【新型コロナ】日本医師会と日本循環器連合が心血管病診療に関する緊急声明を発表 「治療中断や受診控えで重症化する患者が増えている」

 日本医師会と日本循環器連合は、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言下での、心血管病診療に関する緊急声明を発表した。
 心血管病診療に携わる医療従事者やベッドなどの医療資源が、新型コロナウイルス感染症の診療に振り分けられることが多くなっており、緊急の対応が必要だとしている。
新型コロナウイルス感染症拡大で受診控え
「速やかに医療機関を受診して」
 心血管病診療に携わる医療従事者やベッドなどの医療資源が、新型コロナウイルス感染症の診療に振り分けられることが多くなっている結果、次のことが引き起こされているとしている。

▼緊急治療を要する急性心筋梗塞、急性心不全、致死性不整脈、肺塞栓症、大動脈解離、大動脈瘤破裂等への救急対応ができなくなっている地域や医療機関が増えています。
▼治療中断や受診の手控えのために心血管病が重症化する患者さんが増えています。

 そこで、日本医師会・日本循環器連合は、以下の2点について緊急声明を発出した。

(1) 必要な心血管病診療を提供するためには、何よりもできるだけ新型コロナウイルス感染者を減らすことが重要です。国民のみなさまには、より一層新型コロナウイルス感染予防に留意し、慎重な行動をとっていただきますようにお願い致します。

(2) 現在受けられている心血管病の治療は引き続きしっかり続けてください。新型コロナウイルス感染症拡大で受診控えされている方も、感染対策を行っている安心マークを掲げている医療機関への受診をしてください。心臓や血管に異常を感じたら、ためらわず速やかに医療機関を受診してください。

 「日本循環器連合は、国民の生命を守るため、心血管病診療のプロフェッショナルである医療従事者の責任と自覚をもって、日本医師会の協力を得ながら、心血管病診療体制の維持に全力で取り組みます」としている。

公益社団法人 日本医師会
日本循環器連合について(日本循環器学会)
日本循環器学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本小児循環器学会、日本不整脈心電学会、日本心不全学会、日本心臓リハビリテーション学会、日本心臓病学会、日本心エコー図学会、日本心臓血管外科学会、日本血管外科学会、日本胸部外科学会
日本循環器学会・COVID-19対策特命チーム
[Terahata]

関連ニュース

2021年02月09日
患者さんの2人に1人がインスリン注射の「打ち忘れ」を経験 ネットワークアンケートより
2021年02月09日
【新型コロナ】ワクチン接種の希望は説明の仕方によって増減 丁寧に説明すれば接種希望を高められる可能性
2021年02月09日
【新型コロナ】日本医師会と日本循環器連合が心血管病診療に関する緊急声明を発表 「治療中断や受診控えで重症化する患者が増えている」
2021年02月09日
後期高齢の心疾患患者の腎機能を維持するために 身体活動量を高めて心不全悪化による再入院を予防 外来心臓リハビリが有効な治療介入に
2021年02月05日
世界初の経口投与できるGLP-1受容体作動薬「リベルサス錠」 2型糖尿病治療薬として発売 新たな治療オプションを提供
2021年02月03日
糖尿病・慢性腎臓病患者に対するSGLT-2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の予防効果の違いを発見 SGLT-2阻害薬は心血管・腎イベントを有意に減少
2021年02月03日
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する包括的な検査ソリューションを拡充 測定時間が15分の迅速抗原検査キットなど アボット
2021年02月03日
【新型コロナ】1回接種で効果のあるCOVID-19ワクチンの第3相試験中間解析を発表 重症疾患への予防効果は85% ジョンソン・エンド・ジョンソン
2021年02月02日
【新型コロナ】コロナ禍での自殺率は女性・子供・青年を中心に上昇 経済・生活面でのダメージが大きい人の自殺動向を注視する必要が
2021年02月02日
認知機能の低下した患者の顔は人工知能(AI)により見分けられる 認知症の早期診断を促す新たな検査法の開発へ

関連コンテンツ

編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
ページのトップへ戻る トップページへ ▶