HbA1cと脂質が同時に測定できるPOCT機器「コバス b 101」発売 ロシュ・ダイアグノスティックス
2013.05.14
ロシュ・ダイアグノスティックスの新型POCT(point of care testing)機器「コバス b 101」が、は17日に発売される。
同製品は、糖尿病診断項目のひとつであり管理の指標でもあるHbA1cと、脂質異常症の検査項目である血中脂質(総コレステロール、HDL-コレステロール、トリグリセライド)を一台で迅速に直接測定できることが最大の特徴(約15分で測定完了)。このサイズでの同時測定は国内初となる。 また、計算値として、推定平均血糖値(eAG)、LDL-コレステロール、non-HDL-コレステロール、総コレステロール/HDL-コレステロール比などを算出表示できる。
複雑な操作は必要なく、指先などから得た微量(HbA1c:2μL、脂質:19μL)の血液を採取し、同製品にセットするだけの簡単操作。また、試薬ディスクが装置内で回転・遠心することによって、検査室で測定する場合と同様の血漿に分離できるようにしたことで、小型機器でありながら検査室の大型分析装置と相関性の高いデータを得ることが可能になったという。
これらの機能が、軽量・コンパクトなデザインに収まっており(132×235×180mm、約2kg)、いつでもどこでも検査結果を取得し、患者と医療従事者がその場で情報を共有することが可能になる。
一台でHbA1cと脂質が迅速に測定できる「コバス b 101」発売のお知らせ(4月8日 プレスリリース)
[dm-rg.net / 日本医療・健康情報研究所]