SGLT2阻害薬「アプルウェイ錠20mg」発売
2014.05.26
第57回日本糖尿病学会年次学術集会
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サノフィは、選択的SGLT2阻害薬「アプルウェイ錠20mg」(一般名:トホグリフロジン水和物)を5月23日に発売した。
アプルウェイは、中外製薬が創製したSGLT2(選択的ナトリウム・グルコース共輸送体2)阻害薬で、腎尿細管におけるグルコースの再吸収を阻害することで、血液中の過剰なグルコースを尿中へ排出させ、血糖を低下させる薬剤。同剤はインスリンを介さない新しい作用機序を有し、HbA1c、空腹時および食後の高血糖を是正することに加え、低血糖のリスクが低く体重減少作用を有することが期待されている。
国内での2型糖尿病患者を対象とした第3相臨床試験では、同剤20mgの単剤投与により、HbA1cは0.69%(24週時)、0.67%(52週時)、それぞれ低下した。食後2時間血糖値は、57.3mg/dL(24週時)、59.6mg/dL(52週時)低下した。副作用として、他の糖尿病用薬(特にSU薬(14.7%))との併用で低血糖が報告された。
アプルウェイ[e-MR](サノフィ)
販売名 | アプルウェイ錠20mg |
一般名 | トホグリフロジン水和物 |
2型糖尿病 | |
通常、成人にはトホグリフロジンとして20 mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。 | |
承認取得日 | 2014年3月24日 |
薬価 | アプルウェイ錠20mg 205.50円 |
薬価収載日 | 2014年5月23日 |
発売日 | 2014年5月23日 |
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[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]