リキスミア皮下注ペンがグッドデザイン賞を受賞
2013.10.16
サノフィ、同社の2型糖尿病治療薬「リキスミア皮下注300μg」の注入器であるディスポーザブルタイプのペンが、日本デザイン振興会主催の「2013年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。受賞は「研究・教育・医療のための機器・設備」カテゴリーにおけるもので、糖尿病患者の利便性を考慮し開発されたことが評価された。
この専用注入器は、日本市場用に開発されたものであり、カートリッジ交換不要のキット用注入器であることや、大きく見やすい用量表示、簡単な用量設定と修正が行える点などが特徴。審査委員からは、針の取り付けから空打ち、用量設定、注射、後片付けまでのプロセスが非常に明快に行える製品であり、とくに薬液の用量を表記するダイヤル表示は視認性・操作性ともに優れていると高い評価を受けた。また、最小の部品により合理的な設計がなされている点も評価されたという。
糖尿病治療薬の注入器では、患者自身による簡単で確実な使用が促され、日々の血糖コントロールをストレスなく継続できるものとすることが重要だ。同社の製品では、2007年に「ソロスター」がシカゴ建築デザイン美術館のグッドデザイン賞などを受賞している。

[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]