スローカロリー研究会が発足 ゆっくり吸収されるカロリーに注目
2015.03.12
ゆっくりと糖質が消化吸収される「スローカロリー」が肥満や生活習慣病の予防・改善につながり、日本人の食生活の課題を解決する鍵となる可能性がある。「スローカロリー研究会」が、糖質の"質"に注目し、健康的な生活スタイルを提案する取り組みを行うと発表した。
「一般社団法人スローカロリー研究会」(理事長:結核予防会新山手病院生活習慣病センターセンター長・宮崎滋氏)が3月4日に東京で、「第1回講演会」を開催した。
食品の組み合わせを考慮し生活習慣病を予防・改善
「パラチノース」はスローカロリーの代表的な食品
左から
慶応義塾大学スポーツ医学研究センターの勝川史憲氏、
新山手病院生活習慣病センターの宮崎滋氏、
日本生活習慣病予防協会の池田義雄氏、
東京女子医科大学病院栄養管理部の柴崎千絵里氏、
三井製糖の奥野雅浩氏
スローカロリー研究会は、スローカロリーの有用性について調査・研究を進め、健康づくりのための食生活を指導する医療・保険指導従事者と一般生活者に向けて、その知識を普及することを目的に今年2月10日に設立された。スローカロリーの概念、意義に関する調査・研究および学術データの蓄積、知識の普及啓発、普及に取り組む医療・保健指導従事者、関連諸団体、企業との連携、産学連携によるスローカロリーを活用した製品・サービスの開発支援、普及促進などの活動を行っていく予定だ。
同研究会は3月4日にホームページの公開を開始し、今後メールマガジンの配信なども予定している。
一般社団法人 スローカロリー研究会[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]