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運動療法は、患者さんに無理なく継続してもらうことが大切です。患者さん一人ひとりに適した目標を設定し、その成果を検査の数値などによって客観的に示すことができれば、患者さんにとっても継続するための励みになります。ただし、糖尿病ネットワークのアンケート運動療法の実践からもわかるとおり、糖尿病の進行を防ぐために行っていた運動療法が、逆に合併症を引き起こしてしまうこともあり、必ず主治医や療法士などが詳しく指導していくことが大切です。
これまでの歩数計は文字どおり歩いた歩数をカウントするものでしたが、最近は消費カロリーを数値化してくれる活動量計が登場し、運動療法に利用されるようになってきました。患者さんの運動量を細かく数値化して評価することができるので、より効果的な指導に役立ちます。
雨や雪、炎天下のために外での運動が困難な場合は、室内での運動機器や器具を利用すると便利です。運動施設で使用されているような機能がついた高性能なものから、省スペースで価格も手頃な家庭での使用が考えられたものなどがあります。また、クリニック内に患者さんが利用できる運動施設を設けたいといった要望がある方は相談してみてはいかがでしょうか。