糖尿病情報スクランブル

私の糖尿病50年 糖尿病医療の歩み

後藤 由夫(東北大学名誉教授、東北厚生年金病院名誉院長)

糖尿病治療薬の特徴と服薬指導のポイント

日本人の生活環境が戦後から高度成長期を経て現在までに激変したのと同じように、糖尿病の医療にも大きな変化があった。このコーナーは、この間の糖尿病医療の進歩の跡を、永らくこの分野をリードされてきた後藤由夫先生に、その体験をもとに語っていただき、今後の糖尿病医療を担う方々の参考に資するために企画されたものである。

本来医療スタッフを対象とした企画であるが、糖尿病患者さんやそのほか一般の方にも興味をもって読んでいただけるものと考えている。

「私の糖尿病50年 糖尿病医療の歩み」は、2003年1月~2009年8月まで糖尿病ネットワークで全64回にわたり連載し、ご好評いただいたものです。このたび、さらに多くの方にご覧頂きたく、糖尿病情報スクランブルにおいて月に2回ずつ公開していくことになりました。なお、文中に出てくる用語や診断基準、法制度などは、当時の状況のまま掲載しております。現在のものと異なる部分もありますが、ご了承ください。

筆者略歴

後藤由夫 先生

後藤 由夫 先生

1925年10月3日生まれ
県立酒田中学、第二高等学校理乙を経て
東北大学医学部 1948年9月卒業
1年間のインターン後、東北大学内科学第3講座にて研究
ペンシルベニア大学内科客員科学者(1958年-60年)
弘前大学教授(1970年-76年)
東北大学教授(1976年-88年)
東北大学名誉教授(1988年-)
東北厚生年金病院院長(1988年-94年)
東北厚生年金病院名誉院長(1994年-)
日本糖尿病協会理事長(1992年-2000年)
日本臨床内科医会会長(1999年-2011年)

糖尿病の成因、合併症、治療法を研究し、糖尿病モデル動物GKラットの開発に成功。日本内科学会会頭をはじめ糖尿病学会、老年医学会、動脈硬化学会、臨床栄養学会、膵臓病研究会、体質学会、自律神経学会、過酸化脂質学会、肥満学会、東洋医学会、人間ドック学会、発汗研究会、末梢神経研究会などの会長・会頭をはじめ、糖尿病関係の5つの国際シンポジウムの会長を担当。日本臨床内科医会会長を2011年まで務めた。