血糖値管理アプリ「メディセーフデータシェア」を発展 多様なインスリン投与デバイスと連携 テルモ
血糖値などの情報を管理できる血糖値管理アプリ
スマートインスリンペンやインスリンポンプとも連携
テルモは、血糖値などの情報を管理できる血糖値管理アプリ「メディセーフデータシェア」をバージョンアップした。新たにスマートインスリンペンやインスリンポンプとの連携を実現し、さらに従来のアプリ表示・機能を拡張するとしている。
「メディセーフデータシェア」は、患者が日常使用している自己管理ノートに加えることで、素早く、正確に、患者と医療従事者をつなぐことをコンセプトにした血糖値管理アプリで、2021年10月にリリースされた。
患者は、血糖測定器で測定した血糖値をアプリへ入力、または血糖測定器からデータを転送することで、スマートフォンやウェブアプリでデータをいつでも、どこでも記録・管理・閲覧することができる。
また、アプリに入力されたデータは、クラウド経由で即時に主治医や家族、他の医療機関と共有することが可能。
血糖値以外にも、食事や運動などの生活習慣記録や、他のバイタルデータも記録でき、通信機能を搭載したテルモのHRジョイントシリーズの血圧計、体温計などからデータを転送することも可能。
今回のバージョンアップでは、テルモのパッチ式インスリンポンプ「メディセーフウィズ」や、他社のスマートインスリンペンと連携し、インスリン投与量などの情報をアプリに転送することが可能になった。スマートインスリンペンは、インスリン投与データを本体に自動記録することができるインスリン注入器。
これにより、正確に、タイムリーにインスリン投与量や投与時間を記録でき、より適切な血糖値管理が可能になるとしている。また、日々の血圧結果をグラフで閲覧できる機能を追加するなど、患者の血圧管理ニーズにも対応し、より使用しやすい表示・機能になったとしている。
糖尿病の症状の進行や合併症の発症を防ぐために、患者が日々の血糖値を適切にコントロールすることが求められている。
「このたびのバージョンアップ以降も、メディセーフデータシェアと連携する機器の拡大および他社サービスとの連携も視野に入れて、継続的なバージョンアップを進め、患者さんと医療従事者をつなぐサポートを行い、糖尿病のチーム医療に貢献してまいります」と、テルモでは述べている。