日本脳卒中学会が『脳卒中治療ガイドライン2021』を策定 管理・予防・治療をアップデート

2021.06.23
 日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン委員会は、『脳卒中治療ガイドライン2021』を策定した。7月15日発行する予定(電子版は11月を予定)としている。

 『脳卒中治療ガイドライン2021』では、新たなエビデンスにもとづき前版を全面改訂し、新規薬剤や治療機器の開発・導入を反映し、管理・予防・治療の方法とその選択などを大きくアップデートした。

 従来からの推奨文方式に加えて、クリニカルクエスチョン(CQ)方式を一部に採用し、CQ方式の項目には重要な臨床課題を取り上げた。すべての引用文献にエビデンスレベル(1~5)を示し、推奨文には推奨度(ABCDE)と、エビデンス総体レベル(高中低)を示した。推奨度は、エビデンス総体レベルの強さ、「益」と「害」のバランス、患者の価値観などの影響、コストや医療資源の問題を考慮して、総合的に決定した。

 文献検索では、前版以降の2018年1月~2019年12月に発表された文献を新たに対象とした。この範囲外の文献でも、委員会がとくに重要と認めたものを、妥当性を検討した上でハンドサーチによる文献の追加を行ったという。

 注文・予約は、協和企画の医書通販サイトから受け付けている。

脳卒中治療ガイドライン2021 目次

  I 脳卒中一般
  II 脳梗塞・TIA
  III 脳出血
  IV くも膜下出血
  V 無症候性脳血管障害
  VI その他の脳血管障害
  VII 亜急性期以後のリハビリテーション診療
  付録

一般社団法人 日本脳卒中学会

[ TERAHATA / 日本医療・健康情報研究所 ]

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