蛋白質を1/25に調整したレトルトごはん 糖尿病性腎症などの食事療法に

2009.10.06
 三和化学研究所は9月14日、腎不全や糖尿病性腎症など腎疾患患者向けの蛋白質調整食品「生活日記」シリーズの新製品「生活日記ごはん1/25」、「生活日記ごはんツインパック1/25」を発売した。

生活日記ごはん1/25
 腎疾患患者は腎臓機能の低下を抑えるために、低蛋白の食事療法が必要となり、さらにカリウム、リンの摂取も抑制する必要がある場合がある。「生活日記ごはん1/25」は、通常のごはんとカロリー量は同等ながら、蛋白質を25分の1に調整してある。ミネラル栄養素についても、カリウムは通常のごはんの20分の1以下、リンは3分の1以下に低減した。

 既存品の「生活日記ごはん1/15」を改良し、さらなる低蛋白化を実現した。一般的に、蛋白質量を減らすほど、ごはんの風味・食感が低下するが、国内唯一といえる植物性乳酸菌による"除蛋白技術"により、風味とふっくら感も向上した。原材料は国内産うるち米、酸味料で、賞味期限は常温保存で6ヵ月。

 食事による蛋白質の調整が必要な患者は、保存期慢性腎不全の患者数が約50万人、透析療法を受けている患者数が約28万人と推計されている。蛋白質の摂取を主食(ごはん)で抑えられれば、、肉や魚など食べられる食品の幅がそのぶん広がり、食事療法を続けている患者の食生活を向上できる。

標準組成(100gあたり)
栄養素生活日記ごはん1/25普通のごはん
カロリー(kcal)170168
蛋白質(g)0.102.5
カリウム(mg)1.429
リン(mg)1033.9

 内容量が180gの通常タイプ(24食入り、税込み希望小売価格4788円)に加え、より低カロリーを望む患者用に、140g×2食(ツインパックの20個入り、5880円)があり、摂取カロリーによって使い分けられる。

(株)三和化学研究所
栄養関連食品通販サイト フリーダイヤル:0120-758-991

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