患者さんの2人に1人がインスリン注射の「打ち忘れ」を経験 ネットワークアンケートより
2021年02月09日
インスリン治療を受ける患者さんの毎日のルーティーンは決して少なくない。そんな中で、ついインスリン注射を打ち忘れたり、決められた時間に打てなかったりといった失敗をすることはないのだろうか。患者さん485名にご協力いただいたアンケート結果をご紹介する。
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「打ち忘れ」「注射時間の遅れ」を半数以上が経験
糖尿病ネットワークは、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社と共催で、インスリン治療を受けている患者さんに「インスリン注射の打ち忘れ」に関するインターネット調査を実施。患者さん485名(1型糖尿病 322名、2型糖尿病 157名、その他の糖尿病 6名)の回答を得た。その結果、インスリン注射の「打ち忘れ」は全体の50.5%、「注射時間の遅れ」は全体の53.6%の人が経験したことがあると回答した。Q.インスリン注射を打つのを忘れたことはありますか?

Q.インスリン注射が、本来の注射時刻より1時間以上遅れることはありますか?

Q.インスリン注射が1時間以上遅れる頻度は、1ヶ月に何回くらいですか?(n=260)

1型患者さんの約半数が「打ったかどうかわからない」を経験
さらにアンケートでは、「インスリン注射を打ったかどうかわからなくなった」や、「注射した単位数がわからなくなった」経験についても質問した。その結果、1型糖尿病患者さんの約半数が「インスリン注射を打ったかどうかわからなくなった」ことがある、約3割が「注射した単位数がわからなくなった」ことがあると回答している。Q. インスリン注射を打ったかどうかわからなくなることはありますか?


Q. 注射した単位数がわからなくなることはありますか?


アンケート結果の詳細はこちらをご覧ください
調査概要
実施時期:2019 年 12月
調査方法:インターネット調査
対象:インスリン注射による治療を受けている糖尿病患者さん
共催:糖尿病ネットワーク、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
回答者数:485名
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