ディスポーザブル穿刺針「アイピットミニ」発売 安全性・操作性・痛みに配慮 三和化学研究所

2018.06.14
 三和化学研究所は、穿刺針と穿刺器具を一体化したディスポーザブル穿刺針「アイピットミニ」を6月20日に発売する。

「安全性、簡単操作、痛みへの工夫、コンパクト」を追及

 ディスポーザブル穿刺針「アイピットミニ」は、完全使い捨てタイプの穿刺針で、採血する人、される人への"安全・やさしさ"をキャッチフレーズに、「安全性、簡単操作、痛みへの工夫、コンパクト」をコンセプトとして開発された。

 安全面では穿刺時以外は針が露出せず、1回のみの完全使い捨て構造とし、操作面では保護キャップを外して穿刺ボタンを軽く押すだけで簡単に穿刺ができる。また細い針(30G)を採用、穿刺の深さも同社SMBG機グルテストシリーズの微量な検体量に合わせて浅くすると同時に、穿刺時の衝撃や音を小さくすることで痛みに対して工夫してある。

 医療機関では、針刺し事故による二次感染防止が重要課題のひとつに上げられており、病棟、外来での血糖測定などで微量血液検体を採取する際に起りうる針刺し事故に対して、医師、看護師など医療従事者や患者の関心がいっそう高まっている。

 なお、同製品は院内だけではなく、自己血糖測定(SMBG)を行っている患者も使用できる。糖尿病患者の高齢化が進行しており、使いやすさ、携帯しやすさなど、穿刺器具の形状・操作性の向上や採血時の痛みの低減なども求められている。

「アイピットミニ」の特徴
● 穿刺時以外に針が露出しない「安全設計」
穿刺時以外、針はホルダー内に収容される。感染予防対策を講じた1回のみの完全使い捨てタイプ。
● 「痛みに対する工夫」
30Gの極細針、0.8mmの浅刺し仕様。穿刺時の衝撃と音を小さくした。
● 「2 ステップ」の簡単操作
保護キャップをはずして軽く穿刺ボタンを押すだけで採血可能。高齢者も使いやすい。
●使いやすい「コンパクトサイズ」
コンパクトなので携帯に便利。廃棄物も少なくなる。

「アイピットミニ」の主な仕様
名称アイピットミニ
サイズ縦17.5mm×横12.6mm×高さ42.7mm
重量2.72g
希望小売価格1包装(30本入り) 660円(税別)
販売元株式会社三和化学研究所

三和化学研究所

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

インクレチン(GLP-1・GIP/GLP-1)受容体作動薬 SGLT2阻害薬 NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療 骨粗鬆症 脂質異常症 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 褐色細胞腫
GLP-1受容体作動薬の種類と使い分け インスリンの種類と使い方 糖尿病関連デジタルデバイスの使い方 骨粗鬆症治療薬の使い分け 二次性高血圧 糖尿病薬を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプや持続血糖測定器など)
Childhood Cancer Survivor(CCS)の小児期から成人にかけての内分泌診療 小児・思春期1型糖尿病患者・家族への指導・支援 成人期を見据えた小児期発症1型糖尿病の診療
エネルギー設定の仕方 3大栄養素の量と質 高齢者の食事療法 食欲に対するアプローチ 糖尿病性腎症の食事療法
神経障害 糖尿病性腎症 服薬指導-短時間で患者の心を掴みリスク回避 多職種連携による肥満治療 妊娠糖尿病 運動療法 進化する1型糖尿病診療 糖尿病スティグマとアドボカシー活動 糖尿病患者の足をチーム医療で守る 外国人糖尿病患者診療

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料