ノボラピッド注フレックスタッチを発売 注入ボタンを押しやすく変更
2013.09.02
ノボ ノルディスク ファーマは、超速効型インスリン製剤をあらかじめ充填したプレフィルド製剤「ノボラピッド注 フレックスタッチ」を9月4日に発売する。
同社は今年3月に持効型インスリン製剤トレシーバ注 フレックスタッチを発売している。今回のノボラピッド注 フレックスタッチの発売により、ベーサルボーラス療法で持効型インスリンと超速効型インスリンの両方を使う患者は、1種類の注入器で治療を行えるようになる。
新しいフレックスタッチは高い注入精度を保ちつつ、従来のフレックスペンから下記の点を改良した。
- ・ 注入ボタンが伸びず、押しやすくなった。
- ・ 注入ボタンが軽く、より小さい力で注入できるようになった。
- ・ 注入単位設定時によりクリック感やクリック音を強くすることで、視力の弱い患者にとってより確実な単位設定をサポートする。
- ・ 注入完了時に「カチッ」という音で注入完了を確認することができるようになった。
- ・ 他のインスリンと併用する時の識別性向上のために、カートリッジホルダーが色づけされている。
ノボラピッド注 フレックスタッチ 製品概要
販売名 (英文表記) |
ノボラピッド注 フレックスタッチ (NovoRapid FlexTouch) |
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一般名 (英文表記) |
インスリン アスパルト(遺伝子組換え) Insulin aspart (genetical recombination) |
薬価2,319円 | |
2013年6月21日 | |
発売日 | 2013年9月4日 |
組成・性状 | 1筒(3mL)中 インスリン アスパルト(遺伝子組換え)300単位 |
識別 | (注入ボタンの色)オレンジ |
剤形・性状 | 注射剤 本剤は無色澄明の液である。 |
pH | 7.20~7.60 |
効能・効果 | インスリン療法が適応となる糖尿病 |
用法・用量 | 本剤は持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。 通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食直前に皮下注射する。なお、投与量は症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。 |
包装 | 1筒3mL(100単位/mL)2本 |
製造販売元 | ノボ ノルディスク ファーマ(株) |
(注)2014年6月16日に記事の修正をしました。
[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]