「グルコバイOD錠」の製造販売承認を取得 バイエル薬品

2010.01.18
 バイエル薬品は1月15日、食後過血糖治療剤「グルコバイOD 錠50mg」「グルコバイOD錠100mg」(一般名:アカルボース)の承認を取得したと発表した。薬価収載後、「グルコバイ錠」と同様に田辺三菱製薬と共同販売する。
 「グルコバイOD錠」の製品特性として、(1)水なしで服用でき口に含むとサッと溶け、(2)患者の服薬コンプライアンスの向上により心血管イベントの発症抑制に貢献することを挙げている。
 「グルコバイ錠」は心血管イベント発症抑制のエビデンスがある唯一のα-グルコシダーゼ阻害薬。アンケート調査では糖尿病患者の約半数が口腔内崩壊(OD)錠を服用したいと回答し、内科医でも85%がOD錠の必要性を感じていると回答、OD錠の開発が求められていた。

〈グルコバイOD錠の製品概要〉
  • 製品名:グルコバイOD 錠50mg、グルコバイOD錠100mg
  • 一般名:アカルボース
  • 効能・効果:糖尿病の食後過血糖の改善
  • 用法・用量:アカルボースとして、成人では通常1回100mgを1日3回、食直前に経口投与する。ただし、1回50mgより投与を開始し、忍容性を確認したうえ1回100mgへ増量することもできる。なお、年齢、症状に応じ適宜増減する
  • 製造販売元:バイエル薬品株式会社
  • 販売提携:田辺三菱製薬株式会社
(1月18日 プレスリリース)

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