パーソナルCGM搭載「ミニメド 620Gインスリンポンプ」が発売延期
2014.12.19
日本メドトロニックは、患者がリアルタイムで間質液グルコースを視認できるパーソナルCGM(持続グルコース測定)を搭載した「ミニメド620Gインスリンポンプ」の発売を、12月22日から延期すると発表した。全国への安定供給を確保する体制を整えるためとしている。発売の時期については、12月19日現在で未定。
インスリンポンプに「パーソナルCGM」機能を搭載したシステムは「SAP」(パーソナルCGM機能搭載インスリンポンプ)と呼ばれ、血糖変動を患者自らが随時確認できることが特徴となる。SAPは、患者自身による更なる適切なインスリン量調整の一助となるため、高血糖と低血糖リスクの低減が期待される。
「ミニメド 620G インスリンポンプ」は、日本語表示とカラー画面を導入し、少ないボタン操作で使用可能なナビゲーションメニューを搭載。患者各自の症状にあわせ設定するインスリンの基礎レートとボーラス最少注入単位が0.025単位からと細かく調節できるため、多くの患者を安全で最適な血糖コントロール実現に導く一助となる。
さらに、CGMトランスミッタ(送信器)と通信することにより、パーソナルCGMとしても使用することができる。毎日のCGMグラフや血糖値の平均値、アラームの発生回数を最大3ヵ月記録することができるほか、5分間毎にグルコース濃度を測定することで、SMBG(血糖自己測定)やHbA1cでは把握が難しいグルコース濃度の推移(変動)をより的確に把握することが可能となる。
日本メドトロニック
[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]