inadequately Controlled Type 1 Diabetes)の結果を発表した。同結果は第53回欧州糖尿病学会(EASD)年次総会で発表され、「The Lancet Diabetes and Endocrinology」に掲載された。
低血糖を伴わない血糖コントロールの改善、体重減少、インスリンの1日総投与量の減少効果が示される
同試験では、血糖コントロールが不十分な1型糖尿病患者を対象に、ダパグリフロジン5mgと10mgを用量調整可能なインスリン療法に24週間追加投与したところ、いずれの用量もプラセボに比べて、統計的に有意かつ臨床的に意義のあるHbA1c値、体重およびインスリンの1日総投与量のベースラインからの低下を示した。[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]