週1回投与のGLP-1アナログ「セマグルチド」 2型糖尿病治療薬として承認

 ノボ ノルディスクは3月23日、厚生労働省が新規週1回投与のGLP-1アナログである「オゼンピック」(一般名:セマグルチド(遺伝子組換え))について、2型糖尿病の治療薬としての製造販売を承認したと発表した。
国内で3剤目の週1回投与GLP-1受容体作動薬
 「オゼンピック」は、2型糖尿病治療用に開発された、新規の週1回投与のGLP-1アナログ。承認は、8,000人以上の成人2型糖尿病患者が参加した、8つの第3a相臨床試験からなるグローバル臨床開発プログラムである「SUSTAIN」プログラムにもとづいている。この第3a相プログラムには、心血管疾患の発現リスクが高い患者や腎障害の有無にかかわらず幅広い層の2型糖尿病患者が対象に含まれている。

 「SUSTAIN」の5つの臨床試験には約1,200人の日本人成人2型糖尿病患者が含まれており、「オゼンピック」による治療で、対照薬と比較し優れたHbA1c改善効果が認められたことに加え、2つの「オゼンピック」単独療法試験ではプラセボと比較して優れた体重減少効果が認められたことなどが評価された。

 ノボ ノルディスクは、日本において薬価収載後すみやかに「オゼンピック」を上市する予定としている。なお、セマグルチドは米国食品医薬品局より2017年12月5日に、カナダ保健省より2018年1月9日に、欧州委員会より2018年2月9日に承認されている。

セマグルチド(遺伝子組換え) 添付文書
[Terahata]

関連ニュース

2019年04月04日
「糖尿病標準診療マニュアル」第15版(一般診療所・クリニック向け)を公開 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会
2019年04月04日
受動喫煙がCKDの発症を増やす 週に3日未満でもリスクは1.44倍に上昇
2019年04月04日
腎機能障害が2型糖尿病リスクを上昇させる 腎疾患と糖尿病の相互関係を解明
2019年03月28日
慢性腎臓病の早期診断に「D-セリン」が有用 糸球体ろ過量と強く相関 医薬基盤・健康・栄養研究所
2019年03月28日
SGLT2阻害薬「フォシーガ」 1型糖尿病に対する効能・効果の追加承認を日本で取得
2019年03月28日
肥満による基礎代謝低下の分子メカニズムを解明 肥満や2型糖尿病、脂肪肝の新たな治療法の開発へ 広島大学
2019年03月28日
京都大学などが「薬剤師教育プログラム」の開発へ 糖尿病患者の病態改善に薬剤師が積極的に関与
2019年03月26日
【レポート】スローカロリー研究会 第5回年次講演会 ゆっくり吸収されるカロリーを具体的に活用
2019年03月25日
抗血小板剤「ブリリンタ」が2型糖尿病合併の安定した冠動脈疾患患者の心血管イベントを低減
2019年03月14日
糖尿病治療の質は向上 しかし眼底や尿アルブミンの検査の実施率は低い 全国の374万超のレセプトデータを解析 国立国際医療研究センター

関連コンテンツ

編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
ページのトップへ戻る トップページへ ▶