「アダムス A1c HA-8181」HbA1cを高速・高精度測定、1検体38秒 アークレイ

2011.06.08
 アークレイは、HbA1cの測定時間を従来機より10秒短縮した新しいグリコヘモグロビン分析装置「アダムス A1c HA-8181」を6月14日に発売すると発表した。

2010年7月1日に改定された糖尿病診断基準では、糖尿病型の判定のための検査項目にHbA1cが追加され、最低1回の検査で糖尿病の確定診断ができるようになった。同社では、HbA1cがより上位の検査項目に位置づけられたことをふまえ「医療現場では、より高速で高精度の測定が求められている」としている。

同社は1981年に世界初のHPLC法を用いたHbA1c専用測定装置を開発した。今回の「アダムス A1c HA-8181」は、積水メディカルとの共同開発品。

「アダムス A1c HA-8181」の特長
高精度・高速測定  HPLC法による高精度測定を、38秒/検体で行う。従来機種と比較して測定時間を10秒(20%以上)短縮した。
イージーメンテナンス  ほとんど工具を使うことなく簡単に消耗品の交換ができる。また、カラムとプレフィルタを一体化しているため、従来500測定ごとに必要であったプレフィルタの交換が不要。

「アダムス A1c HA-8181」の概要
名称アダムス A1c(エーワンシー) HA-8181
発売日2011年6月14日(火)
仕様 測定原理 逆相分配陽イオン交換クロマトグラフィー
測定対象 全血または溶血検体
測定項目 HbA1c(ステイブルHbA1c)、HbF
測定範囲 HbA1c:3.0~20%、HbF:0.0~5.0%
使用試薬 溶離液80A、溶離液80B、溶血・洗浄液80H ※
使用カラム カラムユニット80 ※
処理速度 38秒/テスト
電源 AC100V~240V
外形寸法 530mm(幅)×530mm(奥行)×530mm(高さ)
重量 (1)本体:約38kg (2)サンプラユニット:約4kg
販売価格7,350,000円(税込)
※「溶離液80A」「溶離液80B」「洗浄液80H」「カラムユニット80」の製造元:積水メディカル

アークレイ プレスリリース(6月8日)

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