【新型コロナ】COVID-19ワクチンの生産体制整備事業 国内6社を採択 ワクチンの早期供給を促す

 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する「ワクチン生産体制等緊急整備事業(第1次公募)」の対象企業に国内6社を採択したと発表した。
COVID-19ワクチン体制整備事業 国内6社を採択
 厚労省の「ワクチン生産体制等緊急整備事業」は、国内で、新型コロナウイルスワクチンをはじめとしたバイオ医薬品の大規模生産体制の早期構築をはかるための事業で、ワクチンの国内での早期供給を促すものだ。

 第1次公募では、下記の国内6社を採択した――。

(1) アストラゼネカ株式会社
アデノウイルスベクター
アデノウイルスにSARS-CoV-2ウイルススパイクタンパク質の遺伝物質を導入。体内で、表面スパイクタンパク質が産生され、免疫が誘導される。
日本でも第1/2相試験を8月より開始

(2) アンジェス株式会社
DNAワクチン
DNAを人に投与する注射剤。人体の中で、DNAからmRNAを介して、コロナウイルスのタンパク質(抗原)が合成され、免疫が誘導される。
第1/2相試験を開始済み

(3) KMバイオロジクス株式会社
不活化ワクチン
不活化したコロナウイルスを人に投与する従来型のワクチン。
最短で2020年11月から臨床試験

(4) 塩野義製薬株式会社
組換えタンパクワクチン
遺伝子組換え技術を用いて培養細胞によりコロナウイルスのタンパク質(抗原)を製造し、コロナウイルスタンパク質(抗原)を人に投与するための注射剤。
最短で2020年内の臨床試験開始

(5) 武田薬品工業株式会社
ナノ粒子ワクチン
遺伝子組み換えナノ粒子技術を用いてロナウイルススパイクタンパク由来の抗原を発現。
未定

(6) 第一三共株式会社
mRNAワクチン
メッセンジャーRNAを人に投与する注射剤。人体の中で、コロナウイルスのタンパク質(抗原)が合成され、免疫が誘導される。
最短で2021年3月から臨床試験開始

 この結果をふまえて、新薬・未承認薬等研究開発支援センターが、各事業者からの申請にもとづき合計で約900億円の助成金を交付していく。なお、次回公募を行うかどうかについては未定としている。

ワクチン生産体制等緊急整備事業(第1次公募)の採択結果について(2020年8月7日)
COVID-19関連研究開発課題情報―ワクチン関連―(AMED:国立研究開発法人日本医療研究開発機構)
[Terahata]

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編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
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