若年性糖尿病患者の国際研究を20ヵ国で開始 サノフィとT1D Exchange

2012.11.22
 サノフィと1型糖尿病に関するNPO法人である「T1D Exchange」は、1型糖尿病を有する小児、青年と若年成人の血糖コントロールと生活の質(QOL)に関する研究「TEENsスタディ」を、20ヵ国で実施すると発表した。

 TEENsスタディは、HbA1cの測定にもとづき血糖コントロールを行っている8~25歳の1型糖尿病患者を対象とした国際的な観察的・断面的研究で、1型糖尿病患者7,000名以上が参加する。副次評価項目として、QOLと精神状態の評価、血糖コントロールとQOLとの関係、医療などの要因が血糖コントロールとQOLに及ぼす影響を検討する。

 「1型糖尿病の若年患者の治療方法に関する理解をより深めるためには、患者の生活実態を正確に把握する必要がある。TEENsスタディの目標は、糖尿病の若年患者という周囲からの影響を特に受けやすい集団のQOLに、血糖コントロールなどの臨床的な要因がどのような影響を及ぼすかを検討することにある」とサノフィのグローバル糖尿病領域部門のメディカル・アフェアーズ担当バイスプレジデントであるリカルド・パフェッティ医師は述べている。

 サノフィは、米国でT1D Exchangeと共同で参加者を募集し研究を実施し、それ以外の国では、さまざまな臨床センター、病院や医療専門家と提携関係を結ぶ。

 血糖コントロールと1型糖尿病の急性合併症の予測因子の特定、各年齢層の1型糖尿病患者の満たされていないニーズに関する理解を深めること、若年性1型糖尿病患者に対するインスリン療法の明文化、小児科から内科へと移行する際の記録事項など、関連するデータを医療従事者、保護者と患者から収集する。

サノフィ
T1D Exchange

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