アクトスとSU薬の合剤「ソニアス配合錠」発売 武田薬品工業

2011.06.06
 武田薬品工業は6日、アクトス(一般名:ピオグリタゾン塩酸塩)とスルホニルウレア系薬剤(一般名:グリメピリド)の合剤である2型糖尿病治療薬「ソニアス配合錠」を発売したと発表した。

 ソニアス配合錠は、1日1回の経口投与製剤で、1錠あたりピオグリタゾン15mg/グリメピリド1mgを含有する「ソニアス配合錠LD」と、ピオグリタゾン30mg/グリメピリド3mgを含有する「ソニアス配合錠HD」の2種類がある。

 アクトスは、チアゾリジンジオン骨格を有する2型糖尿病治療薬でインスリン抵抗性を改善する薬剤。一方、SU薬は主に膵臓のβ細胞を刺激してインスリンの分泌を促進する薬剤。両剤の合剤は服薬の利便性を高め、飲み忘れを防ぐことで、より良好な血糖コントロールを実現するとしている。

 ソニアス配合錠を含むアクトスの2011年度売上高見込みは440億円。

ソニアス配合錠の概要

製品名 「ソニアス配合錠LD」 (ピオグリタゾン塩酸塩15mg/グリメピリド1mg)
「ソニアス配合錠HD」 (ピオグリタゾン塩酸塩30mg/グリメピリド3mg)
一般名 ピオグリタゾン塩酸塩/グリメピリド
効能・効果 2型糖尿病
ただし、ピオグリタゾン塩酸塩およびスルホニルウレア系薬剤の併用による治療が適切と判断される場合に限る。
用法・用量 通常、成人には1日1回1錠(ピオグリタゾン塩酸塩/グリメピリドとして15mg/1mg又は30mg/3mg)を朝食前又は朝食後に経口投与する。

武田薬品工業

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