営業成績と社会人2年目の苦悩 インスリンとの歩き方

1型糖尿病患者の遠藤伸司さんによる連載「インスリンとの歩き方」は、第10回「表彰状の行方」を公開しました。社会人2年目となり仕事にも慣れてきたところで起きた心の葛藤。七転八倒の末に芽生えた野心とは?
連載「インスリンとの歩き方」へ ▶

連載「インスリンとの歩き方」

 執筆者の遠藤さんは、中学生の頃に1型糖尿病を発症。以来、約30年間の療養生活の中で、留学や進学、就職、そして転職、プライベートまで幅広い経験を積み、なにかと無理をすることもあったようです。

 連載では、そんな遠藤さんの半生を、糖尿病と上手につきあうためのコツやノウハウを中心に、実体験のエピソードを交えて語っていただきます。1型糖尿病患者さんをはじめ、2型糖尿病患者さん、糖尿病医療に携わる方々は、ぜひご一読ください。

インスリンとの歩き方/執筆者プロフィールへ ▶

第10回 表彰状の行方(本文より)

 社会人1年目の僕は、かなり未熟な会社員だった。納車前の顧客の新車を電信柱へぶつけてしまったし、飛込訪問では渡した名刺を目の前でやぶられたりもした。上司はいつも怖かった。けれど、そんな僕でも手に入れられたものはあった。それは、いくつかの間違っていない敬語の使いかたと、車を素早く洗車することだった。(僕は15分で車をピカピカにするコツを知っている)。単月に最も多くの車を売った営業マンに送られる「新人のMVP賞」も手に入れた。

 僕は、卒業式以外で、初めて表彰状をもらった。表彰状を見れば、「新人」とか、10月度とか11月度という「月度」という文字が書いてあった。まるで30日経てば、ビリッと破いて捨て去られるカレンダーの1ページのような表彰状だった。そういう表彰状よりも、高級ホテルの広間で、皆の前で渡されるような表彰状がほしいと思った。そして、時は勝手に過ぎて、勝手に僕は社会人2年目になった。

続きはこちら...
第10回 表彰状の行方 ▶

[dm-rg.net]

関連ニュース

2019年01月07日
糖尿病リソースガイド 2018年に読まれた記事ランキング・ベスト25
2018年12月27日
「腎機能が低下した患者」に誤った量の薬を提供 医療機能評価機構が注意喚起
2018年12月27日
心のそこにあるモチベーション 連載「インスリンとの歩き方」
2018年12月14日
「1型糖尿病研究基金」第13回研究費助成の公募を開始 日本IDDMネットワーク
2018年12月06日
アラート機能付きのリアルタイムCGM「ガーディアン コネクト システム」の提供を開始 高血糖や低血糖に対する回避行動を促す
2018年11月30日
免疫チェックポイント阻害薬による1型糖尿病発症 日本内分泌学会がガイドラインを発表 日本糖尿病学会が協力
2018年11月15日
世界糖尿病デー 「リリー インスリン50年賞」 インスリン治療を続けて50年
2018年10月23日
コンタクトレンズを装着するだけで血糖値を持続的にモニタリング 無線給電が不要の世界最小センサーを開発 名古屋大学
2018年10月19日
日本の1型糖尿病の患者数は10~14万人 支援とケアが必要 厚労省研究班
2018年10月17日
リリーの新規の超速効型インスリン「URLi」 1型・2型糖尿病の第3相臨床試験で有効性に関する主要評価項目を達成 食後血糖値の改善効果も

関連コンテンツ

編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
ページのトップへ戻る トップページへ ▶