1型糖尿病研究費助成の課題を募集 日本IDDMネットワーク
2014.02.28
日本IDDMネットワークは、1型糖尿病の「治療」、「根治」、「予防」につながる研究を支援する目的で、「1型糖尿病研究基金 第6回研究費助成」の課題を募集している。

日本IDDMネットワークは、1型糖尿病の「根治」を願い、2005年に「1型糖尿病研究基金」を設立した。この基金により、1型糖尿病根治に向けた先進的な研究に取り組んでいる研究者や団体に対し研究費の助成を行っている。2008年度にはじめて2件の研究費助成を実施し、2010年度には3件、2012年度に2件、2013年度は3件の助成を行い、これまで合計10件(1000万円)の研究費助成を行ってきた。 第6回となる今回は、その研究助成対象分野を従来の「根治」のみならず、現在のインスリン補充療法を発展させる「治療」、ならびに新たな発症を防ぐ「予防」まで広げる。これは、患者・家族を根治まで待たせることなく、真の根治であるこの疾患の根絶まで、1型糖尿病患者のためにできることを全て取り組もうという新たな挑戦だ。 さらに、従来は助成期間は単年、助成金額は1件当たり100万円だったが、今回から助成期間を最長3年、研究助成費の上限を300万円まで拡大して、研究課題を公募している。
〇1型糖尿病研究基金第6回研究費助成課題募集要項
応募期間:2014年1月20日(月)~2014年4月14日(月) 当日消印有効
選考結果:2014年5月23日(金)までに文書などで通知。
参考:2013年度研究費助成 テーマ:異種動物個体内での膵臓作出と得られた膵島による糖尿病治療
研究者:山口智之(東京大学医科学研究所助教) テーマ:膵島再生を促す新たな移植部位の検討ー脾臓が誘導する膵島再生機構ー
研究者:小玉正太(福岡大学医学部再生・移植准教授) テーマ:ヒト膵島分離後の残余膵組織からのインスリン産生細胞作成
研究者:霜田雅之(国立国際医療研究センター膵島移植プロジェクト研究長)
日本IDDMネットワークは、1型糖尿病の患者・家族の支援団体。1995年の阪神・淡路大震災での患者・家族の連携・協力の経験などが契機となり設立された。全国の地域患者・家族会の連携と、1型糖尿病を取り巻く社会的課題の解決に取り組んでいる。
具体的には、患者・家族への正しい情報提供(1型糖尿病[IDDM]お役立ちマニュアルの作成、シンポジウムやセミナーの開催など)、患者・家族の療養環境や医療・福祉的な支援制度の改善のための政策提言、大規模災害時の患者・家族の支援、療養相談、社会啓発などに取り組んでいる。
認定NPO法人 日本IDDMネットワーク応募期間:2014年1月20日(月)~2014年4月14日(月) 当日消印有効
選考結果:2014年5月23日(金)までに文書などで通知。
参考:2013年度研究費助成 テーマ:異種動物個体内での膵臓作出と得られた膵島による糖尿病治療
研究者:山口智之(東京大学医科学研究所助教) テーマ:膵島再生を促す新たな移植部位の検討ー脾臓が誘導する膵島再生機構ー
研究者:小玉正太(福岡大学医学部再生・移植准教授) テーマ:ヒト膵島分離後の残余膵組織からのインスリン産生細胞作成
研究者:霜田雅之(国立国際医療研究センター膵島移植プロジェクト研究長)
[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]