1日1回投与のGLP-1受容体作動薬「Lyxumia」 欧州で承認取得

2013.02.08
 サノフィは、欧州委員会(EC)より「Lyxumia」(一般名:lixisenatide)の欧州における販売承認を取得したと発表した。

 Lyxumiaは、食事療法および運動療法に加え、経口血糖降下剤および/または基礎インスリンを使用しても十分な血糖コントロールが得られない成人2型糖尿病を適応症とする、1日1回投与のGLP-1受容体作動薬。基礎インスリンもしくは経口糖尿病薬と併用することで、主に食後血糖値に対して血糖降下作用を発揮する、1日1回投与のGLP-1受容体作動薬としては初の治療薬となる。

 臨床試験では、Lyxumiaが成人の2型糖尿病患者においてHbA1cや食後過血糖の有意な低下をもたらしたほか、体重に対する有効性が認められた。国際的な試験プログラムであるGetGoalでは、Lyxumiaの安全性と忍容性のプロフィールは概ね良好で、GLP-1受容体作動薬の主な副作用である悪心と嘔吐は軽微で一過性のもので、低血糖リスクも限定的であることがあきらかにされた。

 GetGoalプログラムは、5,000人以上の2型糖尿病患者を対象とした11件の臨床試験で構成される。3件の臨床試験(706例)によってGLP-1受容体作動薬と基礎インスリンの併用療法が検討された。

サノフィ

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

脂質異常症の食事療法のエビデンスと指導 高TG血症に対する治療介入を実践 見逃してはいけない家族性高コレステロール血症
SGLT2阻害薬を高齢者でどう使う 週1回インスリン製剤がもたらす変革 高齢1型糖尿病の治療 糖尿病治療と認知症予防 高齢者糖尿病のオンライン診療 高齢者糖尿病の支援サービス
GLP-1受容体作動薬の種類と使い分け インスリンの種類と使い方 糖尿病の経口薬で最低限注意するポイント 血糖推移をみる際のポイント~薬剤選択にどう生かすか~ 糖尿病関連デジタルデバイスの使い方 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプ・CGMなど) 二次性高血圧 低ナトリウム血症 妊娠中の甲状腺疾患 ステロイド薬の使い分け 下垂体機能検査
NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療-減量・代謝改善手術- 骨粗鬆症治療薬 脂質異常症の治療-コレステロール低下薬 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 褐色細胞腫

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料