日本糖尿病学会賞「女性研究者賞」第3回受賞者が決定 メタボリックシンドローム研究の成果
女性医師の糖尿病研究業績を表彰
中司敦子(岡山大学病院 腎臓・糖尿病・内分泌内科) |
研究業績「糖尿病合併症におけるバスピンの作用と新たな病態解明」 |
女性研究者の活躍を目指した「女性研究者賞」は2019年に開始され、受賞者は毎年1名、顕著な糖尿病研究業績をあげた同学会の女性会員から選ばれ、盾と奨励金50万円が授与される。
日本糖尿病学会の会員医師に占める女性医師の割合は約35%と、国内の医師総数に占める女性医師の割合(約22%)を超えている。
日本糖尿病学会の植木浩二郎理事長は「中司先生、今回の『女性研究者賞』ご受賞、大変おめでとうございます。多年にわたる先生のメタボリックシンドローム研究の成果の賜と思います。今後さらに糖尿病学の発展に貢献されるものと思いますが、女性研究者のロールモデルとして、ますますのご活躍を祈念しております」と祝辞を述べた。
受賞した中司敦子先生は、「この度は『女性研究者賞』を受賞させて頂き、大変光栄に存じます。関係の皆様や、いつも協力してくれるグループのメンバーに心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、引き続き少しでも社会に貢献できるような研究を目指して努力を重ね、また研究の面白さを若い先生方に伝えられるよう尽力してまいりたいと存じます」と抱負を述べた。
サノフィは、ダイバーシティを推進し女性の活躍支援に取り組んでいることから、さらなる女性研究者の活躍を目指した同賞を2019年より支援している。
同社では「中司先生に心よりお祝い申し上げます。糖尿病はいまだアンメットニーズのある領域です。サノフィは糖尿病の疾患啓発や多岐にわたる治療の選択肢の提供を通じて、日本の糖尿病患者さんが安心して治療を継続できるよう努めるとともに、これからも女性の活躍推進に向けて傾注してまいります」と述べている。
一般社団法人 日本糖尿病学会
第64回日本糖尿病学会年次学術集会
サノフィ