【新型コロナ】モデルナのワクチン1回目接種後の副反応を調査 痛み92%、筋肉痛59%、倦怠感49%、発熱23% 岡山大学

2021.08.18
 岡山大学は、モデルナワクチンの1回目接種後の副反応についての調査を実施し、このほど中間報告を公開した。ファイザーのワクチンに比べ副反応割合が高いことが分かった。

 局所反応は、痛みが91.5%、腫脹が39.6%、全身反応は、筋肉痛が59.4%、倦怠感が48.5%、頭痛が29.7%、発熱が23.0%だった。

 20.1%が解熱鎮痛剤を使用し、基礎疾患やアレルギー歴の有無は発熱の出現頻度と関連が乏しいことも分かった。

モデルナのワクチン1回目接種後の副反応を調査

 岡山大学は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン接種について、大学拠点接種として同大学で行われた、武田/モデルナの新型コロナワクチンの副反応調査を実施した。同大学教職員および学生の計3,794名が1回目接種後の副反応調査に回答し、2021年7月5日~8月6日に集計した。

 その結果、武田/モデルナ社ワクチンの副反応出現率は、岡山県内の5病院で実施したファイザーワクチンの1回目接種後副反応調査結果よりも高く、20歳以下の対象者に絞った場合でも同様の傾向がみられた。

 接種部位の局所反応として、痛みが91.5%、腫脹が39.6%であらわれた。接種7日目頃に接種部位に出現する遅延型皮膚反応「モデルナアーム」に一致した症状は2~3%前後に出現。

 さらに、全身反応として、筋肉痛が59.4%、倦怠感が48.5%、頭痛が29.7%の順に多く、発熱は23.0%であらわれた。

 女性では男性と比べて副反応がやや多い傾向がみられ、局所の痛みは男性89.9%、女性93.1%、全身の発熱は男性19.9%、女性26.2%で出現した。

モデルナのワクチン1回目接種後の副反応

局所反応(出現割合)

全身反応(出現割合)

出典:岡山大学、2021年

 副反応に対して、20.1%が解熱鎮痛剤を使用した。若年世代での発熱の出現頻度は高い傾向にあり、基礎疾患やアレルギー歴の有無は発熱の出現頻度と関連がみられなかった。

 今後は、2回目接種後終了後に、再度結果を解析し、最終報告として、両接種回での副反応の頻度を分析・比較する予定。

 厚労省の研究班でも副反応調査が行われているが、その対象者は男性数が多く幅広い年代にわたっている自衛隊職員が対象であり、今回の調査の対象は男女半々(男性51.0%、女性49.0%)で若い人が多く含まれている(20代が52.9%)。そのため、厚生労働省の研究班の知見と相補的に働くとみられる。

 研究は、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野の頼藤貴志教授らによるもの。

 「ワクチンには副反応がありますが、大体の症状は接種翌日、翌々日には落ち着いています。ワクチンを打つメリットの方が大きいと思いますので、接種を考える際の判断や準備の参考にしていただけますと幸いです」と、頼藤教授は述べている。

 なお、同県内の5医療機関で協力し実施したファイザーの新型コロナワクチンの副反応調査の最終報告も同大学のホームページで公開されている。

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野HPに掲載
>> 新型コロナウイルス関連情報

新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査(厚生労働省)

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