糖尿病看護で81人の「特定認定看護師」が誕生 全分野では922人 熟練した看護技術と知識で病院・在宅・地域で活動

2021.06.16
 日本看護協会は、「特定認定看護師」922人を登録したことを公表した。7月1日まで同協会の公式ホームページで氏名を公表している。
 「特定認定看護師」は、特定の看護分野での熟練した看護技術および知識を用いて、看護を必要とする対象に水準の高い看護を実践する。

「糖尿病看護」では81人の特定認定看護師が誕生

 「特定認定看護師」は、特定の看護分野での熟練した看護技術および知識を用いて、看護を必要とする対象に水準の高い看護を実践する。

 具体的には、「患者・利用者の病態に応じたタイムリーで適切なケアの実施」「退院後の的確な身体管理と異常の早期発見及び迅速な対応」「臨床推論や病態判断を活用した他の看護師への指導、患者・利用者や多職種への説明・相談」といった病院から在宅・地域など、あらゆる場のニーズへの対応やチーム医療のキーパーソンとして活動することを期待している。

 日本看護協会は、2019年度の認定看護師制度の改正にともい、従来の認定看護師が特定行為研修を修了し必要な手続きを行うことで、新たな認定看護師になることができ、移行後は特定認定看護師と名乗ることができるようにした。

 認定看護師が特定行為研修を修了することで、従来の認定看護師の役割である、分野に特化した知識・技術と高いアセスメント力に加え、臨床推論力・病態判断力が強化され、より実践力が高まるとしている。

 このほど移行手続きを終えた看護師の数は922人。全分野で特定認定看護師が誕生し、「糖尿病看護」では81人の特定認定看護師が誕生した。

 日本看護協会はかねてから、「看護師の知識・技術向上」に向けた取り組みに力を注いでおり、(1)専門看護師、(2)認定看護師、(3)認定看護管理者として、独自に資格認定している。

特定認定看護師への移行手続き者数【分野別】

公益社団法人 日本看護協会

[ TERAHATA / 日本医療・健康情報研究所 ]

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