1型糖尿病と自律神経と運動 連載「インスリンとの歩き方」

1型糖尿病患者の遠藤伸司さんによる連載「インスリンとの歩き方」では、第24回「1型糖尿病と自律神経と運動」を公開しました。連載「インスリンとの歩き方」へ ▶

連載「インスリンとの歩き方」

 執筆者の遠藤さんは、中学生の頃に1型糖尿病を発症。以来、約30年間の療養生活の中で、留学や進学、就職、そして転職、プライベートまで幅広い経験を積み、なにかと無理をすることもあったようです。

 連載では、そんな遠藤さんの半生を、糖尿病と上手につきあうためのコツやノウハウを中心に、実体験のエピソードを交えて語っていただきます。1型糖尿病患者さんをはじめ、2型糖尿病患者さん、糖尿病医療に携わる方々は、ぜひご一読ください。

インスリンとの歩き方/執筆者プロフィールへ ▶

第24回 1型糖尿病と自律神経と運動(本文より)

 僕は、また中目黒のあの串焼き屋にいた。
 苦しかったシックデイ(糖尿病の人が糖尿病以外の風邪や下痢、その他の病気にかかったときのこと:糖尿病ネットワーク:糖尿病用語辞典より)が過ぎ去ってから、2週間くらいが経ったころだった。

朝起きられない

「最近、朝が起きられないんだ。その上、朝、すごく落ち込む。」

 僕は、素直に今の症状と感情を、医者になった女友達へ伝えた。

「起きられないの?」

「そう、起きられない。起きるのが嫌だなあ、とか、眠いなあ、というレベルじゃない。体が朝から言うことを聞いてくれないんだ。だから、起き上がることもできない。今日も朝起きれなくて、会社を休んじゃった」

「えっ、会社を休んだの?」

「うん」
「だけど、今は元気そうじゃない?」
「そう夕方くらいからは、元気になってくる。だから、飲みに行こうと君を誘ったんだ。でも、また明日の朝、きっと起きれない......」
「熱はあるの?」
「ない」
「喉が痛いとか、咳が出るとかはある?」
「まったくない。夕方くらいからは、いたって元気になる」

 そう......彼女は、笑顔で話してはいたが、頭の中では知識やら、経験やら、なにやらいろいろなものを引っ張り出しているようだった。

「そういえば、この前、シックデイだったよね。そのシックデイが治ったのはいつ頃?」
「うん、治ってから、もう2週間以上は経ってると思う......」

続きはこちら...
第24回 1型糖尿病と自律神経と運動 ▶

[dm-rg.net]

関連ニュース

2019年08月08日
DPP-4阻害薬「スイニー」にLDLコレステロール低下作用 スタチン服用中のハイリスク2型糖尿病患者で
2019年08月02日
糖尿病合併症の検査の実施率に全国で格差 糖尿病腎症の検査の実施率は最高31.6%、最低10.8% 国立国際医療研究センター
2019年08月02日
糖尿病性腎症の予後因子としてタンパク尿の重要性を解明 腎生検にもとづく長期・大規模コホート研究「糖尿病性腎症レジストリー」
2019年08月01日
「SGLT2阻害薬」はケトアシドーシスに注意 「患者への説明も含めた十分な対策が必要」と呼びかけ 日本糖尿病学会
2019年08月01日
血糖自己測定(SMBG)の再評価が始まっている SMBGは糖尿病の管理を向上させる有用なツール
2019年07月30日
2017年度の生活習慣病の医療費 糖尿病が第1位に レセプト3億8,000万件を分析
2019年07月26日
経口セマグルチドを日本で2型糖尿病治療薬として承認申請 GLP-1アナログの錠剤
2019年07月26日
キャピラリー電気泳動法を用いた独自技術で測定するグリコヘモグロビン分析装置「ザ ラボ 001(The Lab 001)」を発売 アークレイ
2019年07月23日
産官学連携で糖尿病性腎症に対策 AIでリスク要因を分析し保健事業に発展 大分県
2019年07月22日
フォシーガが1型糖尿病への適応拡大 「正常血糖ケトアシドーシスには注意が必要」 患者・医療従事者向けの指導箋の活用を呼びかけ

関連コンテンツ

編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
ページのトップへ戻る トップページへ ▶