GLP-1受容体作動薬「リキスミア」発売 基礎インスリンとの併用可
2013.09.17
サノフィは、1日1回投与のGLP-1受容体作動薬「リキスミア」(一般名:リキシセナチド)を9月17日に発売した。
リキスミアは、国内では4剤目のGLP-1受容体作動薬で、基礎インスリンとの併用が可能な点が大きな特徴となる。同社はインスリン製剤で市場シェアの大きい「ランタス」を販売している。リキスミアと基礎インスリンの併用により、それぞれの特性を活かし相補的に作用し、良好なHbA1cコントロールを実現する。
リキスミアの適応症は、食事療法、運動療法に加えてスルホニル尿素薬(ビグアナイド薬との併用を含む)を使用する治療、または食事療法、運動療法に加えて持効型溶解インスリンまたは中間型インスリン(スルホニル尿素薬との併用を含む)を使用する治療で十分な効果が得られない場合の2型糖尿病となる。
リキスミア製品概要
サノフィ
製品名 | リキスミア皮下注300μg |
一般名 | リキシセナチド |
GLP-1受容体作動薬 | |
剤形 | 注射剤 |
2型糖尿病 ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。 (1)食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤(ビグアナイド系薬剤との併用を含む)を使用 (2)食事療法、運動療法に加えて持効型溶解インスリンまたは中間型インスリン製剤(スルホニルウレア剤との併用を含む)を使用。 | |
用法・用量 | 通常、成人には、リキシセナチドとして、20μgを1日1回朝食前に皮下注射する。ただし、1日1回10μgから開始し、1週間以上投与した後1日1回15μgに増量し、1週間以上投与した後1日1回20μgに増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、1日20μgを超えないこと。 |
製造販売会社 | サノフィ(株) |
[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]