【日本糖尿病学会】非専門医・医療スタッフ対象のオンライン教育コンテンツを公開 「CGM・インスリンポンプのエビデンスと実装」などを追加

日本糖尿病学会 非専門医・医療スタッフ対象のオンライン教育コンテンツを追加
一般社団法人 日本糖尿病学会は、糖尿病を専門としない医師、研修医、医療スタッフ[看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師など]を対象に知識の向上をはかるオンライン教育コンテンツを2023年5月に公開しました。糖尿病の薬物治療や合併症予防などについて解説している。
同学会がこれまで作成してきたeラーニング教材は、主に学会所属の専門医を対象とし、資格更新および知識向上を目的とするものだが、このオンライン教育コンテンツは、糖尿病臨床に携わる一般医家、研修医、医療スタッフの間で最新の治療戦略と知見を普及させることを目的に公開しているもの。
2024年度までに20本の講座を公開しており、多くの医療従事者が利用しており、2025年度は10本の追加を予定しているという。2025年度の公開予定日は4月22日、7月22日、10月22日。4月に追加されたコンテンツは、▼CGM・インスリンポンプのエビデンスと実装、▼ガイドラインからみた糖尿病と減量・代謝改善手術、▼糖尿病をもつ子どもの移行期医療、▼血糖上昇をきたしうる薬剤とその対応 (2025年1月24日・25日に開催された第59回糖尿病学の進歩の講演内容より提供されている)。
同教育コンテンツにより、幅広い医療従事者を対象に糖尿病治療と合併症予防に関する知識を最新のものにアップデートしてもらい、治療成績の向上をはかってもらうことを期待しているとしている。利用料・会員登録は不要だが、理解度の確認のためにアンケート回答の協力を呼びかけている。
「幅広い医療従事者の方々からのご利用ならびに糖尿病臨床に携わる医療機関(病院、診療所など)にて院内学習や教育資材としてぜひご活用ください」と、同学会では述べている。