日本腎臓学会と日本糖尿病学会の専門医間の紹介基準を作成 両学会の連携を強化

 日本腎臓学会と日本糖尿病学会は、両学会の専門医間の紹介基準を作成した。昨年2月にかかりつけ医から専門医・専門医療機関への紹介基準を公表しており、両学会は緊密に連携して、糖尿病性腎臓病の克服に取り組んでいる。このほど専門医間の紹介基準を設けたことで、連携をさらに強化する。
糖尿病性腎臓病に対する対策をさらに強化
 糖尿病専門医から腎臓専門医への紹介については、(1)主に腎臓専門医による腎疾患の鑑別を目的とした紹介、(2)主に腎臓専門医による継続管理を目的とした紹介――と基準を明記。

 (1)では、「糖尿病網膜症を伴わない0.5g/gCr以上の尿蛋白」「顕性蛋白尿を伴わない腎機能低下」「3ヵ月以内にeGFRが30%以上低下する急速な腎機能低下」など5項目で基準を示した。(2)では、「保存期腎不全(eGFR 30ml/min/1.73m2未満)」「ネフローゼ症候群」「eGFR 10 ml/min/1.73m2/年以上の腎機能低下」など6項目で基準を示した。

 紹介後は診断結果に応じて併診あるいは糖尿病専門医での糖尿病治療継続としている。

 腎臓専門医から糖尿病専門医への紹介基準では、(1)糖尿病治療の大幅な変更等が望まれる場合は「血糖コントロール不良が一定期間持続する場合」「糖尿病治療の見直しを要する場合」「糖尿病急性増悪の場合もしくは急性合併症」などの5項目が挙げ、紹介後は診断結果に応じて併診あるいは腎臓専門医での腎臓病治療を継続することを想定している。

 (2)糖尿病専門医による糖尿病の継続管理が望ましいと考えられる場合としては、「内因性インスリン分泌が高度に枯渇している可能性がある場合」を挙げている。

日本腎臓学会と日本糖尿病学会専門医間の紹介基準について(日本糖尿病学会)

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[Terahata]

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