1型糖尿病患者さん(23歳、男)の性生活 インスリンとの歩き方

2016.04.28

1型糖尿病患者の遠藤伸司さんによる連載「インスリンとの歩き方」は、第9回「第9回 1型糖尿病(23歳、男)の性」を公開しました。今回は誰もが経験し、悩みや不安、心配事が多い性についてのお話。筆者が23歳当時に体験した出来事を振り返ります。
連載「インスリンとの歩き方」へ ▶

連載「インスリンとの歩き方」

 執筆者の遠藤さんは、中学生の頃に1型糖尿病を発症。以来、約30年間の療養生活の中で、留学や進学、就職、そして転職、プライベートまで幅広い経験を積み、なにかと無理をすることもあったようです。

 連載では、そんな遠藤さんの半生を、糖尿病と上手につきあうためのコツやノウハウを中心に、実体験のエピソードを交えて語っていただきます。1型糖尿病患者さんをはじめ、2型糖尿病患者さん、糖尿病医療に携わる方々は、ぜひご一読ください。

インスリンとの歩き方/執筆者プロフィールへ ▶

第9回 1型糖尿病(23歳、男)の性(本文より)

その日、糖尿病の診察のために会社は休みだった。

 実家暮らしの僕の四畳半の部屋には、カーテンがなかったので陽の光は、すでに床の赤いカーペットまで届いていた。大量の眩い光のおかげで、僕は部屋にある全ての物を認識することができたが、ベッドに寝ている僕のプライバシーは磨りガラスによって守られていた。まだ仰向けに横たわったままで、僕は天井のしみを見ていた。頭は空っぽで、まるで真空パックに入れられたみたいだった。何も生み出すことはなかった。ただ、今日は会社がないという解放感だけは認識できる。さて。僕はおもむろに、ベッドの下に隠し置いてあった少々過激な雑誌を手に取る......。

続きはこちら...
第9回 1型糖尿病(23歳、男)の性 ▶

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 糖尿病の各薬剤を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント!~薬剤選択にどう生かすか~
妊婦の糖代謝異常(妊娠糖尿病を含む)の診断と治療 糖尿病を有する女性の計画妊娠と妊娠・分娩・授乳期の注意点 下垂体機能低下症、橋本病、バセドウ病を有する女性の妊娠・不妊治療
インスリン・GLP-1受容体作動薬配合注 GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド) CGMデータを活用したインスリン治療の最適化 1型糖尿病のインスリン治療 2型糖尿病のインスリン治療 最新インスリン注入デバイス(インスリンポンプなど)
肥満症治療薬としてのGLP-1受容体作動薬 肥満症患者の心理とスティグマ 肥満2型糖尿病を含めた代謝性疾患 肥満症治療の今後の展開
2型糖尿病の第1選択薬 肥満のある2型糖尿病の経口薬 高齢2型糖尿病の経口薬 心血管疾患のある2型糖尿病の経口薬

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料