【新型コロナウイルス】35分でウイルスを検出できる「試薬キット」を発売 独自の「LAMP法」を活用

 栄研化学は、35分で新型コロナウイルスを検出できる「Loopamp 新型コロナウイルス2019(SARS-CoV-2)検出試薬キット」を、体外診断用医薬品として4月10日に発売した。
独自の遺伝子増幅技術「LAMP法」を活用
 「Loopamp 新型コロナウイルス2019(SARS-CoV-2)検出試薬キット」は、独自の遺伝子増幅技術である「LAMP法」の特長を活かし、検体(鼻咽頭拭い液または喀痰)より抽出したRNAから35分で新型コロナウイルスを検出するというもの。

 すでに500施設で導入されている同社の「リアルタイム濁度測定装置 LoopampEXIA」を用いて使用する。

 さらに、鼻咽頭拭い液からのRNA抽出は、同社の「Loopampインフルエンザウイルス用抽出試薬」を用いて、10分程度で簡便に行うことも可能になった。

Loopamp 新型コロナウイルス2019(SARS-CoV-2)検出試薬キット

 「LAMP法」は栄研化学が開発した技術で、(1)遺伝子増幅反応が等温で進行する、(2)6領域を認識する4種類のプライマーを使用するため特異性が高い、(3)増幅効率が高く、短時間に増幅可能、(4)増幅産物量が多く、簡易検出に適しているといった特徴がある。

 同社は同キットの承認を3月31日に取得。開発は、日本医療研究開発機構(AMED)の「感染症実用化研究事業 新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」における「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断法開発に資する研究」により実施された。

 同社は同キットについて「新型コロナウイルス感染症の診断補助として迅速な診断を可能とする」として、「感染の拡大阻止や重症化を未然に防ぐなど医療に貢献できる」と述べている。

 「Loopamp 新型コロナウイルス2019(SARS-CoV-2)検出試薬キット」の48テストの検査が可能な1キット当たりの価格(税別)は7万6,800円。

 「Loopampインフルエンザウイルス用抽出試薬」の48テストテストの検査が可能な1キット当たりの価格(税別)は2万円。

Loopamp 新型コロナウイルス2019(SARS-CoV-2)検出試薬キット 添付文書 (医薬品医療機器総合機構)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の研究開発課題について(日本医療研究開発機構)
[Terahata]

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編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
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