「カナリア配合錠」発売 日本初のDPP-4阻害剤とSGLT2阻害剤の配合剤
2017.09.11
田辺三菱製薬と第一三共は9月7日、選択的DPP-4阻害剤「テネリア錠」(一般名:テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物)とSGLT2阻害剤「カナグル錠」(一般名:カナグリフロジン水和物)の配合剤である2型糖尿病治療剤「カナリア配合錠」を発売した。
日本初のDPP-4阻害剤とSGLT2阻害剤の配合剤
「カナリア配合錠」は、日本ではじめて発売された、DPP-4阻害剤とSGLT2阻害剤の2成分を含有する配合剤。「テネリア錠」と「カナグル錠」は、いずれも田辺三菱製薬が創製した日本オリジンの2型糖尿病治療剤。両剤を配合した「カナリア配合錠」は、DPP-4阻害剤による血糖値に応じたインスリン分泌促進作用と、SGLT2阻害剤による尿糖排泄促進作用という、2つの異なる作用機序により、1日1回、1錠で良好な血糖コントロールが期待できるという。 「テネリア錠」または「カナグル錠」の単独治療で効果が不十分な患者を対象とした国内の臨床試験では、「カナリア配合錠」の有効性や安全性において良好な成績が認められた。 「カナリア配合錠」は、「テネリア錠」と「カナグル錠」の併用治療により血糖コントロールが安定している2型糖尿病の患者が使用することで、服薬錠数を低減でき、アドヒアランスの向上につながる。また、「テネリア錠」または「カナグル錠」での単剤治療を受けているにもかかわらず、効果が不十分な2型糖尿病の患者にとっては、本剤を私用することで血糖コントロールの改善が期待できる。 なお、「テネリア錠」は第一三共が、「カナグル錠」は田辺三菱製薬がそれぞれ販売しているが、「カナリア配合錠」は第一三共が販売を行い、医療機関への情報提供活動については、「テネリア錠」「カナグル錠」と同様、両社共同で実施する。販売名 | カナリア配合錠 |
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一般名 | テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物/カナグリフロジン水和物配合錠 |
効能・効果 | 2型糖尿病 ただし、テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物及びカナグリフロジン水和物の併用による治療が適切と判断される場合に限る。 |
用法・用量 | 通常、成人には1日1回1錠(テネリグリプチン/カナグリフロジンとして20mg/100mg)を朝食前又は朝食後に経口投与する。 |
包装 | カナリア配合錠:100錠(10錠×10) |
薬価 | 300.30円 |
2017年7月3日 | |
2017年8月30日 | |
発売日 | 2017年9月7日 |
製造販売元 | 田辺三菱製薬株式会社 |
販売元 | 第一三共株式会社 |
[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]