2021 |
基礎研究
腸内細菌の生成代謝物クレゾールに糖尿病抑止効果
- 2021年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
腸内細菌の生成代謝物クレゾールに糖尿病抑止効果
京都大学や島津製作所の研究グループが、腸内細菌が生成した代謝物の4-クレゾールが膵臓β細胞の増殖と機能の刺激を誘導し、1型および2型糖尿病に対する抑止効果を発揮するとの研究結果を報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
経口GLP-1受容体作動薬 セマグルチド 発売
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学会・イベント
日本糖尿病インフォマティクス学会設立
- 2021年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病インフォマティクス学会設立
2002年設立の糖尿病教育資源共有機構から、2008年の日本糖尿病情報学会への改組を経て、日本糖尿病インフォマティクス学会が新たにスタート。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
糖尿病治療研究会解散
- 2021年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病治療研究会解散
1980年に設立された糖尿病治療研究会は、2021年6月、40年の歴史を閉じることとなった。 糖尿病リソースガイドは、糖尿病治療研究会の30周年にあたる2009年、同研究会の監修により開設された。「糖尿病糖尿病医療 進歩の歴史」は、糖尿病治療研究会設立35周年記念として公開され、2021年6月、設立40周年記念として改定された。 糖尿病治療研究会は、その40年間の歴史の中で、我が国の糖尿病学の発展に多くの足跡を残しました。糖尿病リソースガイド編集部は、糖尿病治療研究会の数々の実績と歴史に敬意を表します。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2020 |
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治療薬
初の経鼻グルカゴン製剤 発売
週1回のGLP-1受容体作動薬 セマグルチド 発売
- 2020年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
週1回のGLP-1受容体作動薬 セマグルチド 発売
週1回投与のGLP-1受容体作動薬、セマグルチド(製品名:オゼンピック)発売。
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“超”超速効型インスリン 発売
- 2020年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
“超”超速効型インスリン 発売
超速効型インスリンである「インスリン リスプロ」に添加剤を加えることで、皮下からの吸収を速め、より速い血糖降下作用を発揮する製剤(製品名:ルムジェブ)発売。「“超”超速効型インスリン」と表現されることも。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
『統合失調症に合併する肥満・糖尿病の予防ガイド』発行
- 2020年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『統合失調症に合併する肥満・糖尿病の予防ガイド』発行
日本精神神経学会、日本糖尿病学会、日本肥満学会の3学会合同による『統合失調症に合併する肥満・糖尿病の予防ガイド』が発行される。統合失調症患者は心血管疾患を好発し平均余命が短く、その対策には肥満や糖尿病を予防することが求められることから、それらの早期発見、精神科と内科の医療連携の確立などに関する留意点などを解説。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
『糖代謝異常者における循環器病の診断・予防・治療に関するコンセンサスステートメント』発行
- 2020年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『糖代謝異常者における循環器病の診断・予防・治療に関するコンセンサスステートメント』発行
日本循環器学会と日本糖尿病学会との共編による、両診療科にまたがる合併症に関する最新のエビデンスを集約し、両学会の合同委員会としてまとめた、この領域ではわが国で初のステートメント集。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
100歳以上が8万人を突破
- 2020年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
100歳以上が8万人を突破
厚生労働省は敬老の日(9月15日)にあわせ、この年あらたに100歳以上になる高齢者が4万1,802人であり、100歳以上の人口が初めて8万人台に乗ったことを発表した。100歳以上の人口の88%は女性。 なお、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きるとする研究報告に基づき、政府は平成29年12月8日、「人生100年時代」を見込んだ経済政策を策定している。
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GLP-1 受容体作動薬適応外使用で日本糖尿病学会が見解
- 2020年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
GLP-1 受容体作動薬適応外使用で日本糖尿病学会が見解
GLP-1 受容体作動薬を自由診療下で、美容やダイエット目的で使用し、それを宣伝する医療機関がみられることに関連し、日本糖尿病学会が見解を発表。2 型糖尿病を有さない日本人での安全性と有効性は確認されていないとし、国内の承認状況を踏まえた適正処方を呼びかける。
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COVID-19パンデミック
- 2020年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
COVID-19パンデミック
中国・武漢に端を発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、世界的パンデミックに発展。糖尿病を含む慢性疾患患者の受診控えや、外出自粛による運動・食事療法への影響の発生、または、がん検診受診者の大幅な減少が生じ、将来への懸念が広がる。医学関連の学会イベントは軒並み延期・中止され、その後はWeb開催に移行。また、オンライン診療が急速に拡大するなどの変化も。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2019 |
基礎研究
糖尿病性腎臓病の新規原因物質としてフェニル硫酸の報告
- 2019年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病性腎臓病の新規原因物質としてフェニル硫酸の報告
東北大学や岡山大学などの研究グループが、糖尿病性腎臓病の新規原因物質としてフェニル硫酸を報告。
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2型糖尿病関連28 遺伝子座を新たに同定
- 2019年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
2型糖尿病関連28 遺伝子座を新たに同定
4 件のゲノムワイド関連研究(Genome Wide Association Study;GWAS)のメタ解析により、日本人2 型糖尿病に関連する28 遺伝子座を新たに同定。この中には、インスリン分泌 (GLP-1受容体) に関連する遺伝子のミスセンス変異が含まれ、これは欧米人ではあまりみられず、日本人でよく見られる変異という。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
リアルタイムCGM適正使用指針とeラーニング
- 2019年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
リアルタイムCGM適正使用指針とeラーニング
リアルタイムCGMが保険適用に。施設基準を満たした医療機関でのみ使用可能であり、適用患者も限定される。これに関連し日本糖尿病学会は、「リアルタイムCGM適正使用指針」を作成。使用開始に際しては、同学会が作成する 「eラーニング」の受講が必須とされる。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベント
日本糖尿病学会と日本糖尿病協会がアドボカシー委員会設立
- 2019年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病学会と日本糖尿病協会がアドボカシー委員会設立
日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が、糖尿病患者が疾患を理由に不利益を被ることなく、治療の継続により糖尿病のない人と変わらない生活を送ることができる社会環境を構築することを目指す活動を推進するため、「アドボカシー委員会」を設立。「糖尿病であることを隠さずにいられる社会づくりを目指す」と発表。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
日本糖尿病学会が女性研究者賞創設
- 2019年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病学会が女性研究者賞創設
日本糖尿病学会は、女性会員による研究業績を評価の対象とする「女性研究者賞」を創設。2019年度から2023年度までの5年間に限り制定し贈呈するとしている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2018 |
基礎研究
血管網を有する膵島を創出
- 2018年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
血管網を有する膵島を創出
横浜市立大学や東京医科歯科大学などの研究グループは、血管内皮細胞と間葉系細胞とを三次元的に共培養することで、血管網を有する立体組織を自律的に創出することに成功したと発表。さらに、アルバータ大学(カナダ)との共同研究により、血管網を有する膵島組織を創出でき、糖尿病モデルマウスの生存を大幅に改善できたと報告。新たな移植手法の確立が期待される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
脂肪細胞のFam13aがインスリンシグナル調節
- 2018年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
脂肪細胞のFam13aがインスリンシグナル調節
神戸薬科大学の研究グループは、脂肪細胞におけるインスリン作用にFamily with sequence similarity 13, member A (Fam13a)という分子が重要な役割を果たしており、肥満時にはFam13aの発現が減少する結果、脂肪細胞のインスリン作用不全が起こり、糖尿病・メタボリック症候群が引き起こされると報告。脂肪細胞でFam13aを高発現させたマウスは、太っても糖尿病やメタボリック症候群になりにくいという。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
嗅覚受容体が膵β細胞に存在
- 2018年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
嗅覚受容体が膵β細胞に存在
東北大学や大阪大学の研究グループは、鼻の嗅覚神経に存在する嗅覚受容体が、ヒトやマウスなどで、膵臓のβ細胞にも存在していることを発見。また、オクタン酸というにおい物質が、この膵臓β細胞にある嗅覚受容体の一つ(Olfr15)によって感知されると、血糖値が高いときにだけインスリン分泌が促進することを明らかにした。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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診断・臨床報告
IA-2抗体測定法の変更
- 2018年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
IA-2抗体測定法の変更
1型糖尿病の診断マーカー「IA-2抗体」の測定キット(RIA法)が発売中止され、ELISA 法に切り替わる。これ伴い、基準値および陽性・陰性判定の解釈を変更する必要が生じ、日本糖尿病学会から、留意を促すRecommendationが発表される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
SGLT2阻害薬が1型糖尿病に保険適用
- 2018年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
SGLT2阻害薬が1型糖尿病に保険適用
SGLT2阻害薬のうち、イプラグリフロジン(スーグラ)とダパグリフロジン(フォシーガ)が、1型糖尿病に対する保険適用を取得。SGLT2阻害薬は、インスリン分泌やインスリン作用を介さずに血糖降下作用を発揮するため、インスリン分泌が枯渇した状態でも効果を発揮し得る。1型糖尿病に対する経口血糖降下薬はα-グルコシダーゼ阻害薬依頼。 なお、海外では、同クラスの1型糖尿病への適応申請に対し、欧州医薬品庁(EMA)はBMI 27以上に限定して承認、米食品医薬品局(FDA)は承認を見送った。日本糖尿病学会では、「1型糖尿病患者への使用に際しては十分な注意と対策が必要」とし、SGLT2阻害薬使用に関するRecommendationを改訂。「一定のリスクが伴うことを十分に認識すべきであり、使用する場合は十分に臨床経験を積んだ専門医の指導のもと、患者自身が適切かつ積極的にインスリン治療に取り組んでおり、それでも血糖コントロールが不十分な場合にのみ使用を検討すべき」としている。 。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
かかりつけ医から専門医へ紹介すべき基準を策定
- 2018年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
かかりつけ医から専門医へ紹介すべき基準を策定
日本腎臓学会と日本糖尿病学会は、日本医師会の監修のもと、かかりつけ医から専門医・専門医療機関への紹介基準を作成。糖尿病に関しては、血糖管理不良症例のほか、慢性・急性合併症を来している場合、周術期、教育入院などの際には専門医へ紹介し、腎臓病に関しては、顕性アルブミン尿症例、微量アルブミンでeGFR60mL/分/1.73m2未満、尿アルブミン正常でeGFR45mL/分/1.73m2未満の場合は専門医へ紹介するという基準を示している。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
スマートミール認証制度発足
- 2018年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
スマートミール認証制度発足
日本栄養改善学会、日本給食経営管理学会が中心となり、「健康な食事・食環境(スマートミール)」認証制度がスタート。外食・中食・事業所給食で、「スマートミール」を継続的に提供している店舗や事業所を認証する制度。認証は、日本糖尿病学会、日本高血圧学会なども含む複数の学協会からなるコンソーシアムが行う。
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2017 |
基礎研究
運動の効果とセレノプロテインPの関連
- 2017年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
運動の効果とセレノプロテインPの関連
金沢大学の研究グループは、肝臓から分泌されるホルモン「ヘパトカイン」の一つである「セレノプロテインP」が骨格筋に作用することで、運動を行ってもその効果を得られない「運動抵抗性」を引き起こすと報告。動物実験での検討に続き、健常者を対象にした臨床研究では、血液中のセレノプロテインPの濃度が高い人は低い人に比べて、有酸素運動トレーニングの効果が向上しにくかったという。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
『小児・思春期1型糖尿病の診療ガイド』発行
- 2017年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『小児・思春期1型糖尿病の診療ガイド』発行
小児糖尿病診療を専門としない実地医家を対象として、小児・思春期における1型糖尿病診療のノウハウを平易にまとめた、日本糖尿病学会・日本小児内分泌学会による書籍。両学会編著による『小児・思春期糖尿病コンセンサス・ガイドライン』の内容をもとに、要点を簡潔な箇条書きとしており、実臨床においてすぐに活用できる。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
『カーボカウントの手引き』発行
- 2017年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『カーボカウントの手引き』発行
日本糖尿病学会の編著による『カーボカウントの手引き』および『医療者のためのカーボカウント指導テキス』が発行される。いずれも『糖尿病食事療法のための食品交換表』した内容。食品交換表とカーボカウントの連続性が保たれている点が特徴。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディ
J-DOIT-3 報告
- 2017年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
J-DOIT-3 報告
国内で2型糖尿病患者を対象に行われた、合併症リスク因子の厳格な管理による発症抑制効果を検証した大規模臨床試験。強化療法群の目標は、HbA1c6.2%未満、血圧120/75mmHg未満、LDL-C80mg/dL未満(冠動脈疾患既往者は70mg/dL未満)、TG120mg/dL未満、HDL-C40mg/dL以上、BMI22以下など。一方、標準療法群は、トライアル開始当時の各種ガイドラインの管理推奨値を目標とした。 中央値8.5年の追跡で、主要評価項目である複合エンドポイントの発生率は群間に有意差がなかった。これは、治療の進歩等を背景に当初の予測よりもイベント発生件数が少ない状態で推移し、標準療法群との差が生じにくい状況にあったためと考えられている。 なお、主要評価項目を個別にみると、脳血管イベントは強化療法群で有意に抑制されていた。副次評価項目である腎症や網膜症のリスクは、強化療法群で有意に低下していた。また、喫煙率などを調整すると、複合エンドポイントの発生率にも有意差が生じた。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベント
日本医師会が「J-DOME」スタート
- 2017年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本医師会が「J-DOME」スタート
日本医師会が「かかりつけ医 診療データベース研究事業(Japan medical association Database Of clinical MEdicine;J-DOME)」をスタート。かかりつけ医を受診する糖尿病や高血圧症患者のデータベースを構築し、その分析に基づき情報を提供して、治療アウトカムの向上を目指す。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
量研機構がレーザー光による血糖測定器開発でベンチャー設立
- 2017年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
量研機構がレーザー光による血糖測定器開発でベンチャー設立
国立研究開発法人である量子科学技術研究開発機構は、高輝度中赤外レーザーを用いた採血不要の血糖測定技術(非侵襲血糖測定技術)の実用化を目指し、同開発機構初のベンチャーとなる「ライトタッチテクノロジー」社を設立。認定期間は平成29年7月10日から令和4年7月9日まで。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2016 |
基礎研究
miRNA投与でインスリン分泌回復の可能性
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
miRNA投与でインスリン分泌回復の可能性
東北大学の研究グループは、骨髄移植を受けた糖尿病患者で膵β細胞が再生される現象から、骨髄細胞から分泌される因子を研究。マイクロRNA(miRNA)の関与に着目し、糖尿病マウスにmiRNAを静脈投与した結果、膵β細胞の再生とインスリン分泌の回復、糖代謝改善が確認された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
日本人のGWASで2型糖尿病に関連する新規遺伝子座を特定
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本人のGWASで2型糖尿病に関連する新規遺伝子座を特定
日本人を対象とするゲノムワイド関連研究(Genome Wide Association Study;GWAS)によって、2型糖尿病の新たな新規遺伝子座を7つ特定。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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診断・臨床報告
GAD抗体測定法の変更
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
GAD抗体測定法の変更
1型糖尿病の診断マーカー「GAD抗体」の測定キット(RIA法)が発売中止され、ELISA 法に切り替わる。これ伴い、基準値および陽性・陰性判定の解釈を変更する必要が生じ、日本糖尿病学会から、留意を促すRecommendationが発表される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
高齢者患者の血糖管理目標策定
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
高齢者患者の血糖管理目標策定
日本糖尿病学会と日本老年医学会の合同委員会が、高齢糖尿病患者の血糖コントロール目標を策定。ADLや認知機能、併存疾患数などを評価し、HbA1cの上限だけでなく、下限も設定して、低血糖リスクを可及的に避けることを主眼としている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
治療と就業の両立支援のガイドライン
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
治療と就業の両立支援のガイドライン
定年退職年齢の上昇を背景に、疾患を有しながら職業に就く人が増えていることや、政府が推進する「働き方改革」を鑑み、厚生労働省は『事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン』を策定。対象疾患として、がんや脳卒中とともに糖尿病も取り上げられている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディ
日本人糖尿病の死因の第4回調査
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本人糖尿病の死因の第4回調査
日本糖尿病学会による日本人糖尿病の死因に関するアンケート調査の第4回目が報告される。死因の1位は悪性新生物の38.3%、2位は感染症17.0%、3位は血管障害(慢性腎不全、虚血性心疾患、脳血管障害)14.9 %。糖尿病性昏睡は0.6%と低いものの存在しており、10~20歳代では割合が高く、悪性新生物に続いて2位だった。 平均寿命は男性71.4歳、女性75.1歳で、前回調査(1991~2000年)から、それぞれ3.4歳、3.5歳延長していた。ただし、同時代の日本人一般に比較し、男性8.2歳、女性11.2歳短命だった。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
Look AHEAD報告
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
Look AHEAD報告
過体重や肥満を伴う2型糖尿病患者を対象として、強力な生活習慣介入の効果を検証した大規模臨床研究。これまでの解析から、強力な介入により糖尿病の寛解率が上昇することや、達成された減量の程度と心血管疾患リスクが逆相関することなど、新たな知見が報告されている。 血糖管理不良症例では、強力な生活習慣介入が心血管リスクをかえって高めてしまう可能性も、Look AHEADから報告されている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
LEADER 報告
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
LEADER 報告
GLP-1受容体作動薬のリラグルチドによる心血管イベント抑制効果を検証した試験。インクレチン関連薬(DPP-4阻害薬やGLP-1受容体作動薬)は、基礎研究段階から血糖降下作用だけでなく、さまざまな副次的効果があるものと期待されていた。しかし、先行して使われ始めたDPP-4阻害薬関連のトライアルでは、それらの効果は認められなかった。一方、本試験において、リラグルチドにより、心血管イベントの有意な抑制作用が示された。 このLEADER にやや遅れて発表された、セマグルチドによるSUSTAIN 6でも同様の効果が報告されている。
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学会・イベント
日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会設立
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会設立
糖尿病や生活習慣病関連の「人間での」データの研究と、その領域の発展を目的として、日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会が発足。この年の6月に、第1回研究会が東京で開催される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
日本糖尿病学会が禁煙宣言
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病学会が禁煙宣言
日本糖尿病学会は、喫煙は尿病患者の死因の上位を占める心血管疾患やがんの危険因子であり、糖尿病そのものの発症を増加させ、細小血管症の危険因子であって、受動喫煙の害も報告されていることから、学会として「禁煙宣言」を発表。認定教育施設・教育関連施設・連携教育施設の病院内における敷地内禁煙などを目指すことを宣言した。
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トピック
免疫チェックポイント阻害薬による劇症1型糖尿病発症に注意喚起
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
免疫チェックポイント阻害薬による劇症1型糖尿病発症に注意喚起
一部のがんに対する画期的新薬として発売された免疫チェックポイント阻害薬により、劇症1型糖尿病を発症することがあることが報告され、厚生労働省が注意を喚起する情報を発出。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
英国で1型糖尿病の新首相就任
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
英国で1型糖尿病の新首相就任
英国の新首相として、テリーザ・メイ氏が就任。同氏は内務大臣を務めていた2012年、56歳の時に1型糖尿病と診断される。世界で初めて国家元首になった1型糖尿病患者。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
熊本地震 被災地支援活動
- 2016年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
熊本地震 被災地支援活動
熊本地震で被災した糖尿病患者の必要とする薬剤の入手経路の確保・相談の対応や義捐金募集などに、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会などが中心となり活動。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2015 |
基礎研究
ミトコンドリア病治療薬の候補物質の開発
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ミトコンドリア病治療薬の候補物質の開発
東北大学、岡山理科大学、筑波大学の研究グループが、難治疾患であるミトコンドリア病の進行を抑える効果がある新規化合物MA-5を開発。ミトコンドリアの機能異常は筋萎縮性側索硬化症(ALS)や、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病などの神経変性疾患に加え、糖尿病や老化現象にかかわり、MA-5はこれら種々の疾患に対しても治療薬となる可能性があるとしている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
アディポネクチン受容体の立体構造解明
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
アディポネクチン受容体の立体構造解明
理化学研究所と東京大学の研究グループが、メタボリックシンドローム(内臓性脂肪症候群)の“鍵”分子であるアディポネクチン受容体の立体構造を解明。メタボリックシンドロームや糖尿病の“予防薬”または治療薬の開発に期待
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診断・臨床報告
1型糖尿病の病期分類
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
1型糖尿病の病期分類
米国糖尿病学会(ADA)と若年性糖尿病研究財団(JDRF)は、1型糖尿病の病期分類を発表した。ステージ1は自己抗体陽性だがインスリン分泌能は保たれている状態、ステージ2は耐糖能異常やインスリン非依存の高血糖状態、ステージ3はインスリン依存状態。このステージを念頭に置くことで、1型糖尿病の初期での発見や、進行抑止のための治療法の開発などに役立つとしている。
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妊娠中の糖代謝異常と診断基準の統一化
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
妊娠中の糖代謝異常と診断基準の統一化
国際糖尿病・妊娠学会(International Association of Diabetes and Pregnancy Study Groups;IADPSG)の提唱による世界統一の妊娠糖尿病(GDM)診断基準に準拠した「妊娠中の糖代謝異常に関する新診断基準」について、日本糖尿病学会、日本産科婦人科学会、日本糖尿病・妊娠学会の診断基準の一部に不一致が存在していた点が、三学会の合意により改めて統一される。
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治療薬
DPP-4阻害薬 トレラグリプチン 発売
SGLT2阻害薬 エンパグリフロジン 発売
DPP-4阻害薬 オマリグリプチン 発売
週1回のGLP-1受容体作動薬 デュラグルチド 発売
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
週1回のGLP-1受容体作動薬 デュラグルチド 発売
週1回投与のGLP-1受容体作動薬、デュラグルチド(製品名:トルリシティ皮下注アテオス)発売。
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医療・療養指導
高齢者糖尿病合同委員会 発足
『小児・思春期糖尿病コンセンサス・ガイドライン』発行
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『小児・思春期糖尿病コンセンサス・ガイドライン』発行
日本糖尿病学会と日本小児内分泌学会による小児・思春期糖尿病に関する、小児科医、一般内科医およびメディカルスタッフ対象のコンセンサスベースのガイドライン。小児・思春期糖尿病領域において蓄積されつつあるエビデンスを吟味し、小児・思春期糖尿病の診断・治療、患児・家族への支援について明確な指針を示している。
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疫学・大規模スタディ
EMPA-REG OUTCOME報告
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
EMPA-REG OUTCOME報告
心血管疾患リスクの高い2型糖尿病患者に対し、標準治療にプラセボを追加した場合と、SGLT2阻害薬のエンパグリフロジンを追加した場合とで、心血管系イベントへの影響を比較した研究。実薬群で主要複合心血管アウトカム(心血管疾患死、非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中)、および、全死亡が有意に抑制された。 その後の解析で、エンパグリフロジンによる腎保護作用なども明らかになった。このEMPA-REG OUTCOMの報告が契機となり、SGLT2阻害薬の心血管保護作用や腎保護作用が注目され、糖代謝異常のない患者への適応拡大のための治験が開始された。 なお、SGLT2阻害薬関連ではこのEMPA-REG OUTCOMEのほかに、カナグリフロジンでのCANVAS Program、ダパグリフロジンでのDECLARE-TIMI 58などが行われ、ほぼ類似の結果が報告されている。
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食事療法・運動療法の現状 全国調査
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
食事療法・運動療法の現状 全国調査
日本糖尿病学会による「糖尿病診療における食事療法・運動療法の現状―糖尿病患者の全国調査集計成績―」が報告される。食事療法と比較し運動療法の実施率は有意に低く、理由として「時間の制約」が多く挙げられた。日常の身体活動量が多い群は、HbA1cが低いことも明らかになった。
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学会・イベント
日本肥満症予防協会 設立
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本肥満症予防協会 設立
「内臓脂肪を減らして、健康に!」をキャッチフレーズに、肥満症の認知及び解消方法を社会に普及させることを目的として「一般社団法人 日本肥満症予防協会」が設立される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
日本糖尿病医療学学会設立
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病医療学学会設立
糖尿病治療の人間的側面により深く焦点を当てた学問領域として「糖尿病医療学」を提唱し、糖尿病患者のケアと、ケアにあたる医療従事者のケアや社会環境に焦点を当てる学術団体として、日本糖尿病医療学学会が発足。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
日本NP学会設立
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本NP学会設立
診療看護師(nurse practitioner;NP)の実践・教育・研究活動を推進する団体、「日本NP学会」が発足。第1回学術集会が11月、大分で開催される。 ナースプラクティショナー(nurse practitioner)は、看護業務にとどまらず診察や治療の一部も担うことが可能な臨床医に近い存在。米国で定着しているが、国内ではまだ制度化されていない。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
日本糖尿病理学療法学会設立
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病理学療法学会設立
日本理学療法士学会の下部組織として12の分科学会が設立。その一つとして、日本糖尿病理学療法学会が発足。2015年に第1回学術集会が大阪で開催される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
日本糖尿病学会誌『糖尿病』 オンライン化
FDAがトランス脂肪酸の使用禁止
- 2015年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
FDAがトランス脂肪酸の使用禁止
米食品医薬品局(FDA)が、食品へのトランス脂肪酸の添加を原則禁止。猶予期間は3年間で、食品メーカーはその間に代替品に切り替えるなどの対応。トランス脂肪酸は肥満や心疾患のリスク因子であることが明らかになったことによるもの。なお、国内では、日本人のトランス脂肪酸の摂取量が少ないことから規制はない。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2014 |
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診断・臨床報告
糖尿病腎症病期分類2014 策定
- 2014年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病腎症病期分類2014 策定
日本糖尿病学会と日本腎臓学会の糖尿病性腎症合同委員会が、糖尿病腎症の新たな病期分類を発表。GFR30mL/分/1.73m2以上の場合は尿アルブミン排泄量のみで病期分類し、GFR30mL/分/1.73m2未満の場合は尿アルブミン排泄量に関わらず腎不全期とする。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
糖尿病性腎臓病「DKD」の概念提唱
- 2014年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病性腎臓病「DKD」の概念提唱
人口高齢化や病態の多様化により、アルブミン尿が陽性になり、その後、腎機能が低下するという糖尿病性腎症の典型的な臨床経過を示す割合が減少。高血圧等による腎機能への影響が併存する糖尿病患者が増加している実態に対応し、糖尿病患者にみられる腎疾患を広く範疇に含める用語として、米国腎臓財団のKDOQI(kidney disease outcomes quality initiative)が、「糖尿病性腎臓病(diabetic kidney disease;DKD)」という概念を提唱。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
SGLT2阻害薬の適正使用の推奨
- 2014年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
SGLT2阻害薬の適正使用の推奨
日本糖尿病学会がSGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendationを発表。高齢者への慎重投与、脱水防止について患者への説明も含め十分対策をとることなどを促している。同薬は新しい作用機序の血糖降下薬で、この年が発売ラッシュ。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
SGLT2阻害薬、5成分6製品が発売
- 2014年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
SGLT2阻害薬、5成分6製品が発売
国内初のSGLT2阻害薬の発売元年。5成分6製品が相次いで発売される。 イプラグリフロジン(製品名:スーグラ)、ダバグリフロジン(製品名:フォシーガ)、ルセオグリフロジン(製品名:ルセフィ)、トホグリフロジン(製品名:アプルウェイ、デベルザ)、カナグリフロジン(製品名:カナグル)
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
糖尿病用薬で初のバイオシミラー発売
- 2014年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病用薬で初のバイオシミラー発売
糖尿病用薬としては初となる、バイオ医薬品の後発医薬品に相当する「バイオシミラー」としてインスリングラルギン(ランタス)が発売される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
肥満の外科的治療に保険適用
WEB動画「糖尿病3分間ラーニング」 公開
- 2014年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
WEB動画「糖尿病3分間ラーニング」 公開
糖尿病の知識を、テーマ別に約3分にまとめた糖尿病学習用動画「糖尿病3分間ラーニング」を公開。約60本×3分間の動画で糖尿病を学ぶことが可能に。2015年には、優秀な短編映像を表彰する「映文連アワード2015」を受賞。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
『災害時糖尿病診療マニュアル』発行
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学会・イベントの進歩
なくそう、下肢切断「Act Against Amputation」 設立
- 2014年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
なくそう、下肢切断「Act Against Amputation」 設立
糖尿病の重症化による足切断をなくすため、「一般社団法人 Act Against Amputation -なくそう、下肢切断-」が設立される。"Amputation" は「切断」を意味し、外科では切断術のこと。「Act Against Amputation」には、下肢(足)の切断を減らすために行動を起こそう!という思いがこめられている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2013 |
基礎研究の進歩
アディポロンの報告
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診断・臨床報告
緩徐進行1型糖尿病診断基準策定
- 2013年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
緩徐進行1型糖尿病診断基準策定
日本糖尿病学会が緩徐進行1型糖尿病の診断基準策定。GAD抗体もしくはIC抗体が陽性など2項目を基準に掲げる。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
急性発症1型糖尿病診断基準策定
- 2013年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
急性発症1型糖尿病診断基準策定
日本糖尿病学会が急性発症1型糖尿病の診断基準策定。膵島関連自己抗体が陽性など4項目を基準に掲げる。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
DPP-4阻害薬 サキサグリプチン 発売
週1回のGLP-1受容体作動薬 エキセナチド 発売
- 2013年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
週1回のGLP-1受容体作動薬 エキセナチド 発売
週1回投与のGLP-1受容体作動薬、エキセナチド(製品名:ビデュリオン)発売。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
糖質制限食に関する糖尿病学会の見解
- 2013年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖質制限食に関する糖尿病学会の見解
日本糖尿病学会が「日本人の糖尿病の食事療法に関する日本糖尿病学会の提言」を発表。このころから普及してきた糖質制限食に対する同学会の考え方をまとめたもの。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
熊本宣言 発表
- 2013年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
熊本宣言 発表
従来、患者背景によらず一律に'優・良・可・不可'と区別していた血糖コントロール目標を、HbA1c6%未満・7%未満・8%未満と3段階とし、個々の患者の病態や治療環境等を考慮し決定するという新たな治療目標が、日本糖尿病学会年次学術集会にて「熊本宣言」として発表される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
糖尿病と癌に関する委員会報告
- 2013年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病と癌に関する委員会報告
日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会による「糖尿病と癌に関する報告」が発表される。日本人糖尿病患者が何らかの癌に罹患するリスクは、男性1.27倍、女性1.21倍と報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
第1回 日本糖尿病協会 療養指導学術集会
- 2013年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
第1回 日本糖尿病協会 療養指導学術集会
日本糖尿病協会「日本糖尿病協会療養指導学術集会」の第1回が、京都で開催される。会長は岐阜大学内分泌代謝教授の武田純氏。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2012 |
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診断・臨床報告
劇症1型糖尿病診断基準 改訂
- 2012年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
劇症1型糖尿病診断基準 改訂
日本糖尿病学会が劇症1型糖尿病の診断基準を改訂。劇症1型糖尿病は発症時の迅速な診断が極めて重要であることから、感度100%となるHbA1cの最小値を算出し8.7%未満とするなど、一部変更。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
ビグアナイド薬の適正使用の推奨
- 2012年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ビグアナイド薬の適正使用の推奨
日本糖尿病学会がビグアナイド薬の適正使用に関するRecommendationを発表。ビグアナイド薬はかつて国内でほとんど使われていなかったが、効果や安全性が見直されるとともに使用頻度が増加。それととも同薬特有の副作用報告が増える傾向がみられたことに対応したもの。乳酸アシドーシス回避のため、腎機能低下例、アルコール摂取、高齢者、脱水などへの注意を喚起。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
DPP-4阻害薬 テネリグリプチン、アナグリプチン発売
- 2012年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
DPP-4阻害薬 テネリグリプチン、アナグリプチン発売
DPP-4阻害薬のテネリグリプチン(製品名:テネリア)、アナグリプチン(製品名:スイニー)発売。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
診療報酬に「糖尿病透析予防指導管理料」など新設
- 2012年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
診療報酬に「糖尿病透析予防指導管理料」など新設
糖尿病による透析導入の増加抑制をめざし、「糖尿病透析予防指導管理料」が新設される。管理栄養士や看護師の指導等が算定条件に。またこの年、「妊娠糖尿病患者指導管理料」も新設された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2011 |
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診断・臨床報告
WHOの糖尿病診断基準改訂
- 2011年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
WHOの糖尿病診断基準改訂
WHO(世界保健機関)が、HbA1cが測定可能な国・地域ではHbA1cを診断に採用するとした新たな糖尿病診断基準を発表。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
DPP-4阻害薬 リナグリプチン 発売
速効型インスリン分泌促進薬 レパグリニド 発売
- 2011年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
速効型インスリン分泌促進薬 レパグリニド 発売
速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)のレパグリニド(製品名:シュアポスト)発売。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
『糖尿病連携手帳』発行
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学会・イベントの進歩
全国生活習慣病予防月間がスタート
- 2011年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
全国生活習慣病予防月間がスタート
日本生活習慣病予防協会が主催となり、毎年2月を全国生活習慣病予防月間と定める。同協会が提唱する「一無、二少、三多」による生活習慣病予防を基本テーマに、集中的に情報を発信し、地域や職域、家庭で、広く健康づくりを進めていく。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
東日本大震災 被災地支援活動
- 2011年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
東日本大震災 被災地支援活動
東日本大震災で被災した糖尿病患者の必要とする薬剤の入手経路の確保・相談の対応や義捐金募集などに日本糖尿病学会/協会等が中心となり活動。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2010 |
基礎研究の進歩
セレノプロテインPの同定
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診断・臨床報告
HbA1c国際標準化
- 2010年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
HbA1c国際標準化
国内で従来用いられていたHbA1cのJDS値を国際標準化のため0.4加算し、NGSP値とすることが決定。周知のために2年ほどかけ、学術発表から臨床、健診へと順次変更。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
糖尿病の診断基準改訂
- 2010年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病の診断基準改訂
日本糖尿病学会が糖尿病の診断基準を改訂。HbA1cを本格的に採用、1回の検査で診断が可能となるケースを増やし、早期介入を可能とする。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
ADAの診断基準改訂
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治療薬
インスリンからGLP-1受容体作動薬への切替に注意喚起
- 2010年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリンからGLP-1受容体作動薬への切替に注意喚起
インスリン療法からGLP-1受容体作動薬へ切替え後に著明な高血糖を来したりケトアシドーシスを発症し死亡に至った症例が複数報告され、インクレチン関連薬の適正使用に関する委員会が緊急情報を出して注意喚起。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
インクレチン関連薬とSU薬併用の注意喚起
- 2010年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インクレチン関連薬とSU薬併用の注意喚起
SU薬を使用中で血糖管理不良であった患者に、このころ発売されつつあったインクレチン関連薬を併用した結果、重度の低血糖が生じた症例が複数報告され、併用に際してはSU薬を減量するよう注意が喚起される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
DPP-4阻害薬 アログリプチン 発売
DPP-4阻害薬 ビルダグリプチン 発売
GLP-1受容体作動薬、2製品が発売
- 2010年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
GLP-1受容体作動薬、2製品が発売
GLP-1受容体作動薬の発売元年。2製品が発売される。 リラグルチド(製品名:ビクトーザ)、エキセナチド(製品名:バイエッタ)
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
血糖測定採血時の耳朶穿刺で注意喚起
- 2010年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
血糖測定採血時の耳朶穿刺で注意喚起
簡易血糖測定器による血糖測定器のため耳朶から採血しようとして穿刺針が貫通し、医療従事者が指を穿刺する事故が複数報告され、医薬品医療機器総合機構(PMDA)等が注意喚起。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
ACCORD-Lipid報告
- 2010年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ACCORD-Lipid報告
2008年に報告されたACCORDの脂質管理に関するアームの報告。スタチン単剤と、スタチン+フィブラートの併用を比較。全例解析では有意差がなく、ベースライン時に高TG/低HDL-Cに限ったサブ解析では併用群で有意なイベントリスク低下が認められた。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
ACCORD-BP報告
- 2010年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ACCORD-BP報告
2008年に報告されたACCORDの血圧管理に関するアームの報告。一次エンドポイントについて血圧管理強化による有意なイベント抑制効果は示されなかったものの、脳卒中に限れば強化療法が有意に抑制。海外に比べ脳卒中の割合が高い日本の糖尿病・高血圧診療に示唆を与える。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
『Diabetology International』創刊
- 2010年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『Diabetology International』創刊
日本糖尿病学会が英文誌『Diabetology International』を創刊
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2009 |
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診断・臨床報告
妊娠糖尿病の国際統一診断基準 発表
- 2009年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
妊娠糖尿病の国際統一診断基準 発表
International Association of Diabetes asd Pregnancy Study Grouppsより、妊娠糖尿病の新たな診断基準を発表され、わが国も翌年からこの基準を採用。従来と異なり、妊娠糖尿病と明らかな糖尿病が明確に区別された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
DPP-4阻害薬 シタグリプチン 発売
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医療・療養指導
『糖尿病合併症 最前線 シーズナルポスト』
- 2009年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『糖尿病合併症 最前線 シーズナルポスト』
『糖尿病合併症 最前線 シーズナルポスト』(監修・企画協力:糖尿病治療研究会、企画・編集・発行:糖尿病ネットワーク、提供:科研製薬株式会社)が創刊される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
VADT報告
- 2009年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
VADT報告
糖尿病患者への血糖の厳格な介入によりイベントリスクが低減し得るかを検証したVADT(Veterans Affairs diabetes trial)が報告される。前年に報告されたACCORDやとADVANCEと同様、標準治療と有意差を認めなかった。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
アジア糖尿病学会 設立、第1回AASD学術集会 開催
- 2009年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
アジア糖尿病学会 設立、第1回AASD学術集会 開催
この年、アジア糖尿病学会(AASD)が設立され、第52回日本糖尿病学会年次学術集会会期中に第1回AASD学術集会を開催。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
DREAMS(第2次糖尿病対策5カ年計画) 策定
- 2009年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
DREAMS(第2次糖尿病対策5カ年計画) 策定
日本糖尿病学会が、第2次糖尿病対策5カ年計画のアクションプランを「DREAMS」として発表。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
第1回 若い糖尿病患者さんとのグループミーティング 開催
- 2009年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
第1回 若い糖尿病患者さんとのグループミーティング 開催
若い糖尿病患者さんと医療スタッフの交流を目的とした「若い糖尿病患者さんとのグループミーティング」を開催。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
WEBサイト「糖尿病リソースガイド」開設
- 2009年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
WEBサイト「糖尿病リソースガイド」開設
糖尿病治療研究会、公益財団法人日本糖尿病財団、日本医療・健康情報研究所の三者によるWEBサイト「糖尿病リソースガイド」が開設。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
献血時検査にグリコアルブミン採用
- 2009年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
献血時検査にグリコアルブミン採用
日本赤十字社が献血協力者に対するサービスとしての検査項目に、糖尿病関連検査にグリコアルブミンを採用し、全例に実施開始。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2008 |
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診断・臨床報告
空腹時血糖に正常高値
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治療薬
インスリン販売名一部変更
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医療・療養指導
診療報酬に「糖尿病合併症管理料」新設
- 2008年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
診療報酬に「糖尿病合併症管理料」新設
主に糖尿病に伴う下肢病変の予防のために、フットケアに関する診療報酬「糖尿病合併症管理料」が新設される。フットケアに関する知識と経験を有する常勤看護師がいること等が算定条件に。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
特定健診・特定保健指導スタート
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診断・臨床報告
UKPDS 80 報告
- 2008年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
UKPDS 80 報告
UKPDSが介入期間終了後、10年経過した時点での観察研究の報告。介入期間終了とともに血糖管理は旧強化療法群と旧従来療法群の差がなくなっていたにもかかわらず、旧強化療法群では大血管症が有意に抑制されていたことが明らかになり、EDIC同様、血糖管理が細小血管症のみならず大血管症をも抑制することが示された。この報告より少し前に発表されていたACCORD等のネガティブなデータと対比され、血糖管理は糖尿病発症後の早期から厳格にすることが重要で、イベントリスクが高い患者への介入は注意を要すると考えられるようになった。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
ADVANCE報告
- 2008年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ADVANCE報告
糖尿病患者への血糖・血圧の厳格な介入によりイベントリスクが低減し得るかを検証したADVANCE(Action in Diabetes and Vascular Disease Preterax and Damicron Modified Release Contorolled Evaluation)が報告される。血圧管理の強化は心血管イベントを有意に抑制したが、血糖管理の強化はACCORDと同様、標準治療と有意差を認めなかった。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
ACCORD報告
- 2008年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ACCORD報告
心血管イベントハイリスクの糖尿病患者への血糖・血圧・脂質の厳格な介入によりイベントリスクが低減し得るかを検証したACCORD(Action to Control Cardiovascular Risk in Diabetes)が報告される。血糖管理の強化により全死亡が有意に増加し血糖関連アームが中止されるという展開が糖尿病臨床に衝撃を与える。以後、厳格な血糖管理を一律に求めることを見直す機運が生まれる契機に。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2007 |
基礎研究の進歩
2型糖尿病関連遺伝子の報告が相次ぐ
- 2007年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
2型糖尿病関連遺伝子の報告が相次ぐ
SNPsのゲノムワイド関連解析により、2型糖尿病感受性遺伝子として、CDKAL1、IGF2BP2などが相次いで報告された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
IDFが食後高血糖に関するガイドライン発表
- 2007年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
IDFが食後高血糖に関するガイドライン発表
IDF(国際糖尿病連合)が、「食後高血糖の管理にる関するガイドライン」を発表。HbA1cを6.5%未満、食前血糖値100mg/dL未満、食後2時間値140mg/dL未満という目標値を掲げる。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
歯科医師登録医制度が発足
- 2007年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
歯科医師登録医制度が発足
日本糖尿病協会が日本歯科医師会と連携し、糖尿病と歯周病に関する正確な情報知識を有する歯科医師を認定する、歯科医師登録医制度をスタート。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
日本人糖尿病の死因の第3回調査
- 2007年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本人糖尿病の死因の第3回調査
日本糖尿病学会による日本人糖尿病の死因に関するアンケート調査の第3回目が報告される。1994年に報告された第2回調査と、上位1位、2位の順序が入れ替わり、悪性新生物、血管障害、感染症の順に。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
日本糖尿病・肥満動物学会 設立
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2006 |
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治療薬
α-グコシダーゼ阻害薬 ミグリトール 発売
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医療・療養指導
ADA/EASD 合同ステートメント策定
- 2006年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ADA/EASD 合同ステートメント策定
ADA(米国糖尿病学会)とEASD(欧州糖尿病学会)共同の2型糖尿病治療に関するステートメントが発表される。メトホルミンを第一選択薬とし、HbA1c7%に到達しなければ、持続型インスリン等を追加するとし、わが国の糖尿病実臨床とは差異のある内容。なお、同ステートメントはその後3年ごとに発表されている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
iPS細胞樹立
- 2006年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
iPS細胞樹立
山中伸弥らがiPS細胞(人工多能性幹細胞)を樹立。ES細胞より免疫拒絶反応の回避や倫理的な面でも有利であり、疾患治療のための応用が期待される。山中は2012年に本研究でノーベル賞受賞。
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国連が11月14日を「世界糖尿病デー」と認定
- 2006年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
国連が11月14日を「世界糖尿病デー」と認定
国際連合(united nations)が「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を採択、11月14日を「世界糖尿病デー」とする。
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2005 |
基礎研究の進歩
コレクトリンのインスリン分泌促進作用の報告
- 2005年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
コレクトリンのインスリン分泌促進作用の報告
山縣らが、アンギオテンシン変換酵素2(ACE2)類似蛋白のコレクトリンが膵β細胞に発現しおり、インスリン分泌促進にかかわることを報告。
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診断・臨床報告
メタボリックシンドロームの診断基準策定
糖尿病腎症の早期診断基準改訂
- 2005年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病腎症の早期診断基準改訂
日本糖尿病学会と日本腎臓学会の糖尿病性腎症合同委員会が、糖尿病腎症早期診断のための基準を改訂。従来は蓄尿が必要であったものを簡便性を考慮し、スポット尿のアルブミン値をクレアチニンで補正した値で診断できるように変更。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
『日本人の食事摂取基準』策定
- 2005年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『日本人の食事摂取基準』策定
厚生労働省から、それまで『日本人の栄養所要量』として5年ごとに発表されてきたものが、この年から『日本人の食事摂取基準』と改題され発表される。従来は栄養素の不足を満たすことを主眼していたことに対し、摂取過剰の回避も目的とした内容に。
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疫学・大規模スタディの進歩
ACHOIS報告
- 2005年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ACHOIS報告
妊娠糖尿病に対する管理強化が周産期合併症を有意に抑制することを示したACHOIS(Australian Carbohydrate Intolerance Study in Pregnant Women )が報告される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
EDIC報告
- 2005年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
EDIC報告
DCCT終了後に引き続き行われた観察研究であるEDICの報告。DCCT終了とともに血糖管理は旧強化療法群と旧従来療法群の差がなくなっていたにもかかわらず、旧強化療法群では大血管症が有意に抑制されていたことが明らかになり、血糖管理が細小血管症のみならず大血管症をも抑制することが示された。
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学会・イベントの進歩
日本糖尿病対策推進会議 発足
- 2005年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病対策推進会議 発足
糖尿病治療成績の向上や、かかりつけ医機能の充実等を目標に、日本医師会、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会の三者により「日本糖尿病対策推進会議」が設立される。
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トピック
自然食品研究施設で1型糖尿病の患児死亡
- 2005年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
自然食品研究施設で1型糖尿病の患児死亡
1型糖尿病の患児が治療のため中部地方の自然食品の研究施設に滞在中、インスリン療法を中断し高血糖昏睡による死亡したと報道される。
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食育基本法制定
- 2005年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
食育基本法制定
食育を、「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの」と位置付ける食育基本法が制定される。その後、政府・自治体等の健康政策において「食育」がキーワードの一つに。
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2004 |
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診断・臨床報告
国内で膵島移植
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治療薬
ミチグリニド発売
インスリン グラルギンの発がん性に関する安全性情報
- 2004年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリン グラルギンの発がん性に関する安全性情報
インスリン グラルギンの使用により発癌の頻度が高くなるとの報告(その後の研究でこの因果関係は否定)されたことに対応し、厚労省が「今後の報告に注意し必要な対応を検討するも、現段階で対策は必要ない」とする安全性情報を発表。また、患者が自己判断でインスリン注射を中断する可能性が危惧されたことから、日本糖尿病学会/協会はそのようなことをしないよう注意を呼び掛けた。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
『医療スタッフのための糖尿病情報 BOX&Net. 』 創刊
- 2004年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『医療スタッフのための糖尿病情報 BOX&Net. 』 創刊
『医療スタッフのための糖尿病情報 BOX&Net.』(監修・企画協力: 糖尿病治療研究会、企画・編集・発行:糖尿病ネットワーク、提供:三和化学研究所)が創刊される。
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『糖尿病診療ガイドライン』発行
- 2004年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『糖尿病診療ガイドライン』発行
日本糖尿病学会が『科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン』を発行。同ガイドラインはその後、3年ごとに改訂を重ねている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
東北スタディ(第2回)
- 2004年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
東北スタディ(第2回)
1998年に引き続き、東北糖尿病合併症フォーラムによる神経障害に関する第二次実態調査が、約1万5,000症例を対象に行われる。専門医による神経障害診断率は一般医より高いものの、簡易診断基準を用いた場合は一般医の診断率も専門医と同等に高くなることなどを報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
ヒトゲノム解明
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2003 |
基礎研究の進歩
アディポネクチン受容体を同定
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治療薬
インスリン40単位製剤 出荷終了
- 2003年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリン40単位製剤 出荷終了
インスリンの40単位/mL製剤の出荷が終了し、100単位/mL製剤のみに。なお、2015年には300単位/mL製剤も登場。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
『糖尿病性腎症の食品交換表』第2版 発行
- 2003年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『糖尿病性腎症の食品交換表』第2版 発行
1998年に初版が発行された『糖尿病性腎症の食品交換表』の第2版が発行され、1単位あたり重量などが変更。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
糖尿病対策5カ年計画 策定
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トピック
糖尿病専門医の広告が可能に
- 2003年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病専門医の広告が可能に
医業に関する広告規制緩和により、日本糖尿病学会の専門医は糖尿病専門医であることの院外への広告が可能に。
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1型糖尿病の探検家が南極点に
- 2003年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
1型糖尿病の探検家が南極点に
英国の1型糖尿病の探検家、ウィル・クロス氏が糖尿病患者として初めて南極点に到達。1,200キロ弱の距離を約2か月をかけて踏破した。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2002 |
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診断・臨床報告
網膜症の国際重症度分類発表
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医療・療養指導
診療報酬に「生活習慣病指導管理料」新設
- 2002年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
診療報酬に「生活習慣病指導管理料」新設
この年の診療報酬改定で「生活習慣病指導管理料」新設。高血圧や高脂血症、糖尿病を主病とする患者に対し治療計画に基づき生活習慣に関する総合的な指導及び治療管理を行った場合に算定可能。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
『食品交換表』第6版 発行
- 2002年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『食品交換表』第6版 発行
日本糖尿病学会編集の『糖尿病食事療法のための食品交換表』の第6版が発行され、1単位あたり重量などが変更。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
『糖尿病眼手帳』発行
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疫学・大規模スタディの進歩
DPP報告
- 2002年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
DPP報告
糖尿病発症高リスク者を対象に、生活習慣への介入またはメトホルミンの投与による糖尿病発症抑制効果を検証したDPP(Diabetes Prevention Program Research )の報告。両群ともに対プラセボ比で有意な抑制効果が認められたが、生活習慣介入群の方がメトホルミン群よりもさらに強く抑制していた。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
糖尿病教育資源共有機構 設立
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トピック
非定型抗精神病薬による高血糖に関する安全性情報
- 2002年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
非定型抗精神病薬による高血糖に関する安全性情報
錐体外路症状が少ない非定型抗精神病薬の処方の拡大とともに、同薬との関連が否定できない高血糖、ケトアシドーシス、昏睡、死亡などが報告され、このころ、各薬剤の緊急安全性情報が相次いで出される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2001 |
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治療薬
インスリンアスパルト発売
インスリンリスプロ発売
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疫学・大規模スタディの進歩
糖尿病データマネジメント研究会(JDDM)の活動がスタート
- 2001年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病データマネジメント研究会(JDDM)の活動がスタート
糖尿病データ管理ソフトウェアを用い、糖尿病治療の実態の把握と改善を目的とする糖尿病データマネジメント研究会の活動がスタートする。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
糖尿病性神経障害に関する調査研究報告
- 2001年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病性神経障害に関する調査研究報告
日本臨床内科医会による糖尿病神経障害に関する大規模調査の結果が報告される。多くの新たな知見とともに、多発性神経障害の外来での診断基準を提言。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
インスリンポンプ治療研究会 設立
- 2001年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリンポンプ治療研究会 設立
この年、インスリンポンプ治療研究会が設立される。当研究会は、2006年に先進インスリン治療研究会、2009年に日本先進糖尿病治療研究会へ改組。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
国際糖尿病支援基金(IDAF) 設立
低インスリンダイエット流行
- 2001年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
低インスリンダイエット流行
2001年ごろから数年にわたり、主食の摂取を減らし主菜(おかず)を中心に食べることでインスリン分泌の刺激を抑えて減量するという「低インスリンダイエット」が雑誌やテレビなどで話題に。その後、この流れは「糖質制限食」として一部に定着。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
海外でBSE発生
- 2001年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
海外でBSE発生
インスリン製剤が製造されている国でBSE(牛海綿状脳症)が発生。会社はインスリン製剤による感染リスクは十分に低いとの見解を発表。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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2000 |
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診断・臨床報告
肥満症の定義と診断基準改訂
- 2000年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
肥満症の定義と診断基準改訂
日本肥満学会による新たな肥満症の定義と診断基準が発表。BMI25以上を肥満とし、肥満に関連する健康障害がある場合を「肥満症」という疾患と定義。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
劇症1型糖尿病の報告
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治療薬
グリメピリド発売
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医療・療養指導
日本糖尿病療養指導士認定機構発足
- 2000年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病療養指導士認定機構発足
日本糖尿病学会、日本糖尿病教育・看護学会、日本病態栄養学会が協力し、糖尿病療養指導士の認定のための機構が発足。翌年に第1回の認定試験が行われた。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
介護保険制度開始
- 2000年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
介護保険制度開始
前年に制定された介護保険法に基づき、この年の4月から介護保険制度がスタート。介護が必要なった場合にその原因を問わず保障を受けられるのは65歳以上だが、40~64歳であっても、 糖尿病による神経障害や腎症、網膜症、あるいは脳血管疾患や閉塞性動脈硬化症が原因であれば、保障の対象となる。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
DECODA報告
- 2000年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
DECODA報告
欧州で行われ1998年に報告されたDECODEと同様の目的で、アジアで行われたDECODA(Diabetes Epidemiology:Collaborative Analysis Of Diagnostic Criteria in Asia)が報告。結果はDECODEと同じく空腹時血糖値のみでは糖尿病の診断が不十分で、かつ、糖負荷2時間血糖値は空腹時値に比し全死因、心血管死の優れた予測因子であることがわかった。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
ミレニアム・プロジェクトの一環として糖尿病等のSNP研究
- 2000年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ミレニアム・プロジェクトの一環として糖尿病等のSNP研究
新たな千年紀(ミレニアム)を期して官邸主導の国家的計画「ミレニアム・プロジェクト」がスタート。医療関連ではヒトゲノムが取り上げられ、網羅的遺伝子解析により糖尿病や認知症等、5疾患のSNP(Single Nucleotide Polymorphism)を探索。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
日本生活習慣病予防協会 設立
- 2000年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本生活習慣病予防協会 設立
生活習慣病の成因、診断、治療、リハビリテーションに関する知識の普及啓発、生活習慣病に関する調査研究を行い、国民の健康の増進に寄与することを目的とした団体「日本生活習慣病予防協会」が設立される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
健康日本21策定
- 2000年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
健康日本21策定
厚生労働省は、生活習慣病の抑制のために生活習慣改善の課題と目標を掲げた「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を策定。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
第1回 糖尿病で「合併症になら連」阿波踊りの会 開催
- 2000年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
第1回 糖尿病で「合併症になら連」阿波踊りの会 開催
糖尿病の方やそのご家族・友人、医療関係者などが、阿波踊りを通じて交流を深め、お互いに助け合い、学び合って、健康な日々を過ごすための会『糖尿病で「合併症になら連」阿波踊りの会』が発足する。この年の徳島阿波踊り大会でデビュー。以降、全12回にわたり開催し、2013年に幕を閉じた。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1999 |
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診断・臨床報告
糖尿病の診断基準改訂
- 1999年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病の診断基準改訂
日本糖尿病学会が糖尿病の診断基準を改訂。空腹時血糖の診断基準値を従来の140mg/dLから126mg/dLに下げたほか、病型分類を見直し。インスリン依存型糖尿病(IDDM)、インスリン非依存型糖尿病(NIDDM)から、成因に基づき、1型糖尿病、2型糖尿病等の分類に変更。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
非自己免疫型劇症型1型糖尿病の報告
- 1999年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
非自己免疫型劇症型1型糖尿病の報告
今川彰久、花房俊昭らが、極めて急激に発症し膵島関連自己抗体が陰性の糖尿病を、1型糖尿病の新たな亜型「非自己免疫型劇症型」として国内で報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
ナテグリニド発売
ピオグリタゾン発売
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疫学・大規模スタディの進歩
舟形町研究報告
- 1999年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
舟形町研究報告
山形県舟形町の住民を対象とするコホート研究。IGTは心血管死のリスク因子であるものの、IFGはリスク因子ではないと報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
DECODE報告
- 1999年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
DECODE報告
1997年にADA(米国糖尿病学会)がOGTTを施行せずに空腹時血糖値のみで糖尿病診断を可能とするとした新たな診断基準の妥当性を検証する目的で行われたDECODE(Diabetes epidemiology: collaborative analysis of diagnostic criteria in Europe)の結果が発表され、新たな基準では糖尿病の見逃しが大きいことが報告された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
第1回「アジア分子糖尿病学シンポジウム」開催
第1回 医療スタッフのための糖尿病セミナー 開催
- 1999年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
第1回 医療スタッフのための糖尿病セミナー 開催
糖尿病治療研究会とダイナボット社(現・アボット ジャパン社)の共催で、「医療スタッフのための糖尿病セミナー」が東京都で 開催される。合言葉は"We are up for Self Care"。医療スタッフ1人1人の知識や技能の向上、さらにはその効果が患者やその予備軍のセルフケアの充実につながることを目的とし、定期的に開催されている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
1型糖尿病の女性がミス・アメリカに
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1998 |
基礎研究の進歩
KDPラットを樹立
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診断・臨床報告
WHOが糖尿病の新たな診断基準と分類を発表
- 1998年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
WHOが糖尿病の新たな診断基準と分類を発表
WHOが糖尿病の診断基準を改訂。空腹時血糖の診断基準値を従来の140mg/dLから126mg/dLに下げたほか、病型分類を成因に基づく分類に変更。栄養不良関連性糖尿病(malnutrition-related diabetes mellitus:MRDM)は廃止された。またインスリン作用不足の程度による分類においては、空腹時血糖異常「IFG(impaired fasting glycemia)」というカテゴリーを新設。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
『糖尿病性腎症の食品交換表』発行
- 1998年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『糖尿病性腎症の食品交換表』発行
日本糖尿病学会編集の『糖尿病食事療法のための食品交換表』の姉妹書として糖尿病性腎症治療のための食事療法のテキストが発行される。「80kcal=1単位」という仕組みはそのままに、蛋白質の含有量による区分を追加。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
東北スタディ(第1回)
- 1998年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
東北スタディ(第1回)
東北糖尿病合併症フォーラムによる神経障害に関する実態調査が、約3万3,000症例を対象に行われる。主治医判定による神経障害有病率は27%と報告。同調査は2004年にも実施された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
糖尿病腎症が新規透析導入原因の一位に
- 1998年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病腎症が新規透析導入原因の一位に
日本透析医会が毎年実施している調査によると、この前年までは慢性糸球体腎炎が透析導入原疾患の第一位だったのにかわり、この年から糖尿病腎症が一位に。以後、両者の差は拡大が続いている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
UKPDS報告
- 1998年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
UKPDS報告
2型糖尿病に対する血糖管理強化療法を従来療法と比較した「United Kingdom Prospective Diabetes Study(UKPDS)」が発表され、2型糖尿病においてもDCCTで報告された1型糖尿病と同様に、血糖を厳格に管理することで細小血管合併症が抑制されることが確認された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
第1回「病態栄養研究会」開催
日本糖尿病・妊娠学会 設立
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トピック
ヒトES細胞樹立
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1997 |
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診断・臨床報告
妊娠糖尿病国際ワークショップが妊娠糖尿病の診断基準の発表
- 1997年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
妊娠糖尿病国際ワークショップが妊娠糖尿病の診断基準の発表
妊娠糖尿病国際ワークショップが75gOGTTによる妊娠糖尿病の診断基準を発表。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
トログリタゾン発売
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疫学・大規模スタディの進歩
初回の糖尿病実態調査報告
- 1997年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
初回の糖尿病実態調査報告
厚生省(当時)が国民栄養調査(現:国民健康・栄養調査)にあわせて「糖尿病実態調査」を実施。初めて国内の糖尿病患者についての信頼性のある数値が算出され、その数は690万人と発表された。以後5年ごとに実施されている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
日本糖尿病学会学術集会抄録集のインターネット版配信
- 1997年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病学会学術集会抄録集のインターネット版配信
日本糖尿病学会のこの年の第40回学術集会から、インターネットを利用した抄録集発行が始まる。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1996 |
基礎研究の進歩
アディポネクチンを同定
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医療・療養指導
富山県で糖尿病一次予防事業スタート
- 1996年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
富山県で糖尿病一次予防事業スタート
糖尿病の一次予防を目的に県行政もかかわる事業「糖尿病アタックプラン」がスタート。今日の自治体が関与する糖尿病対策の先駆け。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
成人病から生活習慣病に
- 1996年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
成人病から生活習慣病に
2型糖尿病や高血圧などはそれまで「成人病」と呼ばれていたが、発病や治療には生活習慣にかかわる事柄が多いことが、厚生省(当時)が「生活習慣病」との呼称を使い始める。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
全国臨床糖尿病医会による糖尿病患者の死因調査
- 1996年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
全国臨床糖尿病医会による糖尿病患者の死因調査
全国臨床糖尿病医会が糖尿病患者の突然死と非突然死の比較を主題とする死因調査の結果報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
第1回「インスリン作用シンポジウム」開催
第1回「インスリンポンプ治療研究会」開催
- 1996年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
第1回「インスリンポンプ治療研究会」開催
第1回「インスリンポンプ治療研究会(現:日本先進糖尿病治療研究会)」が大阪で開催された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
日本糖尿病合併症学会 設立
日本糖尿病教育・看護学会 設立、日本糖尿病教育・看護学会設立総会、第1回大会 開催
- 1996年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病教育・看護学会 設立、日本糖尿病教育・看護学会設立総会、第1回大会 開催
この年、日本糖尿病教育・看護学会が設立され、「日本糖尿病教育・看護学会設立総会、第1回大会」が開催される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
WEBサイト「糖尿病ネットワーク」 開設
- 1996年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
WEBサイト「糖尿病ネットワーク」 開設
インターネットの黎明期に糖尿病という一疾患をテーマにしたWebサイトを開設、各方面から注目される。
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村田英雄氏が下肢切断
- 1996年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
村田英雄氏が下肢切断
歌手の村田英雄氏(1929-2002)はこの年、白内障手術や冠動脈バイパス術を受け、さらにその後、壊疽のため右下肢を切断され義足装着。2001年には左下肢も失い車椅子の生活に。なお、同氏は初回の下肢切断後、糖尿病の啓発イベントなどに積極的に登場していた。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1995 |
基礎研究の進歩
膵β細胞のSU受容体一次構造解明
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疫学・大規模スタディの進歩
熊本スタディー報告
- 1995年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
熊本スタディー報告
2型糖尿病に対する従来法によるインスリン療法と強化インスリン療法を比較した臨床試験で、その結果は1型糖尿病を対象としたDCCTと同様に、血糖を厳格に管理することで細小血管合併症が抑制されることが確認された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
小児・思春期糖尿病研究会 設立
- 1995年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
小児・思春期糖尿病研究会 設立
この年、小児思春期糖尿病研究会が設立され、第1回小児・思春期糖尿病研究会が開催される。同研究会は改組・改称により、2012年からは日本小児・思春期糖尿病研究会に。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
日本糖尿病眼学会 設立、第1回総会 開催
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1994 |
基礎研究の進歩
ob遺伝子同定
CD3モノクローナル抗体による1型糖尿病モデルマウス長期寛解の報告
- 1994年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
CD3モノクローナル抗体による1型糖尿病モデルマウス長期寛解の報告
1型糖尿病モデルマウスに対するT細胞表面抗原CD3モノクローナル抗体の短期投与で、糖尿病の長期寛解が得られると、Chatenoudらが報告。その後、毒性を解除したヒト化抗体を用いて臨床研究へ発展。
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抗IA-2抗体同定
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治療薬
ボグリボース発売
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疫学・大規模スタディの進歩
日本人糖尿病の死因の第2回調査
- 1994年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本人糖尿病の死因の第2回調査
日本糖尿病学会による日本人糖尿病の死因に関するアンケート調査の第2回目が報告される。上位の三つは、血管障害、悪性新生物、感染症の順。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
第1回「臨床運動療法懇話会」開催
第15回IDFを神戸で開催
- 1994年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
第15回IDFを神戸で開催
日本が初めてInternational Diabetes Federation (IDF.国際糖尿病連合)の開催国となり、神戸で開催される。これを記念し、日本で最初の糖尿病との記録のある藤原道長とインスリンの結晶をデザインした切手が発行された。
第15回IDFの記念切手。わが国最古の糖尿病の記録を残したとされる藤原道長がモチーフとなっっている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
国際交流 エンジョイ(EJ)ツアークラブが発足
- 1994年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
国際交流 エンジョイ(EJ)ツアークラブが発足
糖尿病患者、その家族らが、安心して海外旅行を楽み、海外の糖尿病患者、糖尿病医療関係者との交流を深めることを目的とした、「国際交流 エンジョイ(EJ)ツアークラブ」が発足。最初の「EJツアー」はハワイへ。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1993 |
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治療薬
アカルボース発売
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医療・療養指導
『食品交換表』第5版発行
- 1993年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『食品交換表』第5版発行
『医師、栄養士、患者にすぐに役立つ糖尿病治療のための食品交換表』が改題・改訂され、『糖尿病食事療法のための食品交換表』として発行される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
DCCT報告
- 1993年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
DCCT報告
1型糖尿病に対する従来療法と強化インスリン療法を比較した「Diabetes Control and Complications Trial(DCCT)」が発表され、血糖を厳格に管理することで細小血管合併症が抑制されることが確認された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1992 |
基礎研究の進歩
抗ICA512抗体同定
- 1992年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
抗ICA512抗体同定
Rabinらが1型糖尿病発症にかかわる自己抗体の一つ、抗ICA512抗体を同定。のちに報告された抗IA-2抗体は、これと同一であることが判明。
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治療薬
エパルレスタット発売
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医療・療養指導
学校検尿に尿糖検査
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1991 |
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学会・イベントの進歩
第1回「糖尿病大血管障害シンポジウム」開催
日本糖尿病財団 設立
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トピック
特定保健用食品制度発足
- 1991年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
特定保健用食品制度発足
健康の維持増進に役立ち、特定の保健の用途に資することを目的とした食品を「特定保健用食品」として厚生労働省が認可する制度がスタート。現在は消費者庁の管轄。糖尿病関連では、難消化性デキストリンを用い食後血糖上昇を抑制する食品などが認可されている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1990 |
基礎研究の進歩
抗GAD抗体同定
- 1990年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
抗GAD抗体同定
Baekkeskovらが1型糖尿病発症にかかわる自己抗体の一つ、抗GAD抗体を同定。のちに報告されたIA-2抗体は、これと同一であることが判明。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
『糖尿病インスリン療法のてびき』 刊行
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1989 |
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学会・イベントの進歩
糖尿病認定医制度 発足
第1回 分子糖尿病学シンポジウム 開催
第1回 日本糖尿病性腎症研究会 開催
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1988 |
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治療薬
ペン型インスリン注入器発売
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医療・療養指導
『わかりやすい糖尿病の運動療法ガイド』 刊行
- 1988年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『わかりやすい糖尿病の運動療法ガイド』 刊行
患者を対象にした『わかりやすい糖尿病の運動療法ガイド』(糖尿病治療研究会 編、医歯薬出版) が刊行。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1987 |
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疫学・大規模スタディの進歩
糖尿病性骨減少症の疫学調査
- 1987年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病性骨減少症の疫学調査
糖尿病患者の骨量は減少しているとの報告があるものの、否定的な意見も少なくない状況において、糖尿病性骨病変研究会が全国規模の疫学調査を実施。わが国においても糖尿病患者は骨減少症の頻度が有意に高いことが明らかになった。
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日本人双生児糖尿病調査
- 1987年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本人双生児糖尿病調査
日本糖尿病学会の双生児糖尿病委員会報告により、双生児における糖尿病の一致率はIDDMよりもNIDDMのほうが高いことなどが明らかになった。
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学会・イベントの進歩
第1回中日糖尿病シンポジウム開催
日本糖尿病動物研究会 設立、第1回 日本糖尿病動物研究会を開催
- 1987年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病動物研究会 設立、第1回 日本糖尿病動物研究会を開催
第1回「日本糖尿病合併症研究会」が名古屋で開催された。同研究会は1998年、「日本糖尿病合併症学会」へ改組。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
日本糖尿病合併症研究会 設立、第1回 日本糖尿病合併症研究会 開催
- 1987年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病合併症研究会 設立、第1回 日本糖尿病合併症研究会 開催
第1回「日本糖尿病合併症研究会」が名古屋で開催された。同研究会は1998年、「日本糖尿病合併症学会」へ改組。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
1型糖尿病治療目的でのシクロスポリン使用禁止勧告
- 1987年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
1型糖尿病治療目的でのシクロスポリン使用禁止勧告
1型糖尿病発症後早期に免疫抑制剤のシクロスポリンを投与することで、インスリン注射療法が不要になったりインスリン注射量を減量できることが報告され、ごく一部で臨床応用されていたが、効果を維持するには同薬の投与を継続しなければならず、同薬には重篤な副作用の懸念があることから、国際小児・思春期糖尿病研究グループ(International study group of diabetes in children and adolescents:ISGT)が小児IDDMへの使用禁止を勧告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1986 |
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医療・療養指導
血糖自己測定保険適用
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学会・イベントの進歩
日本糖尿病性腎症研究会 設立
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1985 |
基礎研究の進歩
インスリン遺伝子異常"Insulin Wakayama"発見
- 1985年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリン遺伝子異常"Insulin Wakayama"発見
南條らが、インスリン遺伝子のA鎖3位がバリンからロイシンに置換れさている構造異常"Insulin Wakayama"を発見。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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診断・臨床報告
HOMA-RおよびHOMA-βモデル提唱
- 1985年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
HOMA-RおよびHOMA-βモデル提唱
MatthewsらがHOMA(homeostasis model assessment)によるインスリン抵抗性、膵β細胞機能の評価モデルを提唱。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
WHOが糖尿病の新分類を発表
- 1985年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
WHOが糖尿病の新分類を発表
WHOが糖尿病の新分類を発表し、栄養不良関連性糖尿病(malnutrition-related diabetes mellitus:MRDM)を追加。ただし、その後、栄養障害との明確な関連が立証されず、1998年の改訂でこのカテゴリーは廃止された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
山形県舟形町でHbA1cを用いた集団検診の試み
- 1985年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
山形県舟形町でHbA1cを用いた集団検診の試み
山形県小国町および舟形町で、糖尿病健診にHbA1cを導入し、健診簡便化の試み。空腹時血糖値とHbA1cでスクリーニングするという今日のスタイル。この時期、空腹時血糖値とHbA1またはHbA1cによるスクリーニングの試みが各地で行われる。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
第1回 糖尿病と妊娠に関する研究会 開催
- 1985年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
第1回 糖尿病と妊娠に関する研究会 開催
第1回「糖尿病と妊娠に関する研究会」が東京で開催された。その後同研究会は1998年、「日本糖尿病・妊娠学会」へ改組。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1984 |
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診断・臨床報告
日本産科婦人科学会が妊娠糖尿病の診断基準を発表
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治療薬
グリクラジド発売
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医療・療養指導
『PRACTICE』(プラクティス) 創刊
- 1984年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『PRACTICE』(プラクティス) 創刊
隔月発行の糖尿病医療スタッフ対象専門誌『PRACTICE』(プラクティス)が創刊される。糖尿病医療・療養指導に求められる種々の情報を豊富に掲載。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
『こどもの糖尿病 サマーキャンプの手びき』発行
- 1984年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『こどもの糖尿病 サマーキャンプの手びき』発行
日本糖尿病学会編集の『こどもの糖尿病 サマーキャンプの手びき』の初版が発行される。現在、同書は第3版。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1983 |
基礎研究の進歩
新たなインスリン遺伝子異常の発見
- 1983年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
新たなインスリン遺伝子異常の発見
羽田らが、インスリン遺伝子のB鎖24位がフェニルアラニンからセリンに置換れさている構造異常を発見。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
老健法による健診がスタート
- 1983年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
老健法による健診がスタート
老人保健法(現在の「高齢者の医療の確保に関する法律」)に基づく健康診査・健康教育制度がスタート。検尿には尿糖、尿蛋白、尿潜血が測定され、糖尿病に関する精密検査として糖負荷試験を規定。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
『糖尿病運動療法のてびき』 刊行
- 1983年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『糖尿病運動療法のてびき』 刊行
医師・医療スタッフを対象にした『糖尿病運動療法のてびき』(糖尿病治療研究会 編、医歯薬出版) が刊行。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
透析療法の現況の初回調査
- 1983年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
透析療法の現況の初回調査
日本透析医会による「わが国の慢性透析療法の現況」調査がスタート。慢性透析患者数に占める原疾患が糖尿病性腎症の患者の割合は7.4%、この年の新規透析導入に限ると15.6%。なお、2013年調査ではそれぞれ、37.9%、43.8%。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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トピック
1型糖尿病発症後早期にシクロスポリン治療の試み
- 1983年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
1型糖尿病発症後早期にシクロスポリン治療の試み
Laupacisらは、1型糖尿病自然発症モデルであるBBウィスターラットに免疫抑制剤 シクロスポリンを用いることで1型糖尿病の発症を完全に抑制できると発表。また、1型糖尿病発症後6週間以内の患者に投与したところ、インスリン注射が不要もしくは必要量が半分以下になったと報告。その後、他の研究グループからも同様の報告があったが、リンパ腫などの副作用が報告され、その他の安全性や投与期間、長期的効果は確立されなかった。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1982 |
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診断・臨床報告
妊娠糖尿病の診断基準の発表
SPIDDMの概念を提唱
- 1982年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
SPIDDMの概念を提唱
小林らが、インスリン分泌量が緩やかに低下する1型糖尿病のサブタイプを報告。のちにSPIDDM(slowly progressive insulindependent diabetes mellitus)と呼称。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
日本糖尿病学会が診断基準改訂
- 1982年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病学会が診断基準改訂
日本糖尿病学会が糖尿病の診断基準を改訂。糖負荷量をそれまでの50gと100gの中間の75gとした。診断基準値は当時のWHO基準にならい、空腹時は140mg/dL以上を糖尿病型とした。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
糖尿病妊婦の実態調査の第2報
- 1982年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病妊婦の実態調査の第2報
大森、平田らが、わが国の糖尿病妊婦分娩例の実態に関する2回目の調査を報告。5年前に報告した1回目の調査と比較して、糖尿病妊婦の分娩数が増加し、妊娠中の経口薬処方や周産期死亡率は減少していた。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
第1回膵移植談話会の開催
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1981 |
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医療・療養指導
グリセミックインデックスの提唱
- 1981年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
グリセミックインデックスの提唱
ブドウ糖摂取後の血糖上昇を100とした基準とし、各食品摂取後の血糖上昇の程度を表す「グリセミックインデックス」を、Jenkinsらが提唱。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
インスリン自己注射保険適用
- 1981年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリン自己注射保険適用
1型糖尿病の治療に必須であるインスリン注射だが、わが国では長らく自己注射(患者や家族による注射)が認められておらず、ようやくこの年、保険が適用された。
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疫学・大規模スタディの進歩
日本人糖尿病の死因の第1回調査
- 1981年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本人糖尿病の死因の第1回調査
日本糖尿病学会による日本人糖尿病の死因に関する初回のアンケート調査報告。死因 の上位は、血管障害、悪性新生物、感染症の順。 また、糖尿病患者の平均寿命は日 本人の平均寿命よりも10年以上短く、特に血糖管理不良例でその差が顕著であること が明らかに。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
第1回日韓糖尿病シンポジウム開催
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1980 |
基礎研究の進歩
ヒトインスリン遺伝子の同定
- 1980年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ヒトインスリン遺伝子の同定
Bell GI、Goodman HMらがヒトインスリンの全塩基配列を明らかにする。これ以降、糖尿病の遺伝素因に関する研究と、新たなインスリン製剤の開発に拍車がかかる。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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診断・臨床報告
WHOが糖尿病診断基準を発表
- 1980年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
WHOが糖尿病診断基準を発表
WHO(世界保健機関)が、75gOGTTによる糖尿病診断基準を発表。それまでは50gOGTT、100gOGTTや1g/kg、50g/m2などさまざまな糖負荷による診断が行われていた。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
国内でプレプログラム型人工膵島開発
- 1980年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
国内でプレプログラム型人工膵島開発
河盛らは、既に開発済みであった体外式人工膵島を改良し、あらかじめパターン化したプログラムにそってインスリン注入率が変更されるタイプを発表。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
糖尿病治療研究会 設立
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1979 |
基礎研究の進歩
インスリン遺伝子異常の発見
- 1979年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリン遺伝子異常の発見
Tagerらが、異常構造をもつインスリンを発見。B鎖の24位または25位のいずれか(のちに25位と判明)がフェニルアラニンからロイシンに置換れさていると報告。インスリン遺伝子異常の1例目。
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診断・臨床報告
NDDGが妊娠糖尿病の診断基準の発表
- 1979年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
NDDGが妊娠糖尿病の診断基準の発表
NDDG(National Diabetes Data Group)が100gOGTTによる妊娠糖尿病の診断基準を発表。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
WHO MSVDD報告
- 1979年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
WHO MSVDD報告
WHO(世界保健機関)による糖尿病合併症に関する国際調査が企画され、イギリス、アメリカ、日本、ソビエト、キューバ、東ドイツ、ポーランドなど13か国の代表的な都市で実施される。国や人種により好発する合併症の違いが明らかに。なお、追跡研究からは糖尿病患者の死因等の相違も示されている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1978 |
基礎研究の進歩
遺伝子組換えヒトインスリンの作成に成功
- 1978年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
遺伝子組換えヒトインスリンの作成に成功
Creaらがヒトインスリンを産生する人工遺伝子(遺伝子組換えヒトインスリン.Biosynthetic human insulin:BHI)の作成に成功。動物由来によらないインスリン製剤の安定供給に道筋をつける。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
CSIIの開発
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トピック
インスリン座薬の試み
- 1978年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリン座薬の試み
七里、河盛らはインスリンの座薬を試作。糖尿病犬の直腸内に50単位、1日2回投与したところ、血糖値が顕著に低下したことを報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1977 |
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診断・臨床報告
HbAIが長期の血糖管理指標になる可能性が示される
福田分類を発表
- 1977年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
福田分類を発表
福田雅俊(1925-2005)が糖尿病網膜症のScott分類をもとに、検査技術の進歩を反映し問題点を整理した福田分類を発表。この分類はその後、若干改訂され、現在でも糖尿病網膜症の病期分類として国内で多用されている。
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疫学・大規模スタディの進歩
インフルエンザ流行期における糖尿病患者の超過死亡の報告
- 1977年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インフルエンザ流行期における糖尿病患者の超過死亡の報告
富永らは、人口動態統計月報のインフルエンザおよび糖尿病による月別死亡率をもとに、インフルエンザ流行期において糖尿病患者の超過死亡が認められることを報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
糖尿病妊婦分娩例の全国調査
- 1977年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病妊婦分娩例の全国調査
大森、平田らにより、糖尿病妊婦分娩例の全国調査が行われる。妊娠期間中に糖尿病を放置していた群ではインスリン治療を受けていた群に比べて周産期死亡率や奇形の頻度が有意に高いことが明らかになった。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1976 |
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医療・療養指導
血糖自己測定の実用化パイロットスタディ(慈恵医科大学、池田ら)
- 1976年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
血糖自己測定の実用化パイロットスタディ(慈恵医科大学、池田ら)
この年、8名の若年発症糖尿病症例に血糖自己測定(SMBG)を取り入れる試験的研究がスタートした。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
四肢切断の原因調査
- 1976年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
四肢切断の原因調査
日本リハビリテーション医学会が四肢切断者の実態調査を実施。下肢切断のうち疾患によるものは30%で、その中でも糖尿病によるものは2%とわずかであると報告される。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1975 |
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診断・臨床報告
MODYの報告
- 1975年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
MODYの報告
若年者に発症する糖尿病でも、いわゆる"成人型糖尿病"ににている病型を、Tattersallらは maturity onsettype diabetes of young people(MODY)と定義し、近親者に高率に糖尿病がみられることを報告した。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
国内で人工膵島開発
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1974 |
基礎研究の進歩
ICA抗体の発見
GKラットを樹立
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治療薬
人工膵島の開発
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1973 |
基礎研究の進歩
ヒト髄液中に1,5-AGの存在を確認
- 1973年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ヒト髄液中に1,5-AGの存在を確認
今日、食後高血糖のマーカーとして利用されている1,5-AGがヒトの髄液中に存在することをPikänenらが報告。その後、吉岡、赤沼らが血液中にも存在することを確認した。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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診断・臨床報告
糖尿病患者の心電図R-R間隔変動低下の報告
- 1973年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病患者の心電図R-R間隔変動低下の報告
Wheelerらが糖尿病患者では心電図R-R間隔の変動が小さくなることを報告。現在この所見は自律神経障害の検査として応用されている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
MCインスリン発売
- 1973年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
MCインスリン発売
ノボ社がモノコンポーネント(MC)インスリンを発売。インスリン製剤は投じ、ブタ等の膵臓から抽出して精製し作られていたが、精製技術が未熟だっため、多くの不純物を含んでおり、インスリン抗体の出現などのアレルギー反応が少なくなかった。MCインスリンは精製の純度を高め、不純物を格段に少なくした製剤。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1972 |
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疫学・大規模スタディの進歩
若年発症糖尿病の第1回全国調査
- 1972年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
若年発症糖尿病の第1回全国調査
わが国における若年発症糖尿病に関する初の本格的な全国調査が三木、丸山により実施される。全国の医療機関へのアンケートの結果、国内の若年発症糖尿病患者数は619名であり、初発症状として多飲・多尿が95%にみられたこと、糖尿病昏睡を経験した者が3分の1以上に上ることなどが報告された。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1971 |
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治療薬
グリベンクラミド発売
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1970 |
基礎研究の進歩
インスリン自己免疫症候群の報告
- 1970年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリン自己免疫症候群の報告
平田幸正(1925-2014)らが、インスリン治療を受けたことがないのにもかかわらず、インスリン自己抗体が存在し自発性低血糖が起こる「インスリン自己免疫症候群」を報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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診断・臨床報告
日本糖尿病学会が診断基準策定
- 1970年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
日本糖尿病学会が診断基準策定
日本糖尿病学会が「糖負荷試験における糖尿病診断基準委員会報告」を発表。糖負荷量は50gまたは100gの二通りが採用され、それぞれの基準値が設けられた。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
UGDP報告
- 1970年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
UGDP報告
The University Group Diabetes Program(UGDP)は、糖尿病領域で行われた初期の大規模臨床研究。インスリンまたはSU薬(トルブタミド)による血糖コントロールによる合併症抑制効果を検証した無作為化二重盲検試験。結果は意外なことにプラセボ群が最も心血管死が少なく、特にトルブタミド群の心血管死はプラセボ群の2倍以上で有意に多いという衝撃的なものだった。手法・解析方法等が現在の臨床研究レベルからみて不備があることが、このような結果につながったのではないかと解釈されている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1969 |
基礎研究の進歩
インスリンの立体構造解明
- 1969年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリンの立体構造解明
エジプト生まれの英国人女性生化学者、Dorothy Crowfoot Hodgkin(1910-1994)がインスリンの立体構造を解明。なお、Hodgkinはコレステロール、ペニシリン等の分子構造の解明により既に1964年にノーベル化学賞を受賞していた。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
ブホルミン発売
クロルプロパミド発売
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1968 |
基礎研究の進歩
ヘモグロビン成分異常が血糖管理マーカーになる可能性
- 1968年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ヘモグロビン成分異常が血糖管理マーカーになる可能性
Rahbarらが、電気泳動により糖尿病患者のヘモグロビン成分異常を見出し、血糖管理指標となり得る可能性があることを報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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診断・臨床報告
網膜症に対する初のレーザー光凝固
- 1968年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
網膜症に対する初のレーザー光凝固
Meter-Sdhwickyrathらが糖尿病網膜症による網膜剥離に対して初めてレーザー光凝固を施行。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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治療薬
アセトヘキサミド発売
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1967 |
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学会・イベントの進歩
第1回 糖尿病学の進歩 開催
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1966 |
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診断・臨床報告
世界初の膵臓移植
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疫学・大規模スタディの進歩
八幡製鉄所従業員家族における小児糖尿病の頻度の報告
- 1966年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
八幡製鉄所従業員家族における小児糖尿病の頻度の報告
八幡製鉄所の従業員の家族の診療録調査から、15歳未満の小児1万人あたり少なくとも1人の顕性糖尿病患者が存在するとの報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1965 |
基礎研究の進歩
酵素による膵島の単離
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診断・臨床報告
Davis分類を発表
WHOが糖尿病を定義
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治療薬
グリクロピラミド発売
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医療・療養指導
『食品交換表』発行
- 1965年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『食品交換表』発行
日本糖尿病学会編集の『糖尿病食事療法のための食品交換表』の初版が発行される。同書は以後、改訂を重ね、現在は第7版。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
「患者調査」の推計患者数に'糖尿病'追加
- 1965年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
「患者調査」の推計患者数に'糖尿病'追加
厚生労働省「患者調査」の推計患者数に、この年はじめて'糖尿病'が加わり、3万3,000人と報告される。推計患者数は調査当日に、その病名で受療した患者数の推計値で、平成23年調査の'糖尿病'は23万2,400人。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
全国糖尿病週間 スタート
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1964 |
基礎研究の進歩
フリーハンドによる膵島の分離
インクレチン効果の報告
- 1964年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インクレチン効果の報告
Elrickらが、ブドウ糖の経静脈による負荷に比して経口負荷のほうがインスリン分泌がより刺激されることを「インクレチン効果」として報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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診断・臨床報告
妊娠糖尿病の診断基準の提案
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1963 |
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医療・療養指導
国内で小児糖尿病サマーキャンプ開催
- 1963年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
国内で小児糖尿病サマーキャンプ開催
小児糖尿病患児を対象とし、糖尿病の自己管理法を身につけるためのイベントであるサマーキャンプが、丸山博らによって国内で開催される。初回の参加者は8名。以後、徐々に全国に広がり、毎年夏季に開催されるようになり、現在に至っている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1962 |
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診断・臨床報告
糖尿病におけるヘモグロビン成分異常の報告
- 1962年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病におけるヘモグロビン成分異常の報告
柴田らが、寒天電気泳動法によって見出した糖尿病患者の血色素成分の異常、のちのHbA1cを報告。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1961 |
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治療薬
メトホルミン発売
- 1961年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
メトホルミン発売
ビグアナイド(BG)薬のメトホルミンが国内で使われ始める。同薬は、類薬で生じた乳酸アシドーシスの懸念のためにほとんど用いられない時期があったが、その後見直され現在でも主要血糖降下薬の一角を占めている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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医療・療養指導
月刊『糖尿病ライフ さかえ』 創刊
- 1961年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
月刊『糖尿病ライフ さかえ』 創刊
日本糖尿病協会の編集による患者さん向け糖尿病情報誌、月刊『糖尿病ライフ さかえ』 が創刊される。糖尿病治療情報について、具体的でわかりやすく解説。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
『糖尿病治療の手びき』発行
- 1961年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
『糖尿病治療の手びき』発行
日本糖尿病学会編集の『糖尿病治療の手びき』の初版が発行される。糖尿病治療の進歩とともに、同書は既に六十回近くの改訂を重ねていてる。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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疫学・大規模スタディの進歩
久山町研究開始
- 1961年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
久山町研究開始
福岡県久山町において、すべての居住者を対象とする住民健診がスタート。死亡後に剖検も行うという世界的にも類のない極めて評価の高いコホート研究。
当初は日本人に多いとされていた脳出血の実態を把握することを主目的としていたが、その後、解析対象疾患を拡大しており、糖尿病に関しても罹患率や合併症・併発症の頻度など、貴重なデータを発信し続けている。
現在においてなお、ほぼ100%の追跡率を維持し、通算剖検率は約75%に及ぶ。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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学会・イベントの進歩
日本糖尿病協会 設立
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1957 |
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治療薬
トルブタミド発売
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学会・イベントの進歩
日本糖尿病学会 設立
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1955 |
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治療薬
メゾ蓚酸カルシウム発売
カルブタミド発売
- 1955年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
カルブタミド発売
スルホニルウレア(SU)薬のカルブタミドが国内に輸入される。ただし臨床には使用されず、SU薬の実際の臨床使用は翌年発売されたトルブタミドから。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1954 |
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治療薬
フェンホルミン発売
- 1954年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
フェンホルミン発売
ビグアナイド(BG)薬のフェンホルミンが国内で発売される。ただし、副作用で乳酸アシドーシスを起こすことが報告され、臨床ではあまりつかわれないまま1977年に販売中止。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1953 |
基礎研究の進歩
インスリンの一次構造解明
- 1953年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリンの一次構造解明
インスリンの一次構造(アミノ酸配列)を英国の生化学者 Frederick Sangerが解明。これにより1958年のノーベル化学賞を受賞。なお、Sangerは1980年にも同賞を受賞。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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診断・臨床報告
Scott分類を発表
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1950 |
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学会・イベントの進歩
IDF設立
- 1950年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
IDF設立
International Diabetes Federation (IDF.国際糖尿病連合)がこの年に設立される。今日では、糖尿病予防・治療の啓発である「世界糖尿病デー(11月14日)」や「ブルーサークル」などの活動を世界的に行っている。
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1946 |
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治療薬
NPH製剤開発
- 1946年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
NPH製剤開発
Hans Christian Hagedorn らは、自身らが開発した「プロタミン亜鉛インスリン」を改良し、さらに作用持続時間を安定化させた「neutral protamine hagedorn(NPH)製剤」を開発。これは現在でも中間型インスリンとして用いられている。
ハーゲドン 情熱の生涯
「糖尿病医療 進歩の歴史 -全記録年表-」
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1940 |
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治療薬
魚由来インスリン製剤化
- 1940年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
魚由来インスリン製剤化
静岡県の清水水産が武田薬品の協力のもと発足させた清水製薬が、魚類由来のインスリンの製剤化に成功。折から戦時体制によりインスリン原末の輸入が途絶えていたことから、国内の糖尿病患者の治療に用いられた。
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学会・イベントの進歩
ADA設立
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1936 |
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治療薬
プロタミン亜鉛インスリン開発
- 1936年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
プロタミン亜鉛インスリン開発
動物から抽出・精製したインスリン製剤はもともと作用時間の短い、いわゆる速効型に相当するため、それのみでは高血糖の急性症状や急性合併症の抑制には効果があるものの、安定した血糖コントロールの維持は困難であった。デンマークの医師 Hagedorn HCらは、それまでのインスリン製剤にプロタミン亜鉛を添加した製剤を開発。これによりインスリン製剤の作用時間が長くなり、頻回の注射によらない安定したコントロールも可能になった。
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1935 |
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治療薬
国内初のインスリン製剤
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1932 |
基礎研究の進歩
インクレチンの命名
- 1932年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インクレチンの命名
La Barreらが栄養素の摂取により消化管から分泌されインスリン分泌を促進する消化管ホルモンの総称として「インクレチン」(incretin:intestine secretion insulin)と命名。
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1925 |
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治療薬
インスリンの国際単位決定
- 1925年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリンの国際単位決定
国際連盟保健部がトロント大学および各社のインスリン粉末を混合し、1mgを8単位とする。その後、製剤技術の進歩を反映し変更される。
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医療・療養指導
米国で小児糖尿病サマーキャンプ開催
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1922 |
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診断・臨床報告
坂口食の報告
- 1922年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
坂口食の報告
東京帝国大学教授の坂口康蔵らが、糖尿病診断のための負荷試験として「坂口試験食」を考案。270gの米飯,と卵2個を摂取し、食後の血糖値を評価する。
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治療薬
インスリン製剤化
- 1922年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリン製剤化
トロントのグループが膵からの抽出液isletinをinsulinと名付け、製剤化。以後、イーライリリー社やノルディスク社などにより大量生産へ。
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インスリン治療開始
- 1922年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリン治療開始
Frederick Bantingらが抽出したisltinが14歳の1型糖尿病患者に初めて投与される。当初は抽出物の精製が未熟であったためはほとんど効果がなくアレルギー反応が現れ1回限りで中止されたが、ほどなく精製度を高めたものが用いられ、患者の血糖値は正常値に低下した。これにより、糖尿病が治療可能な疾患になった。
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1921 |
基礎研究の進歩
インスリンの発見
- 1921年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリンの発見
カナダ・トロントの医師、Frederick Grant Banting(1891-1941)とCharles Best(1899-1978)が膵島ホルモンの抽出に成功し、isletinと命名。これにより、Bantingとその研究に協力したJohn James Richard Macleod(1876-1935)は1923年のノーベル生理学・医学賞を受賞。
Frederick Banting ca. 1920–1925 in Toronto, Ontario
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1918 |
基礎研究の進歩
インスリンの命名
- 1918年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
インスリンの命名
英国の医師、Edward Albert Sharpey Schafer(1850-1935)が、ランゲルハンス島からの内分泌ホルモンを、ラテン語の'島'を意味する語から「インスリン」と命名した。
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1901 |
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診断・臨床報告
わが国初の小児糖尿病の報告
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1899 |
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診断・臨床報告
ウイルス感染後の糖尿病発症の報告
- 1899年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
ウイルス感染後の糖尿病発症の報告
流行性耳下腺炎に続いて糖尿病を発症した症例をHarisが報告。ウイルス感染と糖尿病の因果関係を示唆。
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1889 |
基礎研究の進歩
イヌの膵臓全摘出による糖尿病
- 1889年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
イヌの膵臓全摘出による糖尿病
ドイツの医師、Oskar Minkowski(1858-1931)とJoseph von Mering(1849-1908)が、イヌの膵臓を全摘出し、糖尿病を発症することを確認。
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1874 |
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診断・臨床報告
糖尿病性昏睡時のクスマウル呼吸の報告
- 1874年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
糖尿病性昏睡時のクスマウル呼吸の報告
Kussmaul(ドイツ)が糖尿病性昏睡時にみられる特異的な呼吸(クスマウル大呼吸)を報告。
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1869 |
基礎研究の進歩
膵島(ランゲルハンス島)の発見
- 1869年
- 糖尿病医療 進歩の歴史
膵島(ランゲルハンス島)の発見
ドイツの医師、Paul Langerhansが膵臓に新たな細胞群を発見。この細胞群は後に、インスリンやグルカゴンを分泌する細胞で、それらがあたかも島のように点在していることがわかり、「ランゲルハンス島」と名付けられた。
ランゲルハンス島。H-E染色(画像元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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診断・臨床報告
糖尿病による網膜炎の初の報告
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1805 |
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トピック
「膵」という国字が作られる
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