【新型コロナウイルス感染症】 日本臨床微生物学会が「緊急Webセミナー」を開催 日本環境感染学会が「医療機関における対応ガイド 第2版」を公開
2020.03.03
日本臨床微生物学会は3月5日に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する緊急Webセミナーを開催する。また、日本環境感染学会は3月2日に、
「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(第2版)」の公開を開始した。
緊急Webセミナーを開催 日本臨床微生物学会
臨床検査に関わる対応~検体採取・検体の取り扱い・検査・結果解釈~
日本臨床微生物学会は3月5日に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する緊急Webセミナーを開催する。新型コロナウイルス感染症について、日本での感染拡大状況におけるフェーズが変わり、一般病・医院での受入が実施されることを想定して実施するもの。
今回の緊急Webセミナーは、臨床検査に関わる医療従事者(医師、臨床検査技師、看護師など)を対象とした、血液検査、培養検査、PCR検査などの検体採取時の注意点、臨床検体の保管、輸送、検査時の取り扱い、PCR検査の概要と解釈などの周知を目的として実施される。
配信日時 | 2020年3月5日(木)17:30~18:30 |
配信内容 |
講演1「診断に必要な検査と検体採取時の注意点」 細川直登(亀田総合病院 感染症科 部長) 講演2「臨床検体の取り扱いと各検査時の対応」 三澤成毅(順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床検査技師長) 講演3「nCoV検出のための遺伝子検査法」 青木弘太郎(東邦大学医学部 微生物・感染症学講座 助教) |
視聴方法などは日本臨床微生物学会ホームページをご覧ください。 |
「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(第2版)」を公開
日本環境感染学会は「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(第2版)」の公開を開始した。 医療機関の診療および感染対策で適切な対応をとるための一助になるよう、2月12日に公開を開始した第1版を改訂したもの。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を取り巻く状況は大きく変化しており、医療現場からは個人防護具の具体的な着脱の方法や、医療従事者の曝露リスクに応じた就業制限などについての記載の要望が多く寄せられたという。 COVID-19について「特徴」「発生状況」「臨床的特徴(病態、症状)」「診断」「治療・予防」「感染対策」「国内における患者の診療体制」「法律上の規定」「相談窓口、問い合わせ先」「参考文献、情報」の項目に分けて解説。 同ガイドの主な対象は一般の医療機関だが、高齢者介護施設でも基本となる感染対策の参考にできる内容になっている。ガイドの内容は随時アップデートされる予定。[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]