国内初のSGLT2阻害薬「スーグラ」発売

2014.04.17
 アステラス製薬とMSDは17日、国内初となるSGLT2阻害薬「スーグラ錠25mg、同50mg」(一般名:イプラグリフロジン)を発売した。

スーグラ錠

 同剤は国内初となるSGLT2阻害薬。SGLT2阻害薬は、腎臓近位尿細管でブドウ糖の再吸収を行うSGLT2(Sodium-Glucose Co-Transporter 2)を選択的に阻害し、余分なブドウ糖を尿糖として排出し、血糖コントロールを行う。効能は「2型糖尿病」で、本年1月に製造販売の認可を受け、本日の薬価収載と同時に発売となった。

 同剤は、アステラス製薬と寿製薬との共同研究において見出され、共同開発を行ってきた。今後、製造販売はアステラス製薬が行い、アステラス製薬、寿製薬、および、MSDが共同してプロモーションを行う。

「スーグラ錠 25mg、同50mg」の製品概要

製品名 スーグラ錠 25mg、同 50mg(英名:Suglat Tablets 25mg, 50mg)
一般名 イプラグリフロジン L-プロリン(英名:Ipragliflozin L-Proline)
効能・効果 2型糖尿病
用法・用量 通常、成人にはイプラグリフロジンとして50 mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら100 mg 1日1回まで増量することができる。
包装 スーグラ錠 25mg:100錠(10錠×10シート)
スーグラ錠 50mg:100錠(10錠×10シート)
薬価 スーグラ錠 25mg:136.50円
スーグラ錠 50mg:205.50円
薬価収載日 2014年4月17日
発売日 2014年4月17日

2型糖尿病治療薬/選択的SGLT2阻害剤 「スーグラ錠」新発売のお知らせ(アステラス製薬)
2型糖尿病治療薬/選択的SGLT2阻害剤 「スーグラ錠」新発売のお知らせ(MSD)
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