糖尿病の「三日坊主」を防止するアプリ チームで励まし治療を継続

 MSDは、「三日坊主防止アプリ みんチャレ」を開発したエーテンラボと、事業提携を開始した。アプリを通じて糖尿病患者の生活習慣の改善をサポートすることで、社会や患者に貢献するのが狙い。
糖尿病の新しい支援ツール 三日坊主を防止
 エーテンラボの開発したアプリ「三日坊主防止アプリ みんチャレ」は、知らない人5人と匿名でチームを組み、チーム内のチャットで励まし合いながら、食事や運動、治療など、習慣改善にチャレンジするためのアプリ。

 2型糖尿病は自覚がないまま進行してしまうケースが多く、診断された後でも、定期的に薬を飲むことを忘れたりやめたりすることにより症状が進行してしまうケースが少なくない。また、食事療法や運動療法など、患者の自己管理が治療の大きな比重を占める。

 このアプリは、同じ糖尿病の患者同士が励まし合いながら、服薬、食事・運動療法を継続できるよう支援するというもの。

 チーム内のチャットには、コミュニティ活性化や治療継続の意思を高めるAIチャットボット機能を搭載している。

 「みんチャレ」のユーザー数は30万人を越えている。App StoreやGoogle Playなどで「みんチャレ」と検索し、ダウンロード(無料)すれば利用できる。

 利用方法は、(1)「みんチャレ」のアプリをインストール、(2)アプリを立ち上げ、「チーム検索」をタップ、(3)「チームを探す」をタップし、希望するチャレンジのカテゴリーを選択、(4)「メンバー募集中」のチームに参加してチャレンジをスタート、(5)チャットで報告し合いながら治療を習慣化。
糖尿病領域に特化したビジネスコンテストで最優秀賞
 今回の提携は、MSDが2017年に主催した日本の糖尿病領域における医療課題を解決するビジネスプランを支援するコンテスト「Diabetes Innovation Challenge」(ダイアビーティス イノベーション チャレンジ)において、最優秀賞を受賞したプランを実現化したもの。

 コンテストの課題テーマは「健康診断等の受診率」「糖尿病が疑われている人の医療機関受診率」「糖尿病薬の服薬アドヒアランス(服薬遵守)」を、それぞれ改善すること。これらは糖尿病における医療課題になっている。

 エーテンラボのアプリ開発能力とMSDの専門的な知見やプロモーションチャネルを活用した相互連携によるメディカル・ヘルスケア領域におけるさらなる事業拡大を目指す。

 今後はMSDの医薬情報担当者(MR)が医療機関に新しい治療支援ツールとしてみんチャレを紹介し、承諾した医療機関にパンフレットを置くなどしてサービスの認知を広げるという。

みんチャレ - 三日坊主防止アプリ(エーテンラボ)
エーテンラボ
Diabetes Innovation Challenge~糖尿病領域の医療課題に挑む~(MSD)
[Terahata]

関連ニュース

2019年01月09日
「高齢者肥満症診療ガイドライン2018」を公開 認知症やADL低下の観点を付加 日本老年医学会
2019年01月09日
「サーキットトレーニング」が効果的な運動法に 2型糖尿病発症率を最大で40%低下 国立健康・栄養研究所とカーブスジャパンが共同研究
2019年01月07日
糖尿病リソースガイド 2018年に読まれた記事ランキング・ベスト25
2018年12月28日
「劇症1型糖尿病」に関与する遺伝子を全ゲノム解析で世界ではじめて特定 日本糖尿病学会1型糖尿病委員会がオールジャパン体制で実施
2018年12月28日
「糖尿病リスク予測ツール」を公開 3年後の糖尿病発症リスクを予測
2018年12月27日
糖尿病の自己管理をアドバイスするアプリが低血糖・高血糖のリスクを低減 アセンシアの血糖自己測定システム用アプリ「CONTOUR DIABETES」
2018年12月27日
「腎機能が低下した患者」に誤った量の薬を提供 医療機能評価機構が注意喚起
2018年12月27日
若年1型糖尿病患者のQOLに影響する因子とは?
2018年12月25日
SGLT2阻害薬「スーグラ錠」 日本で1型糖尿病に適応拡大
2018年12月25日
高体重が慢性腎不全(CKD)患者の短期予後の予測因子に 糖尿病では肥満のメリットは減弱 2万6,000人を調査

関連コンテンツ

編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
ページのトップへ戻る トップページへ ▶