ペン型注射器用の新しい注射針「ペンニードルプラス」 自己注射の痛みを軽減、使いやすさを追求

2016.12.05
 ノボ ノルディスク ファーマは12月5日、新しいペン型注入器用ディスポーザブル注射針「ペンニードル®プラス」を発売した。

痛みの軽減と使いやすさを追求

 従来の「ペンニードル®32Gテーパー」は針基が突起していたが、「ペンニードル®プラス」は突起がなくなった。針基が面で肌に触れるため圧力が分散され、また面で支えるので安定しやすく、痛みが軽減されるようになり、平らな針基により、快適で安定した皮下注射を行うことが可能になる。
 さらに、形状の改良に加えて、針の長さが短くなった。現行の注射針では、患者は針先から針基の下の部分までの長さ10mmを感じとるが、「ペンニードル®プラス」では、短くなった注射針と針基の形状変更が合わさって、患者は平らになった部分から飛び出している針の長さ4mmだけを感じとる。これにより、患者の注射に対する恐怖心を低減できる。また、短くなった注射針により筋肉内注射になる可能性を低下できる。

注射針の着脱も安全・容易に

 「ペンニードル®プラス」は、針刺し事故のリスクを最小化するため、針キャップや針ケースのデザインに人間工学を応用し、大きく取り扱いやすい形状にしてある。患者が注射針の着脱を安全かつ容易に行えるようになった。
 新しい注射針「ペンニードル®プラス」でも、現行のペンニードルが持つ内径を維持しつつ針先を細くするテーパー構造、薄い管壁による「SuperFlow technology」などのユニークで革新的な特徴が維持されている。

 ノボ ノルディスクは、インスリンやGLP-1 受容体作動薬、成長ホルモンの注射に欠かせない、薬剤、ペン型注入器、注射針のすべてを自社で開発・提供している。注射針は、ニプロとのパートナーシップにより、日本の高い技術が開発・製造に生かし、日本を含む世界に供給するという。
ノボ ノルディスク ファーマ

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